辞世

D001
「鳥のまさに死なんとするときは其の鳴くや哀し。人のまさに死なんとするときは、其の言うや善し」
★『論語』泰伯
曾子のことば 「鳥之將死 其鳴也哀。人之將死 其言也善。」死を前にした鳥の鳴き声は哀しい、死に臨んだ人間の言葉は真実なものだということ。実際にそう言ったのかは不明な言葉もありますが、偉人達の最期の一言を集めてみました。


最期の一言 [海外編 その一]
D002
「なるほど、これが死というものか。ところで・・・」
★カーライル
≪THOMAS CARLYLE 1795−1881 スコットランドの歴史学者≫

D003
「幕を降ろせ、喜劇は終わった。私はこれから、偉大なる“もしかしたら”を捜しに出かける」
★ラブレー
≪FRANCOIS RABELEIS 1494?−1553 フランスの作家≫

D004
「暗い!ああ、実に暗い!」
★モーパッサン
≪GUY DE MAUPASSANT 1850−1893 フランスの作家≫
一生独身で過ごし、精神病院で死んだ


D005
「バイバイ、キッド」
★ハンフリー・ボガート
≪ HUMPHREY BOGART (Bogey) 1899−1957 アメリカの映画俳優≫
妻である女優ローレン・バコールが子供たちを学校に迎えにいくために部屋を離れようとしたときにつぶやいた。映画『脱出』でボガートにバコールが言ったセリフ「逢いたくなったら口笛を吹いてね」というのがあった。バコールは夫の棺に小さな金の呼び子を忍ばせた。


D006
「もっと光を」
★ゲーテ
≪JOHANN WOLFGANG VON GOETHE 1749−1832 ドイツの詩人,作家≫
死の床で。そばにいた、ゲーテの息子は「もっと光を!もっと七光りを!」と父の死を嘆いたという話は・・・うそです。


D007
「わたしはすべてに退屈した」
★チャーチル
≪WINSTON CHURCHILL 1874−1965 イギリスの政治家,首相≫
1950年「今日は1月24日だ。父の命日だ。わたしもこの日に死ぬだろう」と予言している


D008
「あっちはきれいだ」
★エジソン
≪THOMAS ALVA EDISON 1847−1931 アメリカの発明家≫

D009
「私の仕事は終わった」
★ガーフィールド
≪JAMES ABRAM GARFIELD 1831−1881 アメリカの第20代大統領≫
1881年7月2日 テロリストのギトーに撃たれた。9月19日に感染症で死亡した。死の前日、側近は励ますためにまだまだやるべき仕事が残っていますと言ったが、「私の仕事は終わった」と言った。


D010
「あっちいけ、出て行け!臨終の言葉なんてものは、充分に言い足りなかったバカ者たちのためにあるんだ」
★カール・マルクス
≪KARL MARX 1818−1883 ドイツの思想家≫
家政婦が後世に書き残しておけるように臨終の言葉を言ってくださいと頼んだとき。


D011
「ムッシュー、お許しください」
★マリー・アントワネット
≪MARIE ANTOINETTE 1755−1793(仏)ルイ16世の妃≫
1793年10月16日、自分の死刑執行人の足を踏んでしまって


D012
「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます」
★イエス・キリスト
≪JESUS CHRIST BC・6?−AD・30? キリスト教の創始者≫
新約聖書『ルカによる福音書』より


D013
「ひどく助けが必要だ」
★ジミ・ヘンドリックス
≪1942-1970≫
1970年9月18日マネージャーの留守番電話に残した言葉が最後になった。事故、自殺、どちらの証拠も見つからなかった。


D014
「シスター、あなたはわたしを骨董品としていかしておこうとしている。だが、わたしはへとへと、もう終わり。これから死ぬところなんだ」
★バーナード・ショー
≪GEORGE BERNARD SHAW 1856−1950 アイルランド生まれ,イギリスの劇作家≫
見守る看護婦へ言った。


D015
「灯りを明るくしてくれ、私は闇の道中で家へ帰りたくない」
★オー・ヘンリー
≪O・HENRY 1862−1910 アメリカの作家≫

D016
「反対だ」
★イプセン
≪HENRIK IBSEN 1828−1906 ノルウェーの劇作家≫
医者が見舞い客に「快方にむかっている」と言ったときに。


D017
「私の円をみだすな」
★アルキメデス
≪ Archimedes BC.287?−BC.212 古代ギリシアの数学者,物理学者≫
ポエニ戦争の時、シラクサに住むアルキメデスは庭に砂をまいて幾何学の勉強をしていた。ローマの兵が彼の描いた図形を踏もうとした時、アルキメデスは叫んだ。ローマの兵に殺されてしまった。


D018
「死にゆく者には、なにごとも困難だ」
★フランクリン
≪BENJAMIN FRANKLIN 1706−1790 アメリカの政治家,哲学者≫
娘が死の床に横たわっているフランクリンに姿勢を変えるようにすすめて。


D019
「ブルータス、お前もか」
★シーザー
≪JULIUS CAESAR BC.100−40 古代ローマの政治家≫
権力を集めて王になろうとしていたシーザー(ユリウス・カエサル)は共和制を守る者達に襲撃された。その中に自分の子供のように信頼していたブルータスがいるのをみて抵抗をやめ、上衣で顔をおおい「ブルータス、お前もか」といって倒れた。この言葉は「飼い犬に噛まれた」ようなときに引用される。


D020
「大地よ、私が必要なのか。今行くよ」
★キプロスのゼノン
≪ZENON BC335?-263? ギリシアの哲学者≫
外出したとき転び、地面をこぶしで叩きながら叫び、自分で首を絞めて死んだ


D021
「クリトン、私は医学の神に雄鶏を一羽捧げるひとになっている。きみ、この捧げ物を覚えておいてくれ」
★ソクラテス
≪SOCRATES B.C470?−B.C399 古代ギリシアの哲学者≫
異端の罪で裁判にかけられ毒ニンジンの杯をあおいだ。


D022
「わたしは導きの摂理とわたしの人生の幸運に感謝する。ひとつはに自分が蛮族や獣ではなく男に、ギリシア人に生まれたことを。ふたつめは偶然にもソクラテスと同じ時代に生きたことを」
★プラトン
≪PLATON BC・427?−347?BC・ 古代ギリシアの哲学者≫
ソクラテスの弟子にあたる


D023
「さぁ、これからすこし眠るぞ」
★バイロン
≪BYRON1788−1824 イギリスの詩人≫

D024
「眠れる!やっと眠れる」
★ミュッセ
≪ALFRED DE MUSSET 1810-1857 フランスの詩人、劇作家、小説家≫

D025
「ポンティエ!ポンティエ!」
★セザンヌ
≪PAUL CEZANNE 1839-1906フランスの画家≫
1839-1906 かつて、絵の展示を断られた美術館の館長の名前を叫んだ


D026
「あなたがお先に。そうすれば、わたしの血が流れるのを見て、あなたは恐ろしがらずにすむでしょう」
★ロラン夫人
≪ROLAND DE LA PLATIERE 1734-1793≫
ロペスピエールの暴力革命に反対し、法の尊厳を主張して議会政治による漸進主義を唱えたたが粛清された。断頭台にて死ぬのを怖れているラマルシュに向かって言った言葉。
「おお自由よ、汝の名のもとにいかに多くの罪が犯されるか」という言葉も残している

D027
「葬儀はせずに灰は海にまいてください」
★ライシャワー
≪EDWIN OLD FATHER REISCHAUER 1910-1990 アメリカの歴史家≫


D028
「自分の国民の手にかかって死ぬことはつらいことだよ」
★エルウィン・ロンメル
≪ERWIN ROMMEL1891−1944 ドイツの将軍≫
ヒトラー暗殺に加わってナチスの追及に会いヒトラーに自決を命ぜられ服毒自殺


D029
「わたしをひとりにして・・・」
★ダイアナ・フランシス・スペンサー
≪1961-1997≫
1997年 パリで恋人のアルファイドとの密会をハパラッチから逃れようとして自動車事故。享年36歳


D030
「無駄なことだよ。悲しいことは一生続くんだ」
★ゴッホ
≪VINCENT VAN GOGH 1853−1890 オランダの画家≫
弟テオの「きっと助かる」という励ましに


D031
「消え去るより燃え尽きたい」
★カート・コバーン
≪1967-1994 ニルヴァーナのボーカル≫
1994年4月5日 ショットガンで頭を撃ち砕いた。その時の遺書より


D032
「僕が死んだらベイビーの隣に埋めてください。埋めるときには革ジャンと革のジーンズとバイカーブーツを着せてください」
★シド・ビシャス
≪1957-1979 元セックス・ピストルズのベーシスト≫
ヘロインの過剰摂取で死亡。のちに見つかった母宛の遺書に


D033
「退屈だからおさらばするよ」
★ジョージ・サンダース
≪GEORGE SANDERS ≫
自殺の遺書に


D034
「もう結構です。静かにさせておいておいて下さい」
★マリー・キュリー
≪MARIE CURIE1867−1934 ポーランド生まれ,フランスの物理学者,化学者≫

D035
「兄弟達よ、冷静にやろうじゃないか」
★マルコムX
≪MALCOLM X 1925-1965 アメリカの黒人解放運動の指導者≫

D036
「黒い光が見える」
★ユゴー
≪VICTOR HUGO 1802-1885 フランスの作家≫

D037
「どうもご苦労さま」
★マタ・ハリ
≪MATA HARI 1878-1917 オランダの踊子≫
パリでドイツへのスパイ容疑で逮捕され死刑宣告を受け銃殺。命令をくだそうとしている仕官にむかって言った


D038
「しかし、しかし、大佐・・・」
★ムッソリーニ
≪BENITO MUSSOLINI 1883-1945 イタリアのファシスト党首≫

D039
「さよなら。また会えたら・・・」
★マーク・トウェイン
≪MARK TWAIN 1835−1910 アメリカの作家≫
娘に向かって


D040
「死ぬことは構わないけど、夫をあとに残すことになるなんて。だれがあの人の面倒をみるのですか。あの可哀想な人はどうなるの」
★ローズ・ロダン
≪-1917 彫刻家ロダンの妻≫

D041
「これはお礼のしるし・・・これはおやすみよ」
★アン・ギルバート
≪ANNE GILBERT 1821-1904 イギリスの女優≫
髪を整えてくれた娘に二度キスをしながら

D042
「きみはすばらしいよ」
★コナン・ドイル
≪ARTHUR CONAN DOYLE 1859-1930 イギリスの作家≫
妻へ


D043
「穴の中で毒殺されたネズミのように私は死ぬんだ!私は私だ!私は私だ!」
★スウィフト
≪JONATHAN SWIFT 1667-1745 イギリスの作家≫

D044
「私の友人たちによろしく。私がどうしようもないヤツだったと教えてやってください」
★H・L・メンケン
≪H・L・MENCKEN 1880-1956 アメリカの批評家≫

D045
「私が書いたものはすべて焼却処分してください。そうすれば、ぼくが作家だったという証拠がなくなる」
★カフカ
≪FRANZ KAFKA 1883-1924 ドイツの作家≫

D046
「私は神と人間を怒らせてしまった。私の仕事が、当然到達すべきだった水準まで至らなかったからである」
★ダ・ヴィンチ
≪LEONARDO DA VINCI 1452-1519 イタリアの画家、建築家、自然科学者≫

D047
「ぼくの頭が!ぼくの頭が!」
★スティーヴンソン
≪ROBERT LOUIS STEVENSON 1850-1894 イギリスの作家≫

D048
「主が私の憐れな魂を助けてくださいますように」
★エドガー・アラン・ポー
≪EDGAR ALLEN POE 1809-1849 アメリカの作家≫

D049
「え?それだけですか」
★エリナー・ワイリー
≪ELINOR WYLIE 1885-1928 アメリカの女流詩人≫
コップ一杯の水を差し出されて


D050
「遅すぎたよ」
★ベートーベン
≪LUDWIG VAN BEETHOVEN 1770-1827 ドイツの作曲家≫
病に効くというブドウ酒を差し出されて


D051
「もうだめだ」
★パスツール
≪LOUIS PASTEUR 1822-1895 フランスの細菌学者≫
牛乳を差し出されて


D052
「もう長いあいだシャンペンを飲んでないなぁ」
★チェーホフ
≪ANTON PAVLOVICH CHEKHOV 1860-1904 ロシアの劇作家≫
妻にシャンペンを差し出されて


D053
「地面がいい」
★ディケンズ
≪CHARLES DICKENS 1812-1870 イギリスの作家≫
ソファに寝かされようとしたときに


D054
「もう地獄の炎が」
★ヴォルテール
≪VOLTAILE 1694-1778フランスの思想家,作家≫
枕もとの燃えるランプを見て


D054
「撃たれた、撃たれた」
★ジョン・レノン
≪JOHN LENNON 1940-1980≫
1980年12月8日 自宅前にてマーク・チャップマンに4発の銃弾を撃込まれた。