どんな場合でもそうですが、何か新しい事を知ろうとすると専門用語が沢山出てきて、それだけでうんざりしてしまいますね。パソコンの世界でも同じくです。ましてオペラの世界ではなおさらでしょう。ここでは中学生のときの音楽の教科書を紐解くような気分で、ごく一般的な用語の説明をしていきましょう
アカペラ 正しくはア・カペラ。伴奏なしの合唱曲で、最近はポップスの世界でラグ・アフェア等が活躍しています。ハモネプというテレビ番組でおなじみですね。

アリア オペラ、オラトリオ、カンタータなどで歌われる旋律的な独唱又は二重唱で「椿姫」で歌われる「乾杯の歌」はビールのコマーシャルに使われました。

アルト 軽自動車では有りません。女声の低い音域のパートです。

ヴェリズモオペラ 日常に起こった劇的な出来事を題材にしたオペラ。大抵は嫉妬がらみの殺人事件が多く扱われます。「道化師」などは本当に凄みのある作品です。

オペラコミック セリフと歌を併用したオペラで一般の「オペラ」のイメージと云えばこれでしょう。 

オペラセリア 正調オペラ等と訳されます。モーツアルトの「ティトウス帝の慈悲」の様にセリア(シリアス)なテーマを扱っています。

オペラブッファ セリアとは反対に諧謔に満ちたテーマを扱っています。その中でも最高傑作は「フィガロの結婚」でしょう。  

オペレッタ 「喜歌劇」と訳されます。ワルツ王ヨハン・シュトラウスの「蝙蝠」など楽しい作品が沢山有ります。

カウンターテナー 裏声で女声音域まで歌う、男性のアルト歌手。

楽劇 ワグナーのオペラ作品の幾つかを後世の人がこのように呼ぶことが有ります。ワグナーの作品が今までのオペラと比べて管弦楽に重きをおいたものが多い為ですが、彼自身は楽劇という言葉は使わなかったようです。

カストラート 男性歌手を去勢して変声期前の少年の音域を歌わせたそうです。(残酷!)

グランドオペラ 大規模で正統的なオペラの総称で、スエズ運河開通記念に作られた「アイーダ」などが代表的な作品です。

コロラトゥーラ唱法 華やかで技巧的な唱法で、ソプラノで「はっはっはっはっは〜」と歌うあれです。オペラ嫌いな人が第一に挙げる不自然な歌い方かもしれません。

ジングシュピール セリフの部分と歌の部分がはっきり分かれた歌芝居で、「魔笛」はこの手法で作られています。
  
ズボン役 女性歌手が男装をして、男役を演じるときの俗称で、太目のおばちゃん歌手が歌うときはもんぺ役という・・・のは冗談。「フィガロの結婚」ケルビーノ、「バラの騎士」オクタビアンなどが代表的な役柄です。

ソプラノ 女声の一番高い音域で、声質によって更に細かく分けることも有ります。例えばアクート、コロラトゥーラ、スブレット、ドラマティコ、リリコ・スピント等です。

タイトルロール オペラのタイトルになっている登場人物のことで、例えば「オテロ」「カルメン」「蝶々夫人」等です。

テノール テナーと同じ。男声の一番高い音域で、声質により細かく分けることがあります。例えばエローイコ、ブッフォ、リリコ等です。

バス 男声の一番低い音域で、声質により細かく分けることがあります。例えばカンタンテ、セリオ、ドランマーティコ、ブッフォ、ブロフォンド等です。

バリトン バスとテノールの間の音域です。バリトンの中でも低い音域を歌う人はバス・バリトン,反対はハイバリトンと分けています。

プリマドンナ オペラや芝居の主演女性歌手で、バレーの世界ではプリマバレリーナといいます。

ベル・カント 声質の華麗な美しさに重点をおいた歌唱法で「美しい歌唱法」の意味があります。 これに偏り過ぎた故の内容空疎な作品もありましたが、時間の試練に耐え切れず消えていった作品も数知れません。

ヘルデンテノール(バリトン) 華麗さと重厚さを兼ね備えたテノール(バリトン)で、英雄的な人物を演じる時などには欠かせないものです。

メゾ・ソプラノ アルトとソプラノの間の女声音域です。

ライトモチーフ 示導動機と訳されます。登場人物や状況を暗示する楽想で、手法としては古いものですがワグナーの「指輪」ではとても効果的に用いられています。

リブレット オペラや芝居の台本のことです。

レチタティーボ オペラにおける歌唱法の一つで、歌うより語る方に重点が置かれています。
 

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オペラ用語