オカメインコの寿命と年齢換算表

時々、オカメインコの寿命や繁殖年齢について聞かれることがあります。
動愛法の関係でも販売時説明書なるものを作成したときに、オカメインコの平均寿命を記入することになり、とても悩みました。
10歳すぎても元気なオカメはとても元気です。大きな病気さえしなければ15歳以上は充分いけると思うのですが、
実際には鳥は人間と違い体も小さく、医療面ではまだまだ検査や手術に限界があります。
病気をしてしまうと、人間なら助かるところをオカメインコの場合は残念ながら助からないこともあります。
また、オカメインコは成鳥になってしまえば、比較的丈夫ですが、雛のうちに落鳥してしまうケースなどもあり
現実として、実際に死亡時年齢の平均をとったら、10歳には届かないでしょう。

ネットや飼育書で平均寿命と書かれているのは、重大な病気などをしなければ、まあこれくらいは生きるでしょうという意味で、
あくまで予想年齢です。決してデータをとって平均を出したものではありませんので、15年だったり、18年だったり、
25年だったり、書いた人の考え方によって、いろいろに表現されているのは仕方のないことなのです。
(ちなみに人間の平均寿命も実際に死亡時年齢を平均したものではないそうです。)
現実的に考える方は、より短めの年齢を言う傾向にありますし、
飼い主さんに責任を持ってオカメインコの寿命を全うさせて欲しいと考える方は、より長めの年齢を言う傾向にあるかと思います。

私の知る限り、オカメインコ最高齢は30歳です。(うわさでは35歳)
けれど全てのオカメインコががそれほど長生きできるわけではありませんので、
一般的には20歳以上になるとカナリ長生きと言えると思います。

重要なことは、これからオカメインコを飼う方は、最低15〜20年、場合によっては30年お世話できる覚悟で
飼っていただきたいということです。

以下は繁殖面を中心にオカメインコの年齢を考え、人間と比較してみたものです。
オカメインコは生後2ヶ月でほぼ大人の骨格になるわりには、繁殖可能に成熟するのに時間がかかります。
一般にイメージされているよりは、実際は若く考えて構わないと思います。

※ ページの下方にも余談が書いてあるので、そちらも是非読んでください。

繁殖面中心に考えたオカメインコの年齢換算表 (個人的考察) 
塗り色はメス中心に考慮しています。(緑は繁殖可能。赤は巣箱を掛けてはいけません。黄は状況次第。)
オカメインコ 人間
1ヶ月 幼児 生後2ヶ月になると骨格はほぼ大人ですが、繁殖面ではまだまだです。
生後半年くらいで無精卵など産むメスもいますが、稀です。
2ー7ヶ月 小学生






8ヶ月 13歳 成長のよいメスが無精卵を産んだり、若鳥同士で交尾などすることがありますが、
まだ中学生くらいですので、人間側から巣箱を掛けて産卵を誘発させてはいけません。
若鳥同士が交尾しても意外と卵はできないものですが、どちらかが成鳥だと巣箱を
かけなくても卵ができてしまったりします。
9ヶ月 14歳
10ヶ月 15歳
11ヶ月 16歳 オカメインコは1歳でほぼ成鳥とされていますが、実際には高校生くらいです。
オスの羽の変化を見ても、1歳をすぎてから完成する鳥も多くいます。特にWFは遅い
ような気がします。いちおう繁殖可能ですが、やや早いかなあという感じです。特に
メスはまだ成熟途中なので産卵数や受精卵が少なくなりがちです。オスは繁殖可能です
12ヶ月 17歳
13ヶ月 18歳
14ヶ月 19歳 我が家では早い場合で、春生まれが翌年秋に、早春生まれが翌年晩春に繁殖デビュー
します。
15ヶ月 20歳





18ヶ月 22歳 できれば繁殖は1歳半以上が理想だと思います。
2歳 24歳 2−6歳のメスは、健康であれば、5−7個ずつ年に2−3回産卵することを考えれば、本当の
繁殖適齢期は2−6歳くらいかなと思います。(実際の繁殖が年3回5年間できるということでは
ありません。) ただし、満1歳のメスよりも6歳のメスのほうが産卵数は安定していますが、
体力の回復面から考えると、6歳の繁殖はできれば避けたほうが賢明だと思います。

もちろん、産卵トラブルの経験のあるメスは2−5歳でもできるだけ産卵させないよう配慮して
ください。
3歳 28歳
4歳 32歳
5歳 36歳
6歳 40歳
7歳 44歳 7歳を過ぎても産卵するメスはいますが、巣箱を掛けて産卵を誘発させてはいけません。
オスは繁殖可能ですが、若いメスとのペアリングが難しくなってきます。
8歳 48歳
9歳 52歳 オスは繁殖はできますが、育雛体力が心配になってきます。有精率が下がる場合もあります。
いくらなんでも引退させましょう。
10歳 56歳
11歳 60歳 10歳をすぎたばかり位なら、結構元気で、鳴声や運動面ではそれほど老いは感じられません。
しかしながら、若いときのピチピチやツヤツヤはいつの間にか失われています。
12歳 64歳
13歳 68歳 なんだか羽の艶がなくなって、少し老けたなと変化が見えてくることもあります。
お昼寝時間が増えたりなどは、仕方のないことです。そろそろ心配に思うかもしれませんが
毎日のんびり暮らさせてあげながらもできることはさせましょう。病気でなければ、
「普段は止まり木にとまって、餌を食べるときは下りてくる」ことと、部屋内を少し飛び回ることは
大切な運動です。いたわりのつもりで、運動不足の原因を作らないようにしてください。

重大な病気さえしなければ、このくらいまでは充分生きられるのですが・・・・
人間は医療の発達で、本来命に関わる病気も乗り越えている場合が多いので、
単純にくらべるのはやはり難しいですね。









14歳 72歳
15歳 75(76)歳
16歳 78(80)歳
17歳 81(84)歳
18歳 84(88)歳
19歳 87(92)歳
20歳 90(96)歳 20歳以上のオカメインコは私も飼育経験がないのですが・・・
仮に飼育経験があったとしても、生殖活動など指針にするものもないので、
人間の寿命120歳、オカメインコの寿命30歳として、割り出してみました。
繁殖面を基準に考えてみると、盛年期は1年で4歳でちょうどよいのですが、老年期も
4歳で計算すると、オカメインコの30歳が人間の136歳になってしまうので、老年期は
1年を3歳で計算しました。(医学的根拠には基づいていません。というより、遺伝的要素、
飼育環境によって、加齢スピードはそれぞれだと思います。)

カッコ内は老年期も1年を4歳で計算した場合で、20歳は96歳、25歳は116歳です。
医療面でのハンデを考えれば、こちらも妥当な考え方かもしれません。

なにはともあれ、ここまで元気に生きるオカメちゃんと飼い主さんには敬意を表します。
21歳 93(100)歳
22歳 96(104)歳
23歳 99(108)歳
24歳 102(112)歳
25歳 105(116)歳
26歳 108(120)歳
27歳 111(124)歳
28歳 114(128)歳
29歳 117(132)歳
30歳 120(136)歳

ところで、人間の出産可能年齢って何歳だと思います?
この表を作るにあたり、ネットで調べたら、なんと出産最年少は5歳だそうです。
(生まれた子供は無事成長しましたが、骨髄の病気で40歳で亡くなったそうです)
それから、出産最高齢は60代後半だそうです。。。 全く参考にできませんね。。。

この表ではオカメインコの10ヶ月を15歳としました。オカメインコの10ヶ月はなんとか繁殖できる年頃です。
10ヶ月で16−17歳くらいでもいいかなあという感じもしたのですが、人間の場合、薬の分量が15歳で大人扱いになることなどを考え、
オカメインコの10ヶ月と人間の15歳を「身体的にほぼ大人」としたものです。
また、交尾をしているから大人と思って、生後10ヶ月前のオカメインコに巣箱を掛ける方がいらっしゃいますが、
まだ中学生くらいだから早いですよとの警告も含めたつもりです。
わざわざ急いで産ませなくてもよいでしょう。



画像は生後10ヶ月ごろの若鳥たちの見慣れた日常です。
毎日交尾してもこの年頃同士なら巣箱を掛けなければ卵はまずできません。
以前、生後8ヶ月のオスと生後1歳半のメスが交尾しているのを見かけたのですが、1週間後にはケージ内に卵が転がっていて
あわてて巣箱をかけたことがあります。片方が成熟していると受精率はぐんと上がります。
できてしまった場合は応援するしかありません。

オカメインコの満1歳は17歳としました。産めることは産めますが、まだ親になるには少しかわいそうだなという感じです。

私が20代だったころ(笑)、人間の出産適齢期は24−5歳とのデータがありました。
少し古いデータ(爆)かもしれませんが、オカメインコも2歳になってからが本当の適齢期に入ります。

ところで、よく寿命に差しさわりのない繁殖年齢と回数を質問されることがあります。
答えるのはとても難しいです。産卵にはやはり、リスクがあります。
何度繁殖しても大丈夫な鳥もいれば、1個の産卵でも、命に関わる鳥もいるでしょう。
メスの体が心配だけれど、雛の顔も見てみたいという方が多いですが、ご家庭で
1歳半から4歳くらいまでの間に1−2回繁殖するくらいでしたら、寿命に影響する可能性はあまりないと思います。

最後に、ここまで作ってこのようなことを書くのもなんですが、日本人の平均寿命が何歳か聞かされても
自分が何歳まで生きられるのかは全く検討がつきません。

オカメインコに長生きして欲しいと思うと、寿命が気になると思います。
かわいがっていたオカメインコが早く死んでしまったら、何がいけなかったのだろうと悩む方がいるかと思います。
小さな命はデリケートです。
何年生きるかより、どんな風に生きるかが大切なのだと思います。
だからこの表はどうか参考までとしてください。


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