ディベート甲子園への道 2001

※ 新しいものが上になっています。


最終更新情報 2001.8.11 全国大会で使用した立論をUP  肯定側立論  否定側立論


全国大会(8月4日〜6日)  ご声援ありがとうございました! 残念ながら予選敗退

 8月4日(土) 予選第4組第1試合  肯定:会津若松市立第二中 0−3 否定:江戸川学園取手中(茨城)

 8月5日(日) 予選第4組第2試合  否定:会津若松市立第二中 3−0 肯定:多久市立東部中(佐賀)

          予選第4組第3試合  肯定:会津若松市立第二中 0−3 否定:神戸大学附属明石中(兵庫)

          <予選第4組の結果>

            第1位 神戸大学附属明石中 3勝0敗

            第2位 江戸川学園取手中 1勝2敗

            第3位 会津若松市立第二中 1勝2敗

            第4位 多久市立東部中 1勝2敗

             ※ 2位〜4位は得失点差による。 上位2校が決勝トーナメント進出。 


最終練習(8月3日)

 今日で今シーズンの練習も終了。まずは,もう一度ルールを確認した。東北大会では,このルール確認が役立ったので今回も同様に行った。次に,大人の人のディベートの実際を垣間見た。レベルの高いものを見せることで意識を高めようと考えたのだが,少しレベルが高すぎてついてこれかなかったようだった。後半は,肯定側,否定側を鍛えるべく2度の試合練習を行って仕上げとした。最後は明日からの心がまえについて確認した。あとは全力を出すのみである。

試合練習(8月2日)

 今日は,改めて立論の内容を確認し,カードの整理をした。使えるカードに精選した。質疑については,大人の人の例を参考に,より鋭い質問のありかたを具体的に検討した。専用のフローシートも作成し,その使い方について確認した。新しいことをやるというよりは,ほとんどが確認である。試合と同じフォーマットでの練習を繰り返しているので,時間感覚は身体に染み付いていると思う。あとは,作戦タイムの効果的な活用やステージにいる時以外のそれぞれの役割分担を確認しておきたい。朝刊に紹介記事が掲載された。カラー写真付きのものだったが,取材のわりにはそれほど詳しい文章ではなかった。

試合練習(8月1日)

 今日は久しぶりに6人がそろい試合練習を行った。5月段階の立論を用いて,我々の準備している以外の立論に対する練習を行った。大会では予想していないプランや立論が出る可能性も高いので,何が出てきても対応できる心がまえを作っておくようにしたい。質疑や反駁のあり方について,細かな点もチャックした。反駁でよく出す数字を立論に組み込めないか検討した。

試合練習(7月31日)

 今日も午後から約2時間の試合練習。試合の形をとっても相手側の立論を熟知しているため,今一つ緊迫感がない。そこで,パートを入れ替えたりして,できるだけ新鮮な気持ちで取り組めるようにした。夏休みに入って自分たちで調べたカードを反駁の中で使えるようになってきた。が,やればやるほど資料の収集が必要になる。第2反駁がなんとか形になりつつある。自分の言葉でしっかりと語れるように練習を重ねていきたい。

試合練習(7月30日)

 今日は久しぶりに試合練習を行った。気分転換も兼ね,いつもと違うパートを担当させた。違ったパートを担当することで,自分の本来のパートの位置が見えてくる場合もあるだろう。今後は,ひたすら試合練習を続けていくしかないのだろうが,ただ試合をこなすだけでなく,1つ1つをしっかりと振り返って検討し,より良い試合ができるように工夫していきたい。読売新聞社の記者が取材に来た。また,試合練習に先立ち,それそれのパートの役割を改めて確認した。最後は基本に忠実にやるしかないと考えた。

論題の理解(7月29日)

 今日は,各自がこれまで取り組んできた課題の確認を行った。都合により,ずっとついていることができなかったので,自分たちで確認を行わせた。それなりに調べ,論題についての理解を深めてきたようである。

試合練習(7月20日)

 今日は5名で試合練習を行った。東北大会の試合で1つだけ検討していないものがあったので,それを用いて肯定側チームを鍛えるための練習を行った。肯定側チームはすべて2年生である。最初から最後までの連携が課題である。僕と3年生が否定側に立ちビデオの立論を守りながら,肯定側と対戦した。最初は規定の時間通り流し,終了後,1反と2反を再度検討させ,実際にやり直しさせてみた。このような感じで,ずっくりと練習していくしかないだろう。明日から1週間は僕の都合が悪いため,個人で取り組める課題を与えた。かなりハードなものでるが,頑張って取り組んでもらいたい。

用語研究(7月19日)

 今日は全員が集合し,以前に課題として出しておいた用語の意味を確認した。分かって当然と思われるような語句であっても,それぞれの生徒に意味を述べさせてみれば様々である。ここで,用語の意味についてすり合わせをおこなっておくのは大きな意味があると思う。約2時間の学習でかなり用語に対する理解が進んだと思う。当分は,試合練習ができそうもないので,各自が学習を進めていけるような刺激を与えたいと思う。

2対2(7月14日)

 今日は3人しか集まらなかった。運動部の活動があるのでやむを得ない。このあたりが2年生中心のチームの苦しいところである。そこで僕を入れて4名が2つに分かれて試合練習を行った。反駁担当者は1反と2反と続けて担当する。このことで,反駁のつながりが,いつもより意識されたようである。通常自分が担当している以外のパートを経験することで,自分の担当パートの役割もより深く理解できたのではないだろうか。来週は,全員が集まれる機会がないので,語句の理解など各自が進めておける課題を提示し,それに取り組んでおくよう指示した。

試合練習再開(7月13日)

 試合練習を再開した。東北大会のビデオを使い,もう一度試合を組み立て直してみた。相手側立論のストーリーはほぼ理解できているので,試合当日よりはまともな反駁ができたと思う。それでも,まだ一貫した反駁ができていない部分もあり,さらなる練習が必要である。特に限られた時間で,いかに効率的な反駁を組み立てるかが課題である。京都議定書関係の新聞記事が多いので,これからも注目し,資料収集にあたっていきたい。大会までの練習日程も確認した。それぞれ用事があり,全員で練習できる回数は意外と少なかった。

ビデオ視聴(7月11日)

 東北大会の試合の様子をビデオに収めてきたので,フローを取りながら見てみた。相手の様子はともかく,自分たち,特に自分自身の様子を見ることは普通はできないわけで,ビデオでそれを見てみるのはとても勉強になる。そして,途中で止めることもできるわけだから,本当は「〜すべきだった」という検討が可能になる。そんなことを考えながら,否定側に立った試合を2つ見た。ただし,ビデオを見て楽しんでしまう傾向もあり,まだまだビデオが生かされていない。そのうち,今回対戦した学校の立論をもとに,試合形式の練習を行ってみたいと思う。卒業生が練習に来てくれた。

東北大会(7月8日)

 仙台市で東北大会が行われた。急遽1チームが出場を辞退し,6チームで優勝を争うことになった。最初はトーナメントで行われる予定だったが,3チームずつ2つにわけての予選リーグ。そしてリーグ1位による決勝戦が行われることになった。我がチームは,山形大学教育学部附属中学校,山形県東根市立第一中学校と同リーグに入り,それぞれ3-0で勝利し,リーグ1位となって決勝に臨んだ。相手は,昨年の決勝と同じ福島県いわき市立江名中学校である。決勝では否定側となり,2-1で勝利し優勝することができた。念願の全国大会出場を決定した。

試合練習(7月7日)

 東北大会前の最後の練習。もしかすると,これが今シーズン最後の練習になるかもしれない。卒業生が一人来てくれた。最初にルールの確認を行い明日に備えた。実戦経験がないので,1つ1つ確認していくしかない。その点,卒業生の存在は大きい。試合練習を2回行った。すでに両方の立論に精通しており,何度も練習を繰り返しているので,反駁もリズムがある。しかし,明日はこのようにはいかないだろう。最後に,それぞれ決意を語って締めくくった。あとはベストを尽くすだけである。

試合練習(7月6日)

 東北大会まで練習できる時間も限られてきた。焦っているのは僕だけで,生徒の方はそうでもないようである。カードゲームなどをして余裕しゃくしゃく。立論は改良を加えているときりがないので,これで完結とし,それをもとに試合練習をした。自分なりに話せるのだが,それが必ずしもきちんとした反駁にはなっていない。やはり,相手の話をよく聞き,しっかりと理解する必要がある。もう,ここまでくれば腹をくくるしかない。もてる力を十分に発揮できるように応援していきたい。

試合練習(7月5日)

 今日も図書室で練習。僕の1時間ほど練習につきあった。立論がかたまってきたので,あとは試合練習が良いのだろうが,斬新な立案があるわけでもなく,別なチームがいるわけでもないので,試合練習といってもマンネリ化は避けられない。今日は第二反駁に進歩の跡が見られた。昨日の停滞が今日のバネになったのかもしれない。立論は,見直せば見直すほど,改善点が見えてきてきりがない。大変である。生徒たちのムードは良い。すでに東北大会で勝った後の心配までしているくらいである。

試合練習(7月4日)

 今日も図書室で練習。各自準備をした後,試合練習を行った。それなりに話せるのだが,どうもかみ合わない気がしてならない。やはり,まず相手の議論をしっかりと聞き,フローを取ることが大切だと思った。自分の考えを主張するだけでは議論にならない。今日は,暑かったせいもあるのか,どうも切れがなかった。練習をすれば,それだけ順調に伸びていくとは限らないのだろうが,大会まで日数がないだけに心中は穏やかではない。直接試合に出場しない僕にできることは,もうほとんど終了したようなものだが,少しでも気づいたことを改善し,生徒たちの力を引き出せるようにしたい。

試合練習(7月3日)

 今日は2時間ほどの練習。図書室がホームグラウンドのようになってきた。ムードもまずまずである。今日は役割別に準備や練習をした後,4対3で試合練習を行った。連日,試合練習に取り組んでいるためか,それなりに試合の形ができてきている。ただし,形だけにこだわると,肝心の内容が弱くなってしまう。1つ1つの議論を振り返り,相手が何を主張しようとしたのか,それに対して有効な反駁ができたのかどうか吟味していきたい。自分自身がゲームに参加して喜んでいる状態なので,冷静な目で試合を見られるようにしたい。東北大会の参加計画が完成したので配布した。大会まで,あと少し。いよいよである。

試合練習(7月2日)

 放課後になると自然とメンバーが集合してくるのは気持ちの良いものである。しかし,今日は残念ながら反駁担当の1名が学校を欠席。それで,他の反駁担当が1反と2反の二役をこなす形で試合練習を行った。試合練習は1回のみで,あとは2反の再練習。この流れだったら,どのような2反が効果的だったのか振り返り,時間をとって考え,それを4分で実際に話してみるという練習を行った。立論と質疑はフローを取りながら,読みと質疑応答の練習に取り組んだ。ディベートの楽しさが味わえるようになってきたが,全国レベルを知ってしまった僕としては,まだ納得はできない。立論についてもさらに検討が必要だが,なかなか手を入れる時間がない。

試合練習(7月1日)

 東北大会前,最後の日曜日の練習である。午後からの練習だったのだが,午前中から来た生徒もいて,午前中はカードの整理。午後は試合練習を2回行った。第2反駁の台本を作成して,それにのっとった形で反駁を試みた。試合の流れを的確にとらえ,それを整理して第2反駁を行うわけだが,まだ慣れていないので容易なことではない。カードは使えるようになってきたが,逆にカードに頼りすぎつ傾向もあり,自分の言葉で説明する部分が少なく,時間の管理も十分でなかった。1試合目を録音して聞きなおしてみたが,それぞれ癖もあり,これからの改善点が見えてきた。残り1週間は,そうした点に注意し練習を進めていくことになる。また,立論の見直しも必要だ。

試合練習(6月30日)

 久しぶりの週末の練習。比較的時間はあるが,問題は内容である。ここまでくれば試合練習しかないのだろうが,肝心の立論がまだ固まっていない。日米首脳会談もあり,まだまだ新たな展開もあり得るような気がする。よりよい立論を考えながら,しかもゲーム練習も重ねていくしかないだろう。今日は卒業生が4人来てくれたので,彼らに進行やジャッジをしてもらいながら,僕を含めて4対3で試合を行った。第3者に流れを見てもらえるのは意義のあることである。以前と比べると立論や質疑はそれなりのレベルになってきたが,反駁はまだまだと言える。ここに来て,実はフローがきちんと書けていないことが判明してがっかりしたが,これから立て直していきたい。

試合練習(6月29日)

 今となっては僕を含めて7人なのだが,今回は4対3に分かれてのディベートマッチ。準備時間等もできるだけ実際の試合に近づけて,試合の雰囲気を味わえるようにした。それぞれが自分の役割を持っての練習である。ただ,立論はこれまで何度も検討してきたものなので,ある程度の反駁はできて当然である。これが試合では予想外のメリットやデメリット,発生過程や証拠が出てくるのであるから,この程度ではまだまだである。今日の最大の収穫は,実際の雰囲気を味わい,ディベートの楽しさを感じられたところであろうか。いよいよ練習も1週間だけになってしまった。勝利をめざして頑張りたい。

否定側立論案を用いての練習(6月28日)

 否定側立論は,肯定側のプランに対応する形で提出するのが望ましい。そこで,肯定側がどのようなプランを出したら,どのように対応するかを考えた。これはプランや,メリット,デメリットの理解を深めることにもなる。僕自身は理解しているのだが,生徒にとっては難しい部分が多いようで,とりあえず1つ1つ説明してみた。こうした学習は試合で必ず生かされるという保障はないが,いつか,どこかで役に立つかもしれないとう程度のものである。しかし,こうした検討を繰り返していくことで,論題についての理解が深まるのは間違いない。やりたいことはいろいろあるのだが,時間が限られているのは辛いところである。

否定側立論案を用いての練習(6月27日)

 昨日使った否定側立論案での再度の練習。今度は2、3人が組みになり,肯定側,否定側に別れて,否定側立論を攻撃し,防御した。素晴らしい着眼点もあり,進歩が伺えた。繰り返していくと,少しは話せるようになってきた。しかし,試合までにはまだまだ練習が必要である。カードがないし,多少あっても反駁で活用できていない。ナンバリング等も身についていない。まだまだ練習は必要である。とりあえず,雰囲気がつかめてきたという段階である。これから,どんどん実践練習を行っていきたい。

否定側立論案を用いての練習(6月26日)

 期末テストも終了し,ようやく練習再開。否定側立論案を用いて,読みや質疑,反駁の練習をした。人数がいたので,第2反駁で終わらず,第4反駁くらいまで続けてみた。最初はなかなか話せなかったのだが,次第に内容はともかく話すことはできるようになってきた。いまだにカードが整理されていないので,なかなか証拠を伴った反駁ができない。はやり準備が大切だ。でも,時間が十分にない(笑)。あと何回練習できるか分からないが,1回1回を大切にして,少しでもまともなディベートができるように努力していきたい。まずは,しっかりとフローをとることだ。

チーム練習(6月17日)

 1週間に一度しか練習できないのは,大会を前にして辛いところである。しかも,メンバーがそろわない(笑)。8時半からスタートしたが,生徒は2名だけである。それに対して高校生が3名,それに特別コーチと僕。とりあえず2人の生徒を鍛えるしかない。今日は肯定側立論案を使っての反駁練習を中心に行った。立論案は前日の2時までかかって僕が作ったものである(笑)。まだ,試合と同じ時間で実施するのは困難なので,準備時間や反駁の時間を多めにとって練習した。午後は,生徒が入れ替わり3名の生徒で同様の練習をした。それなりに反駁できるようになってきたが,昨年のことを思うと,まだまだである。2年生だから・・・と妥協せず,出場する以上は勝ちに行きたいと思っている。この練習では,全体を見通すこと,立論の効果的な活用など,いろいろと勉強することが多かった。週末以外の個人の学習を工夫していきたい。

チーム練習(6月10日)

 とりあえず,肯定側,否定側の立論ができたので,それを用いて試合を行うことにした。2年生4名が参加。高校生3名も来校。そして,銀行にお勤めで学生時代はESSでディベートに取り組まれた卒業生が来てくださり,特別にコーチしていただいた。最初に大学のディベートについて話があった。次に中学生4人組対高校生と僕の3人組で対戦。中学生は昨日検討した否定側立論を用い,僕らが肯定側。否定側の準備時間や反駁の時間を増やしてハンデを与えた。2年生にとっては自分たちだけでチームを作るのは初めてなので,試合前から気合が入っていたようだった。肯定側は,高校生が立論と質疑を担当し,反駁は2つとも僕が担当。高校生が進行し,特別コーチに好評をしてもらうことにした。思ったよりディベートっぽい試合ができた。その後,1つ1つのポイントごとに講評をいただいた。同時にカードアタックやデメリット切りのポイントなどを教えていただいた。生徒はもちろん,僕もディベートは素人なので,とても勉強になった。5時前まで学習した。コーチからは励ましの言葉もいただき,多くの刺激を受けることができた。身近にディベートに詳しい人がいることが分かり,心強く思った。

否定側立論の検討(6月9日)

 この週末は連休である。東北大会まで1ヶ月しかない。気は焦るが,練習は進まない。この日は8時半からスタート。3年生は部活があり,2年生6人での学習である。心強いことに高校生が2名来てくれた。今回は,1対1で否定側立論を検討した。2週間前に配布した立論案の骨組みに,自分で集めた証拠資料をつけ,それを否定側立論として読み,質疑,反駁を行った。これまでよりも,時間いっぱい話せるようななってきた。しかし,立論6分を使いきっていない。つまり,証拠資料がまだ十分でないのだ。後半は,高校生と2年生で急造チームを作り,僕が相手になって試合を行った。初めてだったが,反駁を担当した2名が,そこそこやったので嬉しかった。12時半ごろに終了。

論題についての学習(6月2日)

 ディベートに関する学習会は,部活動の関係もあり第2,第4土曜日に行うことになっている。しかし,先を危ぶむ僕は,時間のある生徒を集めて学習会を実施することにした。今回は,税制を中心に行った。集まったのは2年生3人。税制など,いわゆる公民的分野については全く学習していないので,一からの学習となる。環境税による税収をどのように用いるのかを中心に検討した。直接税と間接税,国税と地方税の違いから説明しなくてはならないわけで,実に骨の折れる学習会だった。けれども,生徒の意欲は素晴らしいものであった。頑張っただけの成果を出せるように支援していきたいと思う。約2時間の学習会はあっと言う間に終わってしまった。

「ジャッジから見たディベート講座」(5月27日)

 昨年に引き続き,今年も「ジャッジから見たディベート講座」に参加した。会場は約200キロ離れた宮城教育大学。高速を飛ばしても2時間はかかる。昨年と同じ会場であるが,建物はリニューアルされていた。講師は連盟理事の筑田先生である。以前から,HPの掲示板には遊びに来ていただいていたので,直接ご本人とお会いできることを楽しみにしていた。想像していたより,がっちりとした体格の方だった。参加者は7名。前日に「体験講座」があり,そちらには数十名の参加があったようである。

 10時からスタートした講座は,和やかな雰囲気の中で行われた。まるで大学のゼミのようである。講師の筑田先生が具体的な例を織り込みながらディベートの何たるかを説明され,それに参加者が質問していくようなスタイルだったので,とても理解しやすかった。ジャッジの姿勢やジャッジの視点はもちろん,ディベートの構造や根拠の提示の仕方など,ディベートを考える上でとても勉強になった。また,連盟の「審判講習会」のテキストを用いて練習問題を考えることにより,実際的な対応も学習した。

 昼食後,中学生の「ゴミ収集を有料化すべきである」のディベートをビデオで観ながら,実際にフローを記入して判定を考えた。黒板にそれぞれがメリット,デメリットをどのように評価したか一覧表にして整理した。僕だけ肯定側に厳しい判定を出した。参加者がどう考えたかを話すとともに,筑田先生がどのように考えたかを説明した。実際に判定を吟味するということはほとんどないので,とても勉強になった。3時過ぎに終了。今年の論題に関する情報も得られ,有意義な1日だった。

肯定側立論の検討(5月26日)

 2週間ぶりに8名の生徒が集合し学習会を行った。部活動の都合があり,午後1時からのスタート。きちんと全員が時間までに集合しているのは当然とは言え素晴らしいことである。さらに昨年度の生徒(現高校1年生)も集合し,学習会はスタートした。以前に課題を出していたので,それを踏まえて肯定側立論の読みと質疑に絞って学習を進めた。立論については骨格を示しておいたので各自が資料を探し織り込むという形をとっている。それを披露し,それに対する質疑を行った。今年度のメンバーを二人1組とし,そこに高校生が一人ずつ入り,指導しながら学習を進めた。それなりに資料を収集し立論を考えてきたようである。時間内に立論を読み終えられない生徒や,3分間の質疑に耐えられない生徒もいたが,回を重ねるごとに,それらしくなってきた。4時半過ぎまで行った。まだまだ形にならないが,先輩方が学習会に顔を出し,後輩の面倒を見てくれるのは本当に助かる。これからも,こんな感じで学習を進めていきたい。終了した頃には現高校2年生も姿を見せた。とても嬉しかった。

立論案の作成と検討(5月第4週)

 過去2年の取り組みから考えれば,この時期にたとえ骨組みにせよ立論を検討できるというのは進んでいる(笑)。若いメンバーがそれなりに努力しているので,僕の方も時間を見つけてはたたき台になるような立論案を作成した。すでに肯定側の立論案は作成して配布済みなので,今度は否定側の作成である。例によって証拠資料のない立論案を作成した。さらに,肯定側の立論についても自分なりに証拠資料をはめ込んでみた。立論は一度には出来ないのだが,とりあえず形になると嬉しいものである。取り組んでいても時間があっと言う間にすぎていく。立論を書くと,それに対する反駁が見えてくるから不思議である。自分の立論を自分で崩し,さらにそれに対抗しようとする。まさに一人ディベートである(笑)。こうした作業が生徒自身の手で行われるように支援していきたい。

肯定側立論案の作成(5月17日)

 ディベートは,試合でのやりとりはもちろん大切なのだが,それ以前の問題として,いかに論題について理解しているか,それを立論という形でいかに表現しているかが重要である。したがって,試合の進め方という方法的なことともに内容的な学習が大切となる。そこにディベートの教育的な価値があるようにも思う。試合の勝ち負けで終わるのではなく,テーマについてより深く調べ,考え,提案できることが大切なのだろう。

 そんなわけで試合にのぞむには立論が必要なのだが,初心者である生徒たちには,まだ試合用の立論を1から作成する力量はない。ある程度の骨組みを提案し,それを補強し肉付けするかたちで立論形成にかかわらせるというのが手っ取り早い方法だと考えた。そこでまず,肯定側立論案の作成に着手した。肯定側立論の場合は,定義,プランがまず必要で,その次にメリットが出てくる。今回の論題ではプラン自体が大きな意味を持ちそうだが,そこで考え過ぎると少しも先に進まないので,とりあえず仮のプランとして考えてみた。メリットもいろいろあるのだろうが,まずは1つだけにして発生過程,重要性を書いてみた。立論作成は非常に骨の折れる作業だが,形になった時の喜びは格別である。あくまでも骨組みだけなので,証拠資料は1つもない。そこで,作成した立論案を生徒に配付し次のような課題を与えた。全員が集まって学習する時間はとれないので,各自が自分で時間を見つけて学習を進める方式をとったのである。

 1.立論案の内容を理解する。語句の意味も説明できるようにする。

 2.立論案にそって,証拠資料になるものを集める。

 3.立論案を攻める場合,どこをどのように攻めるか考える。その時の証拠資料を探す。

 4.3のように攻められた場合,どのように守るか考える。その時の証拠資料を探す。

 5.さらに有効なプラン,メリットはないか,もっと効果的な立論は作成できないか考える。

 8名の生徒は1週間という時間の中で上記の課題に取り組む。次週,この学習の成果を確認する形で試合練習を行う予定である。選手選考も兼ねた形になるだろう。それまでの間,僕は否定側の立論案を作成することになる。立論案を作成しながら,地球温暖化についての理解を深めていきたいと思う。

モデル立論による体験ディベート(5月12日)

 GWが終わり,ディベートへの取り組みを希望した8名の生徒は課題であるリンクマップや発生過程シートをそれなりにまとめて提出した。予想に反して脱落者なし(笑)。東北支部からは27日に行われるジャッジ講座の受講票が送付されてきた。いよいよ本格的にディベートへの取り組みが始まるのだという実感が沸いてきた。昨年,一昨年の成績を考えると自分自身プレッシャーを感じてしまうので,今年は今年という感じで取り組んで行こうと考えていたが,いざ実際にスタートするとなると勝ちたくなってしまうから不思議だ(笑)。11日に明日の練習の概要をプリントにして配付。全員参加できるようだった。自分としてもネットから収集した資料を読みなおしたり,退勤時に書店に立ち寄って新書を2冊ばかり購入して明日の練習に備えた。

 12日,約束の8時半に学校に行くとすでに8名全員が昇降口に集まっていた。加えて昨年ディベートに取り組んだ2名の高校生も来ていた。実に心強いことである。さっそく会場の会議室に入り練習に取り組んだ。この日は,論題に対する理解及びモデル立論「日本は炭素税を導入すべし」によるディベート体験である。最初に時間を取り,モデル立論に対する攻めと攻めに対する守りを考えさせた。まだ実際のマッチ経験がほとんどないので,どのように攻めたり守ったりすれば良いのか,どのように進めていけば良いのかイメージできない生徒が大半だった。そこで,高校生と僕が実際にディベートをやって見せることにした。昨年,全国大会で第2反駁を担当した彼は,30分程度の時間で論題についての知識を詰め込み,僕と対戦したわけである。質疑2分,反駁は各3分というミニ版であるが,目の前でそれなりのディベートを見ることは初心者にとっては意義のあることだろう。生徒にはフローシートへ記入させながら観戦させた。フローへの記入も満足にできないのが現状であり,すべてが学習である。

 その後,3人1組となり三角ディベートを行うことにした。立論はモデル立論を使用する。3つの班ができたので,僕と高校生が1人ずつ入りコーチする方法をとった。反駁では時間を持て余してしまう光景が多く見られたが,今の段階ではやむを得ないだろう。ディベートの技術以前の問題として,論題に対する絶対的な知識量が不足しているのである。1時近くまで練習をして終了した。さっそく,僕が購入した本や資料を借りて行く生徒が出てきた。実際にディベートをやってみて初めて自分の知識不足を実感するのだろう。実感を伴ったものでなくては次の行動への意欲付けにはならない。まだまだレベルは話にならないのだが,自分の力のなさを実感できたのがこの日の練習の最大の成果と言えるだろう。

チーム結成 オリエンテーション(4月)

 12月の講座以来,ディベートに興味を持った生徒がおり,その生徒がいたおかげで僕もディベートのことを意識し続けることができた。しかし,年度末・年度始めは仕事が多く,ゆっくりとディベートについて取り組む時間がなかった。そんな中,とりあえず環境税に関する資料を集めた。昨年の死刑制度に比べて,環境系は苦手な分野である(笑)。連盟のHPの掲示板を見てみたり,専門機関に資料を請求したりした。また,図書室掃除担当の強みを生かして,学校の図書室で環境に関する本を探したりした。1冊だけ温暖化に関する新書も購入した。そして,自分なりに少しずつ理解を深めて行った。2年生の熱心な生徒が僕の資料をすべて借り受け,自費でコピーをした。彼のやる気には頭が下がる。

 4月も下旬となり,ゴールデンウィークが近づいてきた。大会まで約2ヶ月である。運動部の練習は本格的になり,全員が何らかの部活動に所属している我が校で,本当にチームを組めるだけの生徒が集まるかどうか不安であったが,4月23日のお昼の校内放送で生徒に呼びかけた。さっそく数名の生徒が資料をもらいに来た。これからディベートに取り組んでいくための覚悟(部活動との両立などを含めて)のほどを確認する必要があるので,すぐに参加希望を受けつけず,取り組みに関する資料を読ませて,しっかりと考えさせることにしたのだ。昨年の講座に参加しなかった生徒も資料をもらいに来た。参加申し込みは4月中とした。4月26日,帰宅してみると連盟から今年の大会の要項が届いていた。なんというタイミングの良さだろう(笑)。

 申し込み締め切りの4月27日,最終的に参加申し込みをしたのは,2年生6名,3年生2名の計8名。すべて男子である。このうち,5名は昨年の講座に参加している。8名という人数は多すぎず,少なすぎず,2チームの編成が可能で自分としては適当なものだと思った。部活動の内訳は,ソフトテニス部4名,剣道部2名,卓球部,サッカー部各1名である。いずれも我が校の優秀な人材である(笑)。さっそくオリエンテーションを開いた。今後の取り組みについて,まず心構えを話した。全国制覇する以外は,必ず負けることになる。負けた時に取り組みのあり方が出てくる。勝ち負けだけでなく,何のために,どのような姿勢で取り組んでいくのかを語った。連休はどの部も練習や試合があるので,全員が集まって学習することは不可能である。そこで,論題に関するある程度の資料を配付し,各自で時間を見つけて学習を進めるように指示した。また,リンクマップ等を作成させることにした。提出期限は7日である。この日までに提出がない場合はリタイアしたものとみなす。選手選考の第一関門である。

論題決まる(2月17日)

 僕のHPの掲示板にディベート関係のカキコがあった。それは連盟の筑田先生によるもので,2001年のディベート甲子園の論題が決まったという内容だった。論題は「日本は環境税を導入すべし。是か非か。」である。筑田先生は,モデル立論集で炭素税について執筆されており,この論題については詳しい方でもある。過去2年と違い,この時期に論題を知ったという意義は大きい。これまでの経験から,ディベートでは当日の論戦以前に,それまでの論題に対する理解,資料収集がいかに大事であるかを実感しているからである。

 数日後,まずはインターネットで「環境税」をキーワードに検索をしてみた。かなりHITした。資料の収集は昨年の死刑制度よりも容易な感じである。しかし,それは資料の解釈や立論の幅の広さも意味する。時間はあるものの油断はならない。試合での勝利を目指すのはもちろんだが,その前に環境というテーマについて自分なりに理解を深めていきたいと思う。

 20日,学校に全日本ディベート連盟から資料が送付された。高校生向けのディベート合宿についての案内である。勝ち負けだけでなく,ディベートの本質に関すること,すなわち,いかに論題について理解を深め,前向きで発展的な議論をかみあわせていくことができるかということを改めて見つ直すような趣旨の内容であった。昨年のディベーターに資料を配布した。

第2回ディベート講座(12月9日)

 第2土曜日の午前中に2回目の講座を実施した。1・2年生7名,夏の全国メンバーが2名参加。途中から,初代ディベーターズ(現高校1年生)が2名参加した。総勢11名である。午後から部活動のある生徒もいるのだが,時間をやりくりして参加してくれるのは,とても嬉しいことである。開始時刻前に,すでに昇降口前で僕が来るのを待っていた。

 今回は,ディベートの醍醐味である反駁に力点を置いてみた。ただし,反駁を楽しめるようになるためには,自分の立論はもちろん,相手側の立論をしっかりと理解しておく必要がある。そのためには,やはりフローへの記入や立論の構造を理解する必要がある。そこで,まずプランからメリット,デメリットが発生する過程をどのように理解するのか説明し,そこでの根拠の重要性について話した。また,質疑のあり方やコミュニケーションの責任についても触れた。その上で,第1回のディベート甲子園決勝のビデオを視聴しフローに記録した。まだ,書き取れない生徒が多い。続いて質疑も視聴した。少し時間をおいて反駁を体験させようとしたが,まだ十分に立論を理解していないので,発生過程を流れ図でまとめさせた。その後,ビデオで反駁を視聴した。試合経験のない生徒たちは勝手なことを言っていた(笑)。その上で,論題であるサマータイム制に関する若干の資料を提供した。そして,2名ずつの組を4つ作り,肯定,否定に分けた。少し時間をとって作戦を考えさせ,否定側第一反駁からのディベートを実施した。

 たまたま,高校生が来てくれたので,それぞれのジャッジになってもらいディベートを進行した。3年生以外はまだ4分間話し通すことができない。論題についての理解が不充分であることが最大の原因だと思われる。講座のはじめに,ラベリングやナンバリングについても触れたが,ほとんど使うことができない。まあ,2回目のディベートでそこまで要求するのは酷かもしれない。全国大会の雰囲気を味わい,そのレベルを知っただけでも良しとしなければならないだろう。リサーチを含めて,ディベートの楽しさを伝授したい。早く来年度の論題を知りたいものである。これまでの1ヶ月程度の短期集中型の取り組みでなく,じっくりと準備して大会に臨んでみたい気がする。勝敗は別としても・・・。

第1回ディベート講座(12月2日)

 土曜日の午後,1回目の講座を実施した。1・2年生11名とともに,夏の全国メンバー4名も参加。まず,講座実施の意図等を簡単に話したあと,参加者全員の自己紹介。さっそくタイマーを活用し,一人1分ずつ前に出て話させた。これは単なる自己紹介ではなく,1分という時間を意識して話すという演習の1つである。驚いたことに,1分という時間をうまく使って自己紹介できた生徒が多く驚いた。彼らには十分に素質があると思った。

 その後,ディベートの概要について説明。今回の講座は昨年,池田修氏を講師に山形で行われた「ディベート体験講座」を念頭において実施した。池田氏のように説明することはできないが,プリントを用いながら,ディベートの4条件,ディベートマッチの構造,勝敗の決め方,試合の流れ,フローシートの書き方などを説明した。初めての生徒たちにとっては,用語もなじみのないものであり,なかなか具体像がイメージできないようであった。そこで,全国メンバー4人を相手に,1対4でディベートマッチを実演した。論題は「日本はサマータイム制を導入すべきである」で,本に掲載されていた立論を用いた。参加者には試合のフローを記入させた。これで,ディベートの雰囲気をつかむことができたようである。

 後半は,体験ディベートということで,3人1組でディベートマッチを実施した。3年生を含めて5つのグループを編成。3年生は同一グループに入らないようにした。3年生が適切に指導を入れられるようにするためである。論題は「若松二中は給食を導入すべきである」である。まず,15分程度時間をとり,肯定側,否定側の簡単な立論を考えさせた。その上で,立論2分,質疑1分,反駁2分2回でマッチを行った。最初こそ,時間を使いこなせない様子だったが,次第に慣れてきてたようだった。また,3年生の様子を見て得たものも大きかったようである。今回は,3年生がそれぞれ2勝。当然の結果だと言える。

 3時間半にわたったが,それぞれディベートの楽しさを味わったようである。やはり,ディベートは見るものではなく,実際にやって楽しむものである。これからも,多彩な方法で鍛えていきたい。

呼びかけ(11月下旬)

 今年の大会が終了して以来,何人かの生徒からディベートについての問い合わせを受けていた。しかし,すぐに次の取り組みを始動する気にもなれず,どんどん時間が過ぎていった。学校では文化祭や期末テストも終了し,あとは冬休みを待つだけといった雰囲気。そこで,直接的に大会を意識するのではなく,まずはディベートの裾野を広げようと講座を実施しようと考えた。社会科メディアにポスターを貼り,昼の校内放送で知らせたところ,1・2年生の11名(うち女子1名)が参加を希望した。これは予想を大きく上回る人数である。もちろん,全員が未経験者であることは言うまでもない。