ディベート甲子園への道 最終更新日 2000.5.7                   

それは,1枚のハガキからスタートしたのだった・・・ 

最後に選手の写真がUPされています。御覧下さい。

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全国教室ディベート連盟のHPはここ!

平成12年度の取り組み「ディベート甲子園 ミレニアム」はここ!

平成13年度へ向けての取り組みはここ!


  1.プロローグ  1枚のハガキ     6.いざ東北大会へ  

  2.僕とディベート            (1)出発

  3.ディベート体験講座へ         (2)開会式

  4.特設ディベート部結成         (3)第1試合

  5.練習の日々              (4)第2試合

   (1)ディベートって何だ?       (5)第3試合

   (2)ディベート体験          (6)リーグ戦の結果

   (3)資料探し             (7)3位決定戦

   (4)いざ立論             (8)閉会式

   (5)2対2             7.エピローグ 

    (6)4対1

   (7)反駁シート作成 

   (8)最後の練習 


1.プロローグ  1枚のハガキ

 それは1枚のハガキから始まった。1999年5月のある日,僕のところに(と言っても宛名は学校名),1枚のハガキが来たのだ。日本中のすべての学校に送られたのか,それとも僕の勤務校が狙われたのか・・・。それは定かではないのだが,とにかくハガキがきたのだ。そのハガキは山形大学教育学部のとある研究室に事務局を置く,全国教室ディベート連盟東北支部からのものだった。この種のハガキ,手紙は連日やってくる。しかし,その時,僕はいつものようにそのハガキをゴミ箱へ捨てることができなかった。何がそうさせたのかは分からないのだが・・・。何度もそのハガキを眺めては,いろんなことを考えていた。実は,この時,すでにディベート甲子園への道を歩み始めていたのかもしれない。

 

2.僕とディベート

 僕は中学校社会科の教師をしている。ディベートらしきものが教科書にも紹介されているが,はっきり言って,僕はディベートは好きでなかった。なぜなら,社会科は現実を捉えた上で,みんなでより良い社会を作るための方策を考えて行く教科だと考えているからである。そのためには自分の考えを持ち,それをもとに話し合うことが大切になる。しかし,ディベートというのは,自分の考えに関係なく,肯定,否定と決められた立場で語り合う一種のゲームであり,それはそれで価値はあるのだろうが,社会科のねらいとするところと一致するとは思われないからだ。

 だから,僕は討論的な授業に憧れている。自由な雰囲気の中で,お互いが事実に裏付けられた自分の考えを出し合い交流しあう。そして,課題に対してよりよい解決策を模索して行くのである。そのために,調べ学習を充実させたり,自由に語り合う雰囲気を作るための学級作りなどに力を入れてきたのだ。

 そんな僕でも,ディベートという用語が一般化し,いろいろな書物で取り上げられるようになると,新しいもの好きということも手伝って,実際に取り組んでみようかと思うようにもなった。そこで1995年,選択社会科の時間に実際に取り組んでみた。附属中には優秀な生徒も多く,それなりのディベートができたが,僕自身がディベートの流れを十分に理解していなかったので,とりあえず決められた時間の中で交互に話し合うという形で実施した。テーマは「悪魔という名前は認められるか」とか当時話題になっていたことが中心だったが,あまり記憶に残っていない。全然関係ないが,その時にディベートをやっていた生徒が,今年,東大の文1に入学した。

 同じ年(1995年),僕は東北社会科教育研究会に参加した。会場は岩手大学教育学部附属中学校。その公開授業で,3年生が「新ゴールドプラン(福祉関係の)の導入の是非」についてディベートを行った。これは,僕がはじめた見たと言っていい,きちんと形にのっとったディベートである。担当の先生は進行を行うだけで,あとは生徒たちがディベートを繰り広げていた。どうも見世物という感じがしてならない。午後の研究会で僕は発言した。ディベートで生徒たちは生き生きと語り合っている。しかし,大切なのは,これからの高齢者の福祉の問題をどうするか真剣に考え,何らかの方向性を見出すことではないか。機械的に割り振られた立場でディベートを行うことが社会科の目標を達成することにつながるのだろうか。この授業のあと(アフターディベート)で,どうのような授業が展開されるのか・・・。一生懸命授業を行った先生には申し訳ないが,そんなことを発言した。その後,授業者と個別に話し,名刺などをいただいた。見ていて,確かに生徒はすごいのである。しかし,これが社会科の授業なのか・・・。疑問が残った。そんなこともあって,僕はディベートが好きになれなかった。

 翌年(1996年)の夏休み。僕は大学時代の友達と会うために上京した。約束は夕方だったので,久しぶりに東京をあちこち歩いていた。この年の4月,僕は附属中から現在の勤務校に転勤し,少し知的な刺激に飢えていた。その日,社会科教師の僕は臨海副都心を見学するために,新橋駅から「ゆりかもめ」という無人モノレールに乗ることにした。フリー乗車券を購入し,ついでに「ご自由にお持ち下さい」の情報誌をとった。まあ,フリーなんだから,適当にモノレールに乗って,そのへんを見てまわろうと思っていた。走行するモノレールの中で,辺りの景色を見ていたが,ふと,さきほど手にした情報誌をめくり,今月のイベントみたいな部分を読んだ。すると,丁度その日,有明のビックサイト国際会議場で「第1回全国ディベート選手権大会決勝大会」というものが開催されていることに気づいた。そこは,モノレールですぐのところにある。特に目的地のない僕は,とりあえずそこに行くことにしたのだ。 

 ビックサイトというのは本当にビックである。これは,幕張メッセみたいなもの。つまり,総合展示場みたいなものだ。国際会議の設備もあるようだ。異様な形と巨大さ。その日は,僕の分からない,しかし有名なミュージシャンのコンサートがあるらしく,変な格好をした若者たちがわんさかいた。ディベート大会は,そのビックサイトの上の階にある国際会議場で行われているようであった。そこには,ほとんど人がいない。受付があったので,適当に記入し要項なんかをもらった。会場に入ると,そこには僕が想像していたよりも立派な施設があった。プレゼンテーション用の巨大なスクリーン。時間を表示するタイマー。そして放送設備。後日,NHKで放送されることになるのだが,やはりそれだけの施設がそろっていた。

 いくらか時間がたってから,中学校と高校の準決勝の試合を見た。中学校は「日本はサマータイム制を導入すべし」,高校は「日本は首相公選制を導入すべし」という論題である。競技ディベートを見るのは,生まれてはじめてだった。照明の落とされた会場で,ディベーターが次々と発言する。その要旨が巨大なスクリーンに映し出される(提供:IBM)。試合後,判定が出されても,僕にはよく分からなかった。高校の部は,見る限り,そんなにすごいとは思えなかった。もし,僕がまだ附属中にいたら,こういうところに出ても十分に勝てると変な自信を持った。でも,もう僕は附属中にはいないのだ・・・。

 その年の秋。僕は教育センターに研修に行った。そこでのテーマはディベートだった。実際に参加者がチームを組んで,簡単なディベートを行った。「学校は給食がいいか弁当がいいか」という論題で,僕は抽選により弁当側のチームに入った。午前中,FAXなどを活用して資料を収集。そして午後に試合を行った。ここでのディベートは競技ディベートのように役割が固定されているわけではないので,時間の制限はあるものの比較的自由に話すことができた。結果は僕たちのチームが勝利。初ディベートで初勝利。まあ,気分は良かった。しかし,これまでのいきさつもあり,積極的にディベートを取り上げようとは思えなかった。

 そして,時は過ぎ・・・。今年(1999年)4月のある日,僕は校長室に呼ばれた。何でも,国立青年の家で社会教育指導員をされている方が,青少年向けにディベートの講座を持つ必要があり,勉強をしたいと言っているらしい。その方が,適当な人の紹介を求めて市教委に行ったら,どういうルートか知らないが,僕の名前が出てきたというのだ。それで,学校に来るから,何か教えてやってほしいというわけである。ちょっと困ってしまったが,しょうがないので手持ちの本(なぜかディベート関係の本は4,5冊手元にあった)なんかを見て,「どうせ初心者なんだから」なんて安易な気持ちで,ちょっと知ったかぶりして説明した。が,そういう自分がイヤだった。プロとしては,問われたことは,もっと的確に説明したい。でも,この種の勉強は不十分だし,第一ディベートは好きではない・・・。そんな時,1枚のハガキが届いたのである。

 

3.ディベート体験講座へ

 ハガキには,ディベートの東北大会とディベート体験講座のお知らせが書かれていた。すぐに大会に出場しようとは思わなかったが,何となく刺激が欲しかった僕は,ディベート体験講座の方に興味を持った。会場である山形は決して行けない場所ではない。山形大学はかみさんの出身校であり親近感がある。しかし,もっとも大きな理由は,先日の社会教育指導員の方に満足な説明ができなかったということである。丸1日かかるので,かみさんに話すと,自分も久しぶりに山形に行きたいと言うものだから,それじゃ行ってみようということになった。さっそくFAXで講座への申し込みをした。すると,すぐに案内のFAXが届いた。どんな内容であるかは,よく分からないのだが,まあ家族で山形にドライブに行ったと思えばいいだろうと考えた。

 1999年5月22日。僕はかみさんと長男を愛車に乗せ,山形大学へ向かった。片道100キロ以上の道のりである。途中,高速はないので地道に進むしかない。天気が良かったのが幸いだったが,それでも開始予定時刻の午前10時には間に合わなかった。大学の駐車場に愛車を止め,かみさんと長男は山形の街へと繰り出した。僕は案内の表示に従い,教育学部のとある教室へ向かった。すでに受け付け時刻は過ぎていたのだが,係の人に参加料の2000円を支払い資料をもらった。

 教室に入ると,すでに開講のセレモニーが進められていた。僕は後ろの方の,しかし教室の中央に座った。ざっと40人くらいはいるようである。中学校,高校の教員の他に教員以外の大人もいた。中学生や高校生もいた。これから午後の4時まで,体験講座は進められた。簡単に日程を示すと次のようになる。

(1) 講義 「ディベートとは何か」  

     ・ディベートについての簡単な説明

     ・フローシートの書き方

     ・ジャッジの方法

(2) 演習 「モデルディベート」

     ・モデルディベートの参観とジャッジ

(3) 講義 「立論の構造」

     ・定義,プラン

     ・発生過程,重要性/深刻性

(4) 講義 「各ステージの説明」

     ・質疑

     ・反駁

(5) 演習 「ディベート体験」

     ・リサーチ

     ・対戦相手の決定(くじ引きにより,3人編成のグループを13組編成)

     ・対戦(肯定,否定,ジャッジのすべてを体験する)

(6) 質疑,まとめ

 それぞれの内容については詳しくは述べないが,1日でディベートのねらいとすることや,その概略の理論,実際を講義,演習により理解することができた。配付された資料も具体的で分かりやすい。とにかく,ほとんどディベートについての知識がない者でも,その日のうちにディベートを体験できてしまうのだから,よく工夫された内容である。どうやら,日本各地でこのうような内容の講座が開かれているようである。

 当日の講師は,全国教室ディベート連盟の常任理事である池田修氏である。東京都の公立中学校の国語の先生で,ディベートに関する著書もあるようだ。年齢は40前後であろうか。さすがに話し方が上手くて,分かりやすい。説明の時に取り上げられる具体例が適切で,初心者でも「なるほど」と容易に納得できてしまうのだ。僕は,ディベートが好きではなかったので,発言の機会があれば持論を述べようかと思っていたのだが,30分も話を聞くうちにディベートのねらいや楽しさを知り,自分も体験してみたくなってしまった。さすがに話しのプロである。

 午前中は,モデルディベートを見て,記録を取り判定をする以外は,説明を聞くだけだった。久しぶりに大学の教室で講義を聞くという新鮮さもあってか,時間が短く感じられた。しかし,時間が短く感じられた最大の理由は,話の内容であった。

 午後は,午前中の説明を踏まえ,ディベートを体験する。論題は今年の中学生の大会と同じで「日本はサマータイム制を導入すべし」である。まず,肯定,否定両方の立論を作成するように指示され,昼食時間を含めて2時間の時間が与えられた。この時間内にリサーチを行い,それぞれの立場でメリット/デメリットとその発生過程,そしてその重要性/深刻性をワークシートにまとめるのである。昼食にかなりの時間を使ってしまった僕は,一生懸命に立論をまとめたのだが,初めてのことであり,思うようにはできなかった。それは,他の受講者も同じようであった。

 しかし,講師の先生は時間には厳しい。2時になると3人1組のグループを編成するためにくじ引きが始まった。僕は「12」というくじを引いた。指定された場所に移動すると,高校の若い女の先生と,女子高生の2人がいた。僕を含めてこの3人が同じグループとしてディベートを体験することになった。ディベートは自分の都合で立場を選べない。ジャンケンをして勝った人から肯定,否定,ジャッジとなり,それぞれ1回ごとに立場を変えて3回のディベートを行うことになった。僕はジャンケンに負けて,最初はジャッジからのスタートとなった。ここでは体験ディベートということで試合の流れは次のようなものであった。

 @ 肯定側立論  2分

 A 否定側質疑  1分

 B 否定側立論  2分

 C 肯定側質疑  1分

 D 否定側反駁  2分

 E 肯定側反駁  2分

 第1戦は,高校の先生が肯定側,女子高生が否定側である。肯定側はメリットとして「ゆとりある生活ができる」を,否定側はデメリットとして「体調を崩す」をあげた。決められた時間にしたがって,立論,質疑,反駁が行われが,どちらも初めてということで,決められた時間を持て余してしまった。発生過程や重要性/深刻性が短いのである。どちらかというと,女子高生の方が話し方に勢いがあった。しかし,どちらも決定的なものはなかった。ジャッジを担当した僕は反駁で多少有利だった肯定側を勝ちとした。

 第2戦は,女子高生が肯定側,僕が否定側である。肯定側はメリットとして「内需拡大」を,否定側はデメリットとして「体調が崩れる」をあげた。僕は肯定側の発生過程,重要性に反駁したが,肯定側は僕のあげた3点の深刻性に対して,明確な反駁をすることができなかった。よって僕の勝利。競技ディベート初体験で初勝利であった。

 第3戦は,僕が肯定側,高校の先生が否定側である。肯定側はメリットとして「内需拡大」を,否定側がデメリットとして「体調を崩す」をあげた。どちらも,1,2戦であげられたものなので,十分反駁は可能なのであるが,否定側の反駁に対して肯定側がさらに反駁に成功したため,肯定側つまり僕の勝利。

 こうして3戦を経験したが,不思議なもので対戦すると,とても仲良くなる。お互い自分の立場で主張をするとともに,相手の話も真剣に聞こうとするから,分かり合えるのかもしれない。講師の先生が簡単なまとめをして講座は終了。最後に全員で記念写真を撮影し,全日程が終了した。

 ディベートの楽しさを知ってしまった僕は,東北大会への出場を考えるようになった。しかし,4人のメンバーが集まらなければ参加できない。そんなメンバーがいるのかどうか・・・。    

 

4.特設ディベート部結成

 ディベートの大会は,当然ながら僕ではなくて,生徒が出場する。したがって,4人のメンバーが必要になる。ディベートという言葉すら知らないような生徒たちの中に,参加しようとする者はいるのだろうか。でも,ディベートの楽しさを知ってしまった僕は,メンバー獲得に向け動き出した。

 まず,ねらいはマイコン部員である。なぜなら,この時期は中体連の総体に向けて練習に力が入る。練習試合も多い。そんな時に,「ディベートやろう」などと言い出せないからだ。しかし,どう考えてもマイコンとディベートは繋がらない。適当に声をかけたら,反応は様々であった。しかも,1,2年生ではお話にならないし・・・。そこで,自分が授業に出ている3年生の3,4,5組で少しPRをした。どうも反応は良くない。やはり4人は集まらないのか・・・。

 しかし,予想外の結果が・・・。なんと,休み時間に研究室に4名の男子生徒が。破られたノートに「ディベート参加希望」の文字,そして4名の名前が。ちょっと感激した。うれしかった。もう全国大会に出場が決まったような気分になった(笑)。3名はマイコン部員。残る1名は市の大会が終了し県大会には出場しない陸上部員であった。しかも,3つのクラスからの参加。あまりにもできすぎのような話だが,これは事実である。

 東北大会への参加申し込みまで,残された日数は5日ほど。しかし,4名そろったからと言って喜んではいられない。東北大会は宮城県で行われるのだが,正式な部活動ではないのでお金が全然ない。当然,交通費自己負担は覚悟しないといけない。そんな活動を保護者が承諾するのであろうか。3年生と言えば,受験もあるし,大会の前には期末テストもある。1名でも欠ければチームは成立しない。代わりの生徒はまずいないだろう。余計な心配かもしれないが,もしも,全国大会出場となれば,費用の負担はさらに大きくなる。そこで,こちらの不利な状況をすべてさらけ出して保護者宛ての文書を作成し,その条件で参加を承諾するかどうか問うことにした。文書配付の翌日,2人の生徒が提出。陸上の大会に行っていた生徒の分は,わざわざ保護者が承諾書を持参。しかし,あと1名が・・・。彼は「もしもの時は,僕が拇印を押しますけど,いいですか」などと危険なことを言う。かなり気をもんだが,その生徒も承諾書を提出。思わず「家の人が書いたのか」と念を押してしまった。

 こうして,何とか4名のメンバーを確保。晴れて保護者の参加承諾書付きである。しかし,大会参加へは,もう1つの関門があった。それは,日程の関係で,東北大会に出場できる学校は8校だけなのである。とりあえず,期日まで参加を募集し,それから地域性などを考慮しながら,出場校を決定するとされていた。だから,参加申し込み=参加決定ではないのである。ずるい僕は,参加が決まってから活動に取り組もうと考えていた。参加申し込みが多くて,参加を断る場合は6月4日までに連絡が来ることになっていた。とにかく,それまで待つしかなかった。そんなに応募があるのか。もし,参加が2校だけだったら,すぐに全国大会へ出れるのに(東北から全国への出場は2校)などと勝手なことを考えていた。それから大阪で行われるNIEの全国大会と一部日程が重なってしまう。そしたらどうしようなどと,まったく夢のようなことを考えていた。ちなみに,NIEの方には申し込みを行い,だぶったら,NIEの方は別な人に行ってもらう予定。

 6月4日になっても,何も連絡はない。生徒は,何度も「どうですか」と聞きに来る。でも,何も連絡がないのだ。ダメともOKとも,何も連絡がないのだ。郵便だったら日数がかかるし・・・などと考え,何度も郵便受けを見たり,もしかしたら直接,自宅へ郵送されるのかなどと,あれこれ考えたが,何も連絡はない。何もないということは,参加はできるのか。でも確証がない。そうこうしているうちに翌週となった。毎日,事務室に行っては「僕に郵便とかFAXは来ていませんか」と聞きまくっていたからか,事務の人が「先生,来ましたよ〜」と大きな郵便物を持ってきた。それはディベート連盟からのものだった。出場できるのか・・・。いろんな書類が入っていた。結論は出場決定。ちょうど8校だったようである。福島県からは2校。青森県,秋田県,山形県から各1校,地元宮城県から3校である。思わず,福島県のもう1つの参加校の担当の先生に電話をかけた。職員録で調べると,その先生は25歳。いったいどんな人なのか? 話してみたら,ディベート連盟の会員で,昨年は全国大会へ出場したということだった。全国大会への出場を夢見ていた僕としては,強力なライバル出現である。

 生徒に,郵便物の内容をしらせると,参加できることを素直に喜んでいた。これで,正式にディベート部の旗揚げである。あとは,学習,練習あるのみである。市中体連総体の「がんばろう会」という飲み会が行われた。運動部の顧問が,今年の抱負を述べるのだが,進行の先生のご配慮でディベート部にも順番が回ってきた。その存在すら知らない先生方もいたのだが「全国大会に一番近いのは実は特設ディベート部です」なんて酒の勢いで言ってしまった。なにしろ,最初から東北大会だから。これで,職員の間でも特設ディベート部が正式に認知された。あとは勝利をめざして前進あるのみだ。

 

5.練習の日々

(1)ディベートって何だ?

 さて,生徒はディベートが何であるかなんて,よく知らない。まずは,そこからスタートするしかない。僕は山形の体験講座で聞いてきた話をそのまま伝えた。資料も僕がもらったものを,そのままコピーして渡した。これが一番だと思った。これから挑むディベート甲子園は,ディベートの1分野であり,競技である以上,そのルールを知る必要がある。これはメリット・デメリット方式というものである。時間も明確に決められている。しかし,そんな堅い話をしていても,つまらないので,先日,3300円も出して購入した「第1回ディベート甲子園中学校の部決勝」のVTRを視聴した。全体の流れ,雰囲気をつかむには,実際のディベートを見るのが一番だと思ったのである。しかも,第1回の論題は今年と同じ「日本はサマータイム制を導入すべし」なので好都合である。VTRでは当然,結果までわかるのだが,そこは伏せておき,生徒自身の判断で勝敗を考えさせた。生徒の判定では2対2だった。次に,記録用紙を渡し,VTRを視聴させながら,記録させた。もちろん,事前に記録の方法は伝授してある。信じられないくらいの集中力で,ひたすら記録していた。「ディベートをやると聞く力がつく」というのは本当なのだと思った。そして,その記録をもとに再度判定させた。生徒の判定は4対0。実際のジャッジの判定も5対0であったから,たった2度VTRを視聴しただけで,ディベートの何たるかをつかんだと言ってもよいだろう。これは期待が持てると思った。1試合40分近くかかるので,VTRを2回視聴するだけでも相当の根気を要すのである。問題は,自分たちがあれだけのディベートを行えるのかということである。モデルはある。あとは,限りなくそれに近づき,追い越すだけなのだ。

(2)ディベート体験

 基本的にディベートは見るよりも,実際にやった方が楽しい。VTRを視聴した生徒たちも,実際にディベートがやりたくなったようである。これは当然だろう。しかし,何も資料もなく,リサーチも行わず,今年の論題である「日本はサマータイム制を導入すべし」についてディベートを行うのは不可能である。そこで,特にリサーチをしなくとも,自分の頭の中だけで組みたてられるような論題を設定し,とにかく肯定側,否定側,ジャッジの3つを体験させたいと考えた。これは僕が山形で体験したことと同じである。そこで「中学校は午前中で授業を終了すべし」という論題で,ディベートを体験させることにした。前日に論題を提示し,自分なりにメリット,デメリット,発生過程,重要性,深刻性についてまとめておくように指示しておいた。

 生徒たちにとって人生最初の競技ディベートが始まった。肯定側,否定側,ジャッジはそれぞれじゃんけんで決め,時間は立論,反駁(1回のみ)が各2分,質疑1分として実施した。僕は,前日にホームセンターでカウントダウンタイマーを購入し,進行係を務めた。実際にやってみると,まず2分という時間の感覚がつかめないようで,どうしても時間が余ってしまう。そして,緊張しているのか急いでしまうし,ある程度の原稿があっても,自分の言いたいことが思うように伝えられないようである。特に反駁は反駁になっていない。もちろん,初体験なのだから無理はない。ジャッジもその場の雰囲気に流され,記録用紙をもとにしたメリットとデメリットの比較ということができていない。実際にやってみて,いろんなことに気づく。だが,生徒は体験を通してディベートの楽しさを一層知ったようで「もっとやりたい」と言う。

 たしかに,ディベートの楽しさを知り,意欲も高まった。しかし,大会での論題は高度で,その場のディベート自体より,地道で根気のいるリサーチが大きな意味を持つ。そのリサーチに彼らはついて来られるのか。まず資料が身近になるのだろうか。生徒が意欲を見せている反面,その点が非常に気にかかった。ディベートは口だけでは勝てない。根拠なる資料に基づいた論理性が勝負のカギなのである。それは,世の中のことに対する知識の絶対量が少ない中学3年生にとっては,決して容易なことではない。雰囲気は良いのだが,これからいったいどうするのか。顧問としては大きな壁に突き当たったのだ。

(3)資料探し

 資料としては,手持ちの教科書,資料集がまず考えられる。次に図書室,図書館の本。それに新聞。それからインターネットでの検索も可能である。しかし,サマータイム制と言っても,そう簡単にめざす資料は入手できない。サマータイムのメリットとデメリット,そしてその根拠,さらにはそれらの大きさ。そんな都合の良い資料がまとまって存在するわけはないのだ。でも,それがなければディベートにはならない。じゃあ,どうするか。

 まずは,山形のディベート体験講座の資料をもとに,メリット,デメリットを考えたが,いかんせんサマータイム制についての理解が不十分なのである。一見,いいところをついているようで,実はサマータイムと関わりのないことうを言っていることもある。どこにでも資料がありそうで,いざ探すと見当たらない。根拠がなければディベートでは勝てないわけで,本当に困ってしまった。しょうがないので,サマータイムをキーワードにしてイメージマップなどを書かせたりしたが,どうにも役に立ちそうにもない。

 そんな時,ディベート連盟から郵便物が届いた。なんとサマータイムに関する資料である。主に省エネルギーに関わるものだが,サマータイム制に関する政府の審議会の資料もあり,使えるものがまとまっているのである。これはまさに天からのプレゼント。ただし,1部ずつしかないから4人分コピーしなくては・・・。もっとも審議会の資料などは生徒には難しいので,理解できそうなものだけ配付。なおかつ,勉強会ということで,僕も含めて全員で読み合わせを行った。実は,ここで初めてサマータイム制の何たるかを知ったようなものである。

 送られてきた資料は,サマータイム制を導入しようとする立場のものなので,肯定側の資料としては有効だ。が,反対に否定側の資料がない。これだけ強烈な肯定側の資料を出されると,否定側では勝ち目はないのではないかと思うほどだ。試合では,どちらの立場を経験するかわからないが,肯定側の方が有利な気がしないでもない。第1回の全国大会決勝でも肯定側が勝ったし・・・。

 資料は資料である。立論は自分の考えで行わなくてはならないし,反駁を予想しての備えも必要である。それにしても,資料は必要である。けれど,それがなかなか入手できない。ディベートと資料。これはディベートを行う上で永遠のテーマなのだろう。きっと。

(4)いざ立論

 さて,当日の競技では肯定側になるか否定側になるかは抽選による。したがって,どちらの立場でも戦えるだけの準備が必要だ。質疑や反駁は相手があってのことだが,唯一,事前に取り組めるのが立論である。いわゆるメリットとデメリット。そして,その発生過程。それから,その重要性,深刻性である。大会ではメリット,デメリットの数は2つ以内とされている。そのへんをふまえて,立論を進めていく必要がある。試合はいくつもあるので,それぞれ2つ準備しておけば良いというわけにはいかない。しかし,まずは,それぞれ2つずつ揃えておく必要がある。まさか,対戦相手がこのページを見ているとは思えないが,とりあえず用心のために現在作成中の立論内容は控えておこう。

 発生過程が立証できなければ,重要性も深刻性も意味をなさないので,まずそのへんを確実にしておく必要がある。反駁されることを考えると,正攻法だけでなく意表をついたラベルも考えられるが,最終的にはメリット,デメリットの大きさを比較することになるので,たとえ反駁を防いでも意味がない。そこで,まずは誰もが納得できるものを採用しようと考えている。相手は,その立論に対して様々な反駁を行うのだが,予想される反駁を想定し,それに対する再反駁を準備しておくことになる。したがって,すべてのスタートとなる立論の持つ意味は大きいのだ。

 ところが,初めての経験なので,なかなか思うように立論が進まない。文章化も極めて難しい。また,思いつきではなく根拠が要求されるので,その資料を探し出す必要もある。ディベートの成否がリサーチにあると言われる理由はここにある。自分自身が生徒に代わって作文したいくらいだが,これも勉強なので,せいぜい苦しんでもらおうと思っている。人が書いた文章では,ここ一番という時に戦えないであろう。自分の調べたことを自分の言葉で書いてこそ,本当の意味で説得力を持つに違いない。よって,たとえ進度は遅くとも,生徒自身が立論を進めるのを,こちらはぐっとこらえて見守るしかないのである。

 時間があれば立論ができるかというと,必ずしもそうではない。どのように論を構成したらいいかという切実感がないのだ。そこで,途中の段階でも簡単なディベートを実施し,相手に勝つという視点で,再度リサーチに取り組めるようにした。この場合だと,限られた時間内でも,かなりの集中力で立論を進めることができるのである。先日は,僕が否定側,肯定側となり,肯定側の生徒,否定側の生徒とディベートを実施してみた。それを見ている生徒もいるので,どのようにすればより説得力を増すのかということを考えさせることができたと思う。まだまだ口では負けないので,生徒を叩きのめしたわけだが,さすがに多少なりともリサーチをしているので,「学校は午前中で終わるべし」と言ったリサーチ抜きのディベートに比べたら,かなり内容のあるものとなった。やはり立論は大切である。ネタのないところで戦いは成立しない。まずは,しっかりとした立論を作成したい。

(5)2対2

 期末テストがあったので,1週間ほどは,ほとんど活動できなかった。テスト終了後,活動再開。まずは,リサーチということで,公立図書館に行かせたり,電話で調査させたりしたが,僕から言わせれば,まだまだ突っ込みが足りない。思わず自分で立論を書きたくなった。しかし,他人のふんどしで相撲は取れないのだ。彼らに苦しんでもらうしかないのだが,それほど苦しんでいる様子がないのが悲しい。久しぶりに時間がとれた土曜日。2対2でディベートを行った。生徒対生徒である。当然負けたくないから集中する。ディベートは実際に体験するところに楽しみがある。いくらリサーチが大切だといっても,それだけではつまらない。大会と同じ時間のフォーマットで対戦。立論はシートを読んでいるので充実しているが,やはりリサーチ不足で,根拠に説得力を欠く。質疑も反駁につながっていない。立論を崩すような反駁ができていない・・・。挙げればキリがないが,これが現状。ここからいかに勝てるチームに仕立て上げるかが僕の腕であり,楽しみである。素質のある生徒たちなので,鍛えれば十分伸びると思っている。メンバーが4名ちょうどしかいないので,練習マッチも組めない。それで2対2なんかをしているが,最後は4対4で対戦するわけで,なんとか練習台がほしいところ。とりあえず,僕が一人4役ということで,4対1をやろうかと考えている。限られた条件で最高の目標を持つ。ディベートやサマータイムについて学習するのがねらいであるけれど,この活動を通して,もっと幅広いことを学んでもらいたい。

(6)4対1

 いよいよ4対1。生徒たちにとっては,正式な試合と同じ形態である。ぞれぞれ自分の役割を認識し,その責任を果たさなくてはならない。今回のフォーマットでは,立論(6分),質疑(3分),第一反駁(4分),第二反駁(4分)がそれぞれの持ち時間である。どれも大切な役割を持つ。さらに,難しいのは4人がチームとしてまとまっている必要があるということである。立論を擁護し,質疑で確認した内容を反駁していくのだ。したがって,全体の中での自分の立場,役割を自覚する必要がある。4人1チームでの最初のゲーム。相手は僕。僕の方は1人で4役だから,全体としてのつながりに無理は生じない。一貫性が保たれる。それに対して,生徒側は容易ではない。しかも,時間が限られているので,その場での機転のきいた対応が要求される。いよいよディベートという感じがしてきた。

 さて,実際にディベートを行ってみると・・・。まず,立論はまとめてある文章を読み上げるのが中心なので,それなりにクリアー。次の質疑は,その後の反駁に繋がるようなものである必要があるのだが,これが意外と難しい。第1反駁は相手側の立論をとりあえず全体的につぶすのが役目だが,時間切れ。第2反駁は全体をまとめ自らのメリット/デメリットの大きさを述べるのだがそこまでに至らない。結果は,生徒側の大敗北(僕の大勝利)。

 自分が勝利したのはうれしいのだが,今の課題は生徒を鍛えること。よくよく考えると,やはりリサーチ不足に行きつく。根拠となるデータが不足しているし,反駁の戦略がないのである。相手の出方を予想しての事前の準備が必要である。しかし,残された時間は1週間。ディベートの形も練習しなければならないし,サマータイムの内容についても理解を深めなければならない。僕は相当あせっているのだが,肝心の生徒は落ち着いている。彼らは案外,大物なのかもしれない。そんなわけで,ついに自分が立論を整理するに至った。こうなりゃ,他人のふんどしでも,ないよりは良いだろう。いよいよ追いこみである。急に勝ちたくなってきた。

(7)反駁シート作成

 反駁シートとは,予想されるメリット,デメリットとその発生過程,ならびに重要性,深刻性を崩すための論理構成ならびに資料である。反駁こそがディベートの醍醐味である。ディベートマッチを見ていると,何気なく反駁しているように思えるが,実際はすべて相手の出方を予想し,事前に準備をしているのである。そうでなければ,数分間のうちに,あれだけ的確な反駁はできないし,ましてや適切なデータを提示することは不可能である。であるから,まずは相手の出方を予想することからスタートする。そして,相手の主張をどう退け,自分たちの主張の正当性を示すかが大切になる。例えば,サマータイム制導入のメリットとして「内需拡大」が考えられるが,否定側はその「内需拡大」の発生過程をつぶすか,あるいは重要性を崩すことになる。その際,肯定側がどのような発生過程,重要性を示すのか,まず予測しておく必要があるのである。そうでなくては,反駁しようがない。同時に,その反駁を裏付ける根拠となる資料が必要になる。だから,実際の試合に使われるかどうか定かでないものを,こまめに集めることになる。これは骨の折れる作業である。しかも,必ずしも報われるわけではないのだ。予想した上で進める作業なので,生徒にとってはレベルの高い内容である。だから,なかなか進まない。逆に言えば,この反駁シートの作成ができれば,かなりの実力ということになる。

 この作業に入ったのは,大会の5日前である。あまりに時間がない。しかし,ここに来るまでにもそれなりのステップを踏んできたのである。限られた時間で最善を尽くすしかない。いったいどうなるだろうか・・・。

(8)立論再構成

 大会が迫れば気合が入る。それは,生徒も教師も同じである。反駁シートの作成を始めたが,反駁という視点に立つと,どうも立論の欠点だけが目立つ。立論の再構成が必要である。立論だけは,相手に左右されずに事前に準備できる。それゆえ,出たとこ勝負の話し合いの部分とは違い,教師の指導が入りやすい。というより,焦った僕は,自分で立論を書き始めた。これがなかなかうまくいかない。いざとなるとデータがない。うまくつながらない。それでも時間をかけて立論を再構成した。生徒のチェックだけでなく,隣席の教頭にもチェックしてもらった。これは,もう仕事と同じ流れ・・・。そして,自分で書いた立論に自分で反駁,その反駁にさらに反駁。こうして,一人でディベートの流れを考える。そのうち,どれが当たるかは当日にならないとわからない。まず,あり得ないであろう反駁にも備えておく。はっきり言ってキリがない。でも,やらないと不安になる。そんなわけで,時間がどんどん過ぎて行く。もう少し,早くから取り組んでいたらと思うのは,まるでテスト直前の生徒と同じである。しかし,今はやれるだけやるしかないのだ。

(9)最後の練習

 いよいよ前日。午前中から最後の練習だ。実際のディベートより,やはり反駁カードや資料の収集に力が入る。今ごろ資料を読んでいるなんて情けない話だが,これが実情。リサーチに終わりはないので,やればやるほど,いろんな資料が欲しくなる。実は,今日になって新聞の1年間分のデータベースCDがあることに気づき検索したが,資料が多すぎて大変。もっと早くから活用していればと悔やむが後のまつり。せっぱつまれば,生徒も気合が入る。しかし,もう時間がない。午後,4対1でマッチを行った。仕事に来ていた先生たち(女性)に見てもらいながら実施した。緊張したのか立論の読みが早い。僕は否定側に立って応戦したが,これまでの中では,最も形になっていたと思う。その後も資料の整理。そして,最後に明日の確認。こうして練習するのも,これで最後になるのかもしれない。さて,明日はどうなるのだろうか。単なるロングドライブで終わるのか?

 

6.いざ東北大会へ

(1)出発

 朝6時50分に愛車ライトエースノアで学校を出発。天気はそんなに良くない。磐梯河東ICから磐越道に入り,東北自動車道へ。途中,国見SAにて休憩。県境付近から雨が激しくなってきた。フロントガラスの下にあるゴムがはずれバタバタ。蔵王Pにて,思いきり取り外す。仙台市を過ぎ泉ICへ。そこから間もなく会場の宮城大学に到着。約180キロ,2時間強の行程だった。宮城大学は新設の大学らしく,緑豊かな恵まれた自然の中にある近代的な建物である。

 すでに多くの生徒たちが1階のロビーに集まっていた。受付に行くと,受付の女子大生は「私も福島なんです。がんばってください」なんて言われた。そして,会場のある4階へ。人が乗るときだけ作動するエレベーターなんかがあって,とても感動した。それにこの大学,周りに店がないためか,コンビニとか旅行会社みたいなものまで入っている。最近の大学は進んでいると感じてしまった。開会式の行われる400教室へ向かった。

(2)開会式

 あたりを見渡すと,どうも強そうな感じがしてしまう。そもそも,持っている資料が違いそうだし,うちの生徒たちがキョロキョロしているのに対し,他の生徒たちは名にやら勉強しているように思えたのだ。こりゃ・・・。前の列に能代ニ中の生徒たちがいただが,まず生徒の数が多いし,引率の先生も複数。4人しか出れないのに何でこんなにいるのか不思議だった(理由は後からわかるのだが)。能代ニ中の生徒は「過労死と○○」みたいな単行本を読んでいた。イミダスで調べた本校の生徒たちとはレベルが違いすぎるような気がする。全国大会に出場している学校は違うなあと感心。それに,新聞記事のコピーの山。こちらは,ほとんど持ってきていない。何でこんんなに必要なんだ。急に不安になり,ルールを読んでみたら「審判あるいは相手チームから証拠資料の提示を求められたときには,その証拠資料を提示しなくてはなりません。」とある。まずい・・・。何も持ってきていない。提示を求められたらどうしよう。不安。でも,そんな様子を生徒に見せるとまずいので,余裕の表情をしていた。

 さて,今回の大会の正式の名称等は次の通りである。

 1999年 東北地区中学・高校ディベート選手権(第4回ディベート甲子園東北地区予選)

  主催:全国教室ディベート連盟東北支部  読売新聞社

  後援:東北通産局  青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県 各教育委員会

      ミヤギテレビ

  協賛:東北電力

  協力:宮城大学

 開会式は,10時15分から400教室で始まった。主催者あいさつ,対戦ルールの確認・諸注意の後,対戦カード決定のくじ引きが行われた。この大会には各県代表の中学校8チーム,高校5チームが出場した。中学校の部に出場したチームは次の通りである。

  いわき市立江名中学校  能代市立能代第二中学校  会津若松市立第二中学校

  仙台市立幸町中学校   仙台市立住吉台中学校    村山市立袖崎中学校

  弘前大学教育学部附属中学校  石巻市立湊中学校

 大会は,4チームずつA,B2つのブロックにわかれてリーグ戦を行い,各リーグ1位のチームが全国大会出場となり決勝戦を行う。

 いよいよ公開抽選である。まず,前年度の優勝校である能代市立第二中学校と準優勝校であるいわき市立江名中学校がシードされ,それぞれA,Bのブロックに分かれた。本校は,Aブロックのくじを引き,能代ニ中,住吉台中,幸町中と対戦することになった。この時点で,何時にどの教室でどちらの立場(肯定か否定か)で試合を行うかが決まったことになる。

(3)第1試合

 第1試合。それは,本校ディベートチームにとってのデビュー戦である。これまでは,1対1,2対2,あるいは4対1というパターンであり,4対4で対戦するのはこん試合がはじめてとなる。緊張の一戦である。組み合わせにより,本校が否定側,幸町中学校が肯定側である。肯定側は,第1反駁が女子である他は,男子生徒である。ジャッジは連盟の方々である。試合は10時45分,413教室で始まった。

 肯定側は,「省エネ」と「交通事故の減少」というメリットを出してきた。「省エネ」は予想されたものであるが,「交通事故の減少」は予想外。ゆっくりしたペースで,とても分かりやすい立論だった。それに対して,こちら側の質疑は,かなり鋭いものであったが,反駁までの見通しに立ったものではなかった。

 次にこちら側(否定側)の立論である。これまで多くの時間をかけて練り上げてきた立論である。ただし,分量が多いので,時間内に読み終えるのは,それなりのスピードが要求される。立論担当者は,これまで何度も練習してきたので不安はない。6分という時間に対して,多少時間が余るくらいのペースだった。ここで,この試合での立論原稿を示そう。

 否定側立論を始めます。定義は肯定側に従います。否定側のプランは現状維持とします。それでは,肯定側のプランから発生するデメリットを2つ説明します。 第一のデメリットは「労働強化」です。第二のデメリットは「ライフスタイルの押し付け」です。

 最初に「労働強化」というデメリットについて述べます。まず,発生過程を「販売およびサービス業に従事する人」と「事務に従事する人」に分けて述べます。 はじめに,「販売およびサービス業に従事する人」について。プランを導入すると,夕方の明るい時間が増え,商店やサービス施設等の営業時間が延長され,労働時間がのびるのです。 証拠資料を2つ引用します。 1つ目。出典は「集英社 イミダス1998」です。それによると,百貨店,総合スーパー,専門スーパーとも,91年と94年の比較では,営業時間が増加しています。これは,大規模小売店舗法の緩和により,閉店時間が大幅に緩和されたからです。 つまり,現在,小売業では営業時間が増加する傾向にあるのです。夕方の明るい時間が増えれば,さらに営業時間が延長されます。2つ目。出典は,「平成11年2月 経済企画庁,環境庁,通商産業省 サマータイムについて」 引用開始。「戦後のサマータイム制度導入時期前後の労働時間の推移(卸売・小売業)  昭和23年 2120時間  昭和25年 2231時間  昭和27年 2255時間」引用終了。つまり,戦後サマータイム制度が導入された時,卸売・小売業では,ほぼ毎年労働時間が伸びていたのです。 販売業同様,人を相手にするサービス業においても,営業時間が延びることにより「労働強化」が発生します。 以上のように,「販売およびサービス業に従事する人」の労働時間が長くなり,「労働強化」というデメリットが発生するのです。次に「事務に従事する人」について。プランを導入すると今までより1時間早く仕事が終わります。ところが仕事が終わっても,まだ明るいため,仕事を切り上げずらくなり,導入前よりも仕事をする時間が長くなります。 証拠資料を引用します。出典は「自由国民社 現代用語の基礎知識1997」です。引用開始。「わが国ではサービス残業,なんとなく残業するずるずる残業(とくに家に持ちかえってする残業が「ふろしき残業」)が常態化していて,世界的に非難されている。」 引用終了。労働時間について同じ資料から引用します。引用開始。「労働省調査(5人規模以上)では,95年は1910時間」 「個人調査をもとにした92年の総務庁調査では2506時間」 引用終了。つまり,労働省の調査に現れない残業労働の実態があるのです。仕事が終了しても,まだ明るいと,なんとなく残業するずるずる残業などが増えるのです。残業は本人の意思によるという考えもあります。しかし,今の日本は不景気でリストラが進んでいます。サービス残業を進んでやってでも生き残りを図るのが今の状況なのです。簡単に残業を拒否することは難しいのです。 証拠資料を引用します。出典は「1999年6月20日付けの読売新聞」です。 引用開始。「日本の4月の完全失業率は4.8%と2ヶ月連続で戦後最悪を更新した」 引用終了。このように,「事務に従事する人」の場合,断りきれない,しかも統計上の数字には表れにくい残業が増えてしまい,「労働強化」というデメリットが発生します。次にこのデメリットの深刻性を述べます。労働が強化されるとそのぶん「ゆとりがなくなる」のです。これは深刻です。 なぜなら,国民はサマータイム制が導入されたら「ゆとりがふえる」と考えているからです。 証拠資料を引用します。出典は「平成10年10月19日 「地球環境と夏時間を考える国民会議」第2回中央国民会議 資料」です。引用開始。「サマータイム導入のメリットについて ゆとり 43.3%(平成9年)」 引用終了。この資料では,サマータイム導入のメリットとして,「ゆとり」が「省エネルギー」についで第2位となっています。しかし,「労働強化」が発生し,逆に「ゆとり」はなくなってしまうのです。これは,国民の期待を裏切ることで,とても深刻なことです。

 次に「ライフスタイルの押し付け」というデメリットについて述べます。まず,発生過程を説明します。サマータイム制とは,夕方の明るい時間を活用するために,1年に2回時計の針をずらすことです。 それは自分の意思ではなく,国から強制されるのです。 証拠資料を示します。出典は「平成11年 総理府広報室 「地球環境とライフスタイルに関する世論調査」」です。 それによると「サマータイム制度導入に対する賛否 賛成 54.0%  反対 25.2%  わからない 20.8%」です。少なくとも4分の1以上の人が,自分の意思に関わらず,一方的に時計の針を動かされるのです。 これまでのライフスタイルを守ろうとしても,周りの動きが全てずれてしまっています。そして,これまでと違った時間で生活することを強制させるのです。こうして,「ライフスタイルの押し付け」というデメリットが発生します。 次に,このデメリットの深刻性を述べます。サマータイム制の導入では「個人のライフスタイルが尊重されない」のです。 人はそれぞれ,様々なライフスタイルを持っています。朝型の人もいれば夜型の人もいます。 散歩をするために朝の明るい時間を大切にしている人もいれば,星空観測のために暗くなるのを待ちこがれている人もいます。それなのに,一方的に時間を動かし,夕方の明るい時間の活用にのみ力点を置くのは,それぞれのライフスタイルを無視した行為です。これは個人の尊重という視点から見ると,とても深刻な問題です。

 以上のように,サマータイム制を導入すると「労働強化」「ライフスタイルの押し付け」という深刻なデメリットが発生するのです。これで否定側立論を終わります。

 以上のような内容である。読めば理解できることでも,音声だけで聞き手に伝えるというのは難しいものだ。立論担当者は,強弱をつけたりして工夫しながら読み上げた。それに対して肯定側からの質疑が3分ある。これも鋭いものだった。

 こうして前半戦が終わり,いよいよ反駁の応酬となる。それぞれ4分の持ち時間が2回あるわけである。否定側は,省エネはつぶせないと考え,その効果がいかに小さいかということで反駁。交通事故の減少については,労働強化により帰宅時間が遅れるという点で反駁した。一方,肯定側は,具体的な根拠をあげながら反駁。特に第1反駁の女子生徒は実にすばらしい内容で,とても中学生とは思えないものだった。恥ずかしながら,きちんと記録をとっておかなかったため,詳細な反駁の応酬は書けない。ただ,肯定側が具体的な根拠をもとに反駁したのに対して,否定側は根拠を伴った反駁ができなかった。初戦ということで,かなり緊張していたようである。

 ジャッジの協議は別室で行われる。その間に相手チームへ渡す色紙の記入が行われた。この式は試合終了後に記念に交換されるものである。

 さて,ジャッジは講評を先に述べる。その後,メリットとデメリットが発生するのか,重要か深刻であるかを判定し,最終的な判定を述べる。期待された結果は2対1で肯定側の勝ち。わがチームは初戦を勝利で飾ることはできなかった。試合後,早めの昼食を取る。さすがに,敗戦のショックは大きく,無言で食べるのみ。雰囲気は最悪である。

(4)第2試合

 失意の中での第2試合。相手は昨年度優勝校の秋田県能代市立能代第二中学校である。開会式の前から,このチームの生徒が読んでいた本は専門書だったし,生徒数も先生の数もやたらと多い。実は,僕らの第1試合を能代ニ中の生徒たちが見にきていたのだ。つまり,情報収集。すごいなあ。まさしくチームプレイ。そんなわけで,全国経験のあるチームとの対戦。開き直ってやるしかない。

 この試合では肯定側となった。まず,こちらの立論を紹介しよう。

肯定側立論を始めます。  

 まず,最初に定義を述べます。 ここで言うサマータイム制とは,夏の一定期間,一定時間を繰り上げることとします。 次に,プランを3点述べます。1点目。実施は2002年4月からとし,周知徹底の期間をとります。2点目。期間は4月の第一土曜日から,10月の最終土曜日までとします。3点目。繰り上げ時間は1時間とします。それでは,肯定側のプランから発生するメリットを2つ説明します。第一のメリットは「省エネ」です。第二のメリットは「ライフスタイルの見なおし」です。

 最初に「省エネ」というメリットについて述べます。まず,発生過程です。プランを導入すると,夕方の明るい時間が活用できるため,家庭用,業務用の照明の需要が減ります。サマータイム制導入による増エネ分を差し引いても,大きな省エネ効果があるのです。証拠資料を引用します。出典は「平成11年2月,経済企画庁,環境庁,通商産業省 サマータイムについて」です。 引用開始。「サマータイム制が導入されると 〜中略〜 全体的な省エネ効果は,年間約50万キロリットルと 見込まれる」 引用終了。こうしてサマータイム制を導入するだけで省エネ効果というメリットが発生します。 次に,このメリットの重要性について2点説明します。1点目。省エネは「地球温暖化の防止につながる」のです。 現在,地球の温暖化が進行しており,人類とって大きな問題になっています。地球温暖化の主な原因は石油や石炭などのエネルギー消費による二酸化炭素の排出量の増加です。 したがって,省エネにより,エネルギーの消費を減らすことは,二酸化炭素の排出量を減らすことになり,地球温暖化を防ぐことにつながります。証拠資料を引用します。出典は「さきほど引用した資料 サマータイムについて」 引用開始。「炭素換算 約44〜17万トン のCO2排出削減が可能」 引用終了。省エネにより,これだけの二酸化炭素排出が削減され,地球温暖化の防止につながります。 だから,省エネは極めて重要です。2点目。省エネは「日本にとって必要な政策」なのです。日本はエネルギー源の大部分を輸入に頼っています。証拠資料を引用します。出典は「日本国勢図会第57版」です。引用開始。「わが国の一次エネルギー供給量の輸入依存度 1997年度 93.9%」引用終了。したがって,エネルギーをいかに有効に活用するかということが重要であり,政府も省エネを進めています。証拠資料を引用します。出典は「集英社 イミダス 1998」です。引用開始。「政府は1997年4月の総合エネルギー対策推進閣僚会議において,2000年度に向けてエネルギー消費の伸びをゼロに抑制することを目標とする66項目の新規,強化施策からなる総合的な省エネルギー政策を決定した」 引用終了。このように日本政府は省エネを強力に推し進めています。だから,原油換算で年間50万キロリットルもの省エネは極めて重要なのです。

 次に,「ライフスタイルの見なおし」というメリットについて説明します。まず,発生過程です。プランの導入により,夕方の明るい時間が今までより1時間長くなります。 そうすると,時間の過ごし方の幅が広がります。証拠資料を示します。出典は「平成10年11月 総理府「地球環境とライフスタイルに関する世論調査」です。それによると「現在の平日の余暇時間の過ごし方は テレビ・ラジオなどの見聞きが52.3%です。それに対して,サマータイム制度が導入されるとした場合は テレビ・ラジオなどの見聞きが35.0%に減少しスポーツや趣味・娯楽,地域のための活動,学習活動などの割合が増加しています」 また「サマータイム制度が導入された場合,生活面で考えられること」として  家族とのふれあいの機会が増える 20.8% 生活スタイルを切り換え,新たな気持ちとなる 13.0%  などがあげられています。このように,単にテレビやラジオを見聞きして時間を過ごしてしまっている現状より 幅広い活動が可能になり「ライフスタイルの見なおし」が可能になるのです。次に,このメリットの重要性を述べます。 それは,「仕事中心の考え方を見直す」きっかけになるのです。日本は諸外国に比べて労働時間が長く,また労働省調査に現れないような「サービス残業」「休日出勤」もありました。証拠資料を引用します。出典は「自由国民社 現代用語の基礎知識 1998」です。 引用開始。「諸外国と比較すると,95年は製造業では日本は1975時間で,〜中略〜 ヨーロッパ主要国にまだ及ばない。 〜中略〜 より注目すべきことは,労働省調査に現れないわが国独自の割増賃金なしの「サービス残業」「休日出勤」などの存在である(個人調査をもとにした92年の総務庁調査では2506時間)。」 引用終了。日本の労働時間が長いのは,仕事中心の考え方によるのです。 また,仕事中心の考え方は,最後には「過労死」という悲惨な結果を招きます。証拠資料を引用します。出典は「集英社 イミダス 1998」です。引用開始。「日本の場合,欧米なら到底それほど長時間働くことの考えられない中間管理職,一般社員までが,日本型の労使関係による周囲の暗黙の強制のもとで,長時間の残業や休日なしの勤務を強いられる結果,心筋梗塞や脳出血で死亡したり,燃え尽き症候群に陥って自殺したりするのが,過労死問題の登場するゆえんである」 引用終了。つまり,仕事中心の考え方が人を死にすら追いやってしまうのです。 だから「ライフスタイルの見なおし」は極めて重要です。

 以上のように,サマータイム制を導入することで,「省エネ」「ライフスタイルの見なおし」という極めて重要で大きなメリットが発生します。だから,サマータイム制はぜひ導入すべきです。これで,肯定側立論を終わります。

 これに対して否定側立論。デメリットは「労働強化」と「健康破壊の危険性」である。「労働強化」については,これでもかと言うくらい多くの場合分けを行い発生過程を説明。「健康破壊の危険性」では,ついに皮膚ガンが出てきた。さすがに全国大会出場経験校。レベルが高い。

 その相手に,挑みかかるわがディベーターズ。僕からすれば否定側の立論で追及できることはたくさんあるのだが,彼らにはそこが見つけられない。2度目の試合,それも緊張した中での限られた時間とくれば,うまくいかないのは当然だろう。それでも,皮膚ガンなどは事前に予想して対策を立てておいたのでかなり反論できた。1試合目よりは,議論もかみ合ってきたように思われた。

 さて,講評。これが意外と肯定側を高く評価している。まさか・・・。まさかの期待は裏切られたが,判定は2対1で否定側。敗れはしたが,1ポイントゲットしたのは健闘したと言える。しかも,コミュニケーション点は否定側の6点に対して,肯定側は7点だった。前年度優勝校とがっぷり四つの戦い。引率教師としては満足の行くものだった。しかし,負けは負け。逃がした魚は大きいというところだろう。生徒たちは,内容を評価されたためか,明るい表情だった。

(5)第3試合

 すでに2連敗。ぜひとも1勝したい。第3試合の相手は,地元,仙台市立住吉台中学校である。この試合では肯定側。時間がないので,第2試合と同じ立論で試合に臨む。否定側は,税負担が増えるというデメリットを出してきた。さすがに3試合目ともなると,ディベートにも慣れてきて,相手の発言をふまえての反論ができるようになってきた。試合ごとに成長しているのが分かる。そして,判定。3−0の完勝である。ついに1勝できたのだ。

(6)リーグ戦の結果

 予選リーグでは1勝2敗だった。もう全国大会出場はない。1勝したから最下位ではないと思うのだが・・・。とりあえず,大会本部へ向かった。時間も遅くなっていたので,結果を確認したら帰るつもりだった。ところが意外な結果が待っていたのだ。

中学校の部 Aリーグ結果 

  能代ニ中 住吉台中 幸町中  若松ニ中
能代ニ中   *  2−1  3−0  2−1
住吉台中  1−2   *  2−1  0−3
幸町中  0−3  1−2   *  2−1
若松ニ中  1−2  3−0  1−2   *

 上記のように3勝した能代ニ中がリーグ1位。そして,他の3校が1勝2敗で並んだ。ポイントで勝敗を決めることになっていたので,負けても1ポイントずつとっていた若松ニ中がなんとリーグ2位となった。ということで,予想外のベスト4。全国大会出場は逃したが,賞状と楯をゲット! 初出場にしては健闘したと言える。そして,もう1試合できることとになった。

(7)3位決定戦

 負けたと思っていたのに,リーグを抜けたということで,生徒の意気は盛んだが,何も準備をしていない。指定された教室に向かった。相手は石巻市立湊中学校。女子4名のチームである。この学校は昨年度3位の学校である。その場でくじ引き。本校は否定側となった。肯定側を引いた相手側はかなり喜んでいた。この論題では,やはり肯定側が有利なのだろう。

 何の準備もしていないため,とりあえず最初に用いた立論を使用。最後の試合ということで伸び伸びとできた気がする。肯定側の省エネ,内需拡大等のオーソドックスなメリットは否定することが容易でないので,そのメリットが小さいものであるという方向で攻めていった。それなりの攻めはできた。

 さて,判定では1つ1つ吟味されたが,最後は1兆2000億円の内需拡大効果の意味について吟味され,結局,それは小さいものであるが発生するという点を評価され肯定側のポイント。それにより肯定側が3−0で勝利となった。ということで,本校は厳密に言えば4位ということになる。

(8)閉会式

 最初は,出るつもりのなかった閉会式。そこで,表彰されるなんて夢にも思わなかった。学校名が呼ばれ,4名が登壇。表彰を受けた。短い期間だったが,まさかここまで来れるとは思ってもみなかった。感激。

 なお,講評として次の点が挙げられた。

 ○東北地区はレベルが高い。

 ○議論,準備の段階で多くのことを学んだと思う。

 ○証拠を引用する前の部分が大切である。証拠の示し方としては,

  @図書・・・・肩書きが専門性を判断することになるので,しっかりと述べる。

  A報告書・・国の機関の報告書を引用します。といった前置きをする。

  B新聞・・・・新聞名を述べてから,その次に日付を言う。

 

7.エピローグ

 全国大会出場の野望は打ち砕かれた。しかし,初出場の東北大会で3位入賞は立派だと言える。これで,ちょっと早いけれど甲子園をめざした夏は終わった。きっと,僕自身にディベートの知識と経験があれば,あのメンバーなら全国大会出場も可能だったと思う。生徒たちには申し訳なく思う。

 さて,社会科の教師として,自分の考えを考慮せず機械的に立場を分けるディベートはどうしても好きになれなかった。しかし,今回の経験を通して,社会認識うんうん以前の問題として,コミュニケーション能力を高める上では非常に意義があると考えるようになった。だから,社会科に関わる論題に限定せず,学級活動等で取りいれれば,生徒のコミュニケーション能力を高めるとともに,より良い人間関係づくりに大きく役立つのではないかと思うようになった。何事も,先入観で判断するのではなく,ある程度,顔を突っ込んでみるといろいろなことが見えてくるものだと思った。

 本当は,もっと本格的に書こうかと思っていたが,この程度で終わることになる。再度チャレンジするかどうかは不明である。ただ,非常に貴重な経験をさせていただいたと思っている。今回は,学校,保護者を始め多くの方々にお世話になった。ここに感謝したい。本当にありがとうございました。

これが参加選手だ!

 

ディベート関連の掲示板書きこみ集

帰ってまいりました ----- by ふじ@日直 <Mail> [7/11(日) 22:24:51]

こんばんは。帰宅しました。
さすがに往復370キロは効きますね。ドリンク剤以上です(笑)。
ディベートの東北大会は,おかげさまで初出場ながら3位となりました!
でも,全国大会へは2チームしか出れないので,全国制覇の野望は打ち砕かれました(笑)。主催の1つに読売新聞社が入っているので,新聞にも掲載されるそうです。ただし,明日は休刊日なので,あさってです。探してみてくださいね。
そんなわけで,今日は疲れてしまいました。歳には勝てませんね(笑)。
今日は,失礼して寝ます。明日からはネット散歩も復活です。よろしくお願いします。それでは,おやすみなさい・・・。(dion.ne.jp/210.230.138.236)

うさぎのミミ > ふじさんお疲れ様デーす。東北3位なんてすごいですね。おめでとうございまーーす。 [7/11(日) 22:28:07] (dion.ne.jp/210.172.98.234)

HANA > おめでとう,ふじさん。3位入賞したなんてすごいですよ! [7/12(月) 04:49:58] (mwnet.or.jp/202.226.203.82)

ぱぷ父ちゃん > おめでとうございます!!うちは読売新聞なので明日探してみますね. [7/12(月) 05:30:24] (mint.or.jp/203.136.14.231)

かしこ > おめでとうございます&お疲れさまでした!学期末なので『ゆっくり休んでね』と言えないのが悲しいところですが・・・。 [7/12(月) 07:23:01] (so-net.ne.jp/210.132.244.113)

Oshige > おめでとうございます。すごいですね。初出場3位。しかも短期間のうちに!指導者の力ですね。あとは生徒の力?でも、よいきっかけになりそうですね。 [7/12(月) 22:07:42] (dion.ne.jp/210.251.51.6)

マスオ君 > ☆゜・。・。ヘ(^^ヘ) オメデトウ (ノ^^)ノ。・。・゜★
すごいじゃないですか!!!
この流れ、次はうちの野球部に来て欲しい!!
[7/12(月) 22:40:22] (plala.or.jp/210.153.37.77)

ふじ@日直 > 皆さん,ありがとうございます。予想外の成績で僕も喜んでいます。わざわざ高速飛ばして行った甲斐がありましたよ。明日は朝の散歩で駅に行き,読売新聞を購入する予定です(笑)。でも,きっと地方版に載るんじゃないかと思います。なので,ぱふ父ちゃんとこには載らないんじゃないかなあ。たぶん。全国に出れれば確実に載ったのになあ。全国大会に出場できないので,かわりにNIEの全国大会で大阪に飛びます。これも,それなりに楽しみです。広く浅くが僕の趣味なので,あれこれ首だけつっこんでます(笑)。マスオ君とこも,がんばってね! [7/12(月) 23:14:07] (dion.ne.jp/210.230.138.231)

BADTAKE@ドリンク道の弟子 > おお、ディベートの大会で3位とは素晴らしいなあ。おめでとう!!ドリンク道だけではなく、ディベートもきわめているんですね(^o^)。すごすぎる。NIEの全国大会の方も楽しみですね。 [7/13(火) 06:22:04] (mesh.ad.jp/210.147.208.36)

まな板の上の鯉状態のだ〜じりん > こちらの掲示板はいつもにぎやかでエネルギーいっぱいですね!このパワーを補給して本日これから出勤です。行ってきま〜す! [7/13(火) 06:47:54] (so-net.ne.jp/210.132.209.212)

ぱぷ父ちゃん > そうなんです、新聞を見てあれ、載っていないなぁ...なんて思っていて気が付きました、三重県は近畿地方でした、残念... [7/13(火) 22:17:39] (mint.or.jp/203.136.14.234)

ふじ@日直 > 僕もわざわざ駅まで新聞を買いに行ったんですけど。同じ県の学校が優勝したので,そっちの方が大きくとりあげられていました。これはしょうがないですね(笑)。いずれ全国版で。 [7/13(火) 23:14:32] (dion.ne.jp/210.230.138.242)

ふじ先生ありがとうございました ----- by ディベーター3号(反駁1) [7/11(日) 23:17:09]

こんばんは、ちょっとおじゃまします。今日は宮城までの運転と引率、そして指導ありがとうございました。そして今までご指導いただき本当にありがとうございました。私(男子ですよ)の心の中には「話し方」と「サマータイム」の知識も大きいのですが、みんなと一緒に練習してきたことが残っています。忘れることはないでしょう。またやりたいです。(来年後輩にも出てほしい)(文章が変ですいません)では、おじゃましました。(三年男子) (infoweb.ne.jp/210.131.60.107)

ふじ@日直 > う〜ん,うれしいねえ。こんなふうに言ってもらうと,僕もやってきた甲斐があったというものです。どうですか,皆さん。この生徒と教師の交流(笑)。ちなみにディベーター3号(反駁1)はマイコン部員です(笑)。近日中にディベーターズの写真をUPしますので,ご期待下さい。ところで「サマータイム」は導入すべきなのだろうか? [7/12(月) 22:53:26] (dion.ne.jp/210.230.138.185)

ディベーター3号(反駁1) > 導入すべきである。「(父)朝寝坊が何を言うか!」「(3号)脇から書き込まないで!本題に戻って、理由はやはり「夕方の余暇時間」が大きいからです。」「(父)どうせ遊ぶんだろう!」「(3号)へっへっへっ(本当に個人的ですが)そんなところです。おやすみなさい。」「(父)早く寝ないと朝起きられないからね。(^_^)おやすみなさい。」 [7/12(月) 23:18:26] (infoweb.ne.jp/210.131.60.83)

ふじ@日直 > 何とほほえましい親子でしょうか。我が家もこんなふうになれるかな? さて,サマータイム制ですが,昨日の試合で「省エネの原油換算50万キロリットルは,国民一人当たり5リットル」というのは,すごく説得力がありました。たかが5リットルのためにサマータイムというのも・・・。でも,小さな積み重ねが大切なのかもね。やはり,難しい論題だ。これは。 [7/12(月) 23:23:29] (dion.ne.jp/210.230.138.214)

ディベータ-の父 > 3030番GET,ディベータ-たちの写真が見られません。('_'?) [7/15(木) 13:08:13] (tohoku-epco.co.jp/150.30.21.3)

ふじ@日直 > ごめんなさい。ただ今,調整中です。乞うご期待! [7/15(木) 22:09:49] (dion.ne.jp/210.172.98.249)

お世話になりました ----- by ディベーター4号(第二反駁) <Mail> [7/12(月) 21:19:31]

ふじ先生、大変お世話になりました。何から何までお世話になりっぱなしのような気がしました。始まりは友達とディベートの話をして、何日かたった時ディベートの大会があると聞いたときでした。友達(ディベーター3号)から誘われ、僕はおもしろ半分で出ると言いました。僕は大会がどんなものかもわからずにいました。所が全国大会のビデオをみたら・・・。それからディベートにはまりました。結果はどうあれ、これによりいろいろなことを学びました。ここで学んだことを忘れずに行きたいです。全国行けなくて少し残念です(来年は高校生としていきたいです、受験に受かれば)。本当にありがとうございました。(infoweb.ne.jp/210.131.60.43)

ディベーター3号(反駁1) > 4号、私も同じような気持ちです。それにしても、いと楽しかった。「これにて特設ディベート部は一時閉幕と、相成りました」 (特設ディベート部にできればコメントお願いします) [7/12(月) 22:15:37] (infoweb.ne.jp/210.131.60.49)

うさぎのミミ > 「ディベート甲子園」をめざしたディベーターズご本人ですね。初出場で東北3位!!!快挙です。すばらしい!! [7/12(月) 22:25:08] (dion.ne.jp/210.172.98.158)

ふじ@日直 > ありがとう。いろいろ学んでくれたんだね。結局,学んでいくのは君達で,僕はそのきっかけを与えたに過ぎない.これからの飛躍を楽しみにしています。20年ぐらいたったら,今回のことを思い出話にして酒でもいっしょに飲みたいものだね(笑)。その頃,君達がどのように成長しているか,今から楽しみだなあ。掲示板を御覧の皆様。よろしかったら,彼らディベーターズに励ましのレスを! [7/12(月) 23:19:07] (dion.ne.jp/210.230.138.19)

ありがとうございました。 ----- by 池田修 <Mail> [2/16(水) 20:29:19]

なにげなく、自分の名前で検索をしていたら藤田@日直さんのページにたどり着きました。なんだろうと思ってみていたら、昨年の東北ディベート体験講座の事が書いてありました。

びっくりです。しかも、好意的に書いていただいて、嬉しいですf(^^;。

ディベート甲子園に向かっていく子どもたちの様子、顧問の悩みが見事に描かれていて、一気に読んでしまいました。

ただ、一つ年齢が40歳前後か?とありますが、私は藤田@日直さんと同じ学齢ですf(^^;。

宜敷お願いします。

では。(infoweb.ne.jp/202.219.24.41)

ふじ@日直 > 池田先生,カキコありがとうございます。先生は僕と同じ学齢だったんですね。失礼しました。これからも,お付き合いのほど,よろしくお願いいたします。皆さんへ。この池田先生は,恐れ多くもディベート連盟の重鎮であられ,たくさんの著書のある著名人であります。昨年,山形で行われたディベートの講習会の講師を務められた方なのです。詳しくは「ためになるページ」の「甲子園への道」をお読みくださいませ。いや〜,本当にうれしいです。ありがとうございました。 [2/17(木) 00:07:57] (dion.ne.jp/210.249.14.199)

池田修 > 確かに最近とみに体重が増えていますが、重鎮にはなっていないと思いますf(^^;。私がディベートを本格的に指導し始めた頃と、全国教室ディベート連盟の発足辺りが重なったことから、先頭集団を走らざるを得なかったと言うことです。ディベートは奥が深く、まだまだ学んでいる [2/17(木) 05:00:22] (infoweb.ne.jp/202.219.24.29)

池田修 > 途中で送ってしまいましたf(^^;。ということで、学んでいる最中です。で、授業で見られるディベートに関する良くある質問については、私の工事中のHPに答えてありますので、良かったらご覧下さい。http://homepage1.nifty.com/ckg/index.htmlです。では、また。 [2/17(木) 05:04:04] (infoweb.ne.jp/202.219.24.29)

ふじ@日直 > 池田先生,ありがとうございます。先生の謙虚な姿勢を,僕は学ばなくてはいけないと思います。先生のHPでいろいろと勉強させていただきます。これからも,ご指導のほど,よろしくお願いいたします。 [2/17(木) 21:57:55] (dion.ne.jp/210.230.138.120)

池田さんの紹介で。 ----- by 筑田 周一 <Homepage> [2/17(木) 07:58:40]

はじめまして。全国教室ディベート連盟ホームページ管理人の筑田 周一です。
盟友の池田 修さんから御紹介いただいて見に参りました。
「甲子園への道」感動いたしました。96年にビックサイトで見た中学の準決勝は、ひょっとしたら、うちの生徒達の試合だったのかなあ、なんて思いながら読ませていただきました。
連盟の活動に携わっている教師には、なぜか池田さんや私や、藤田@日直さんと同じ学年の人間が多いんです。だからか、余計に親近感をもって読みました。
連盟のホームページで、「甲子園への道」を紹介させてください。

また、ディベートウェブリングというのも始めています。こちらにもぜひ御参加いただけると嬉しいです。
(ocn.ne.jp/210.145.169.34)

筑田 > うああああ [2/17(木) 09:47:46] (ocn.ne.jp/210.145.169.34)

筑田 > メールorホームページアドレスに両方書いてしまいました。 [2/17(木) 09:48:47] (ocn.ne.jp/210.145.169.34)

筑田 > tstff05@sepia.ocn.ne.jp [2/17(木) 09:49:30] (ocn.ne.jp/210.145.169.34)

筑田 > http://member.nifty.ne.jp/debate/index.htmです。よろしくお願いします。 [2/17(木) 10:40:11] (ocn.ne.jp/210.145.169.34)

池田修 > 筑田さんどうも。やっぱり感動しましたよね。ここまで細かく書かれたディベート甲子園の実践記録はなかなか見あたりませんよね。だから、連盟のHPにリンクをお願いした次第です。よろしくね。 [2/17(木) 20:59:56] (infoweb.ne.jp/202.219.24.104)

ふじ@日直 > 筑田先生,はじめまして。おいでいただきありがとうございました。いろんな所でご縁があったのかもしれませんね。「甲子園の道」は誰かに読んでいただけるというより,記録として書いていたものなので,不十分な点も多いかと思います。お誉めいただき光栄です。これを機会に,いろんな方と交流の輪を広げられればと考えております。よろしくお願いいたします。池田先生。「感動」なんて,とっても光栄です(笑)。ありがとうございます。 [2/17(木) 22:04:50] (dion.ne.jp/210.230.138.65)

筑田 > さっそくリンクを張らせていただきました。連盟のページのリンクもひとこと紹介コメントをつけようかなあ、なんて思う今日この頃であります。 [2/18(金) 08:17:18] (ocn.ne.jp/210.145.169.34)

ふじ@日直 > あらら,HANAさん(笑)。筑田さん,どうもありがとうございました。HPを訪問しまして確認いたしました。アクセスカウンタだけは,僕の方が進んでいましたね(笑)。連盟のHPには掲示板がなかったようでしたが,掲示板があるといろいろと交流できますよね。設置されないのでしょうか? それとも見落としたか・・・。これからもよろしくお願いいたします。池田先生のHPも訪問しましたよ〜! [2/18(金) 21:40:35] (dion.ne.jp/210.230.138.102)

筑田 > 連盟にはないんですよ。こんどラウンジを設置いたしますので、できたら御連絡しますね。 [2/19(土) 17:28:55] (ocn.ne.jp/210.145.169.34)

ふじ@日直 > 筑田さん,どうも。ぜひ設置してください。その場で論題を決めてディベートを展開できますよね。はじめての方にディベートの楽しさを体験していただくのに最適ではないでしょうか。Q&Aもできますし。アクセス激増間違いなし! 設置されましたら,ぜひお声がけくださいね。楽しみにしております。 [2/20(日) 09:03:40] (dion.ne.jp/210.172.98.150)

第5回全国中学・高校ディベート選手権 ----- by HAT <Homepage> [2/16(水) 21:33:50]

今年の議題は
「日本は死刑制度を廃止すべきである。是か非か」(中学)
「日本はすべての原子力発電を代替発電に切り替えるべきである。是か非か」(高校)
死刑の方は授業で先生とやりましたね。(ぼろまけでしたが)
是非今の2年生に出場してもらいたいです。本当にいい経験になると思います。
謙虚な気持ちも養えますし。

ディベーター1号も是非出たいと言っていました。議題が彼の好きな電気関係ですので。ちなみに東北は7月16日です。

私もでたひな〜♪。(infoweb.ne.jp/210.131.60.95)

がんばるとうさん > 私の会社の研修でも「ディベート」やりました。テーマは「職場はみんなが協力し合っていくべきか,個性を重視し,落ちこぼれは切り捨てる?」だったかな。いかに相手側を納得させられるかの訓練の一環としてやらされ(笑)ました。どうしても相手の攻撃になってしまうんだよね…。 [2/16(水) 22:33:38] (infoweb.ne.jp/210.131.60.60)

ふじ@日直 > なるほど素敵な論題ですね。実は,来年度は選択社会科でディベートを実施しようかと考えています。授業中にできるのが魅力です。しかも,1学期から・・・。HAT君もぜひ仲間を誘って全国めざしてくださいね。今からリサーチすれば,結構いい線いくんじゃないかなあ。がんばるとうさんも,研修で体験したんですね。社会科教師の研修では「ディベートは社会科の授業の役にたつか」なんて論題でやったりもします。いろんな見方ができるのが良さだと思います。勝ち負けにこだわってしまう傾向にありますが,負けても得るものは大きいと思いますね。 [2/17(木) 00:24:13] (dion.ne.jp/210.230.138.150)

naoko3 > ディベートって日本語ですか?日本の大学ではESSに属していて、当時はディスカッションとディベートをやっていました。ANCHIもESSだったんですよ。違う大学でも同じサークルに入っていたので、大学に入っても毎週のように会ってました。おかげで切れる縁も切れなかったわけです。日本人は討論下手とよく言われるのでディベートに慣れる機会があるのはいいと思います。ふじ先生、AKIさんの所で盛り上がってます。ふじ先生とANCHIも無理やりリノへ行く事になりました(笑) [2/17(木) 23:23:36] (infoweb.ne.jp/210.131.58.76)

ふじ@日直 > naoko3どうも。Akiさんとこでの盛り上がりは最高ですね。naoko3にANCHIさんと若い女性二人に囲まれてリノに行けるなんて夢のような話です(笑)。実現したら嬉しいなあ。ディベートについては僕なりに社会科教師としてディスカッションと区別しております。個人的には討論的な授業にあこがれていまして,ディベートはあまり好きではなかったんです。そのへんのところは「ためになるページ」の「めざせ甲子園」というページを読んでいただければと思います。最近の中学校では,国語や社会の教科書で学習方法としてディベートが取り上げられています。なおディベートについての詳細は,この掲示板に全国教室ディベート連盟の方のカキコがあり,そこにHPのアドレスもありますので,よかったら行ってみてください。ESSということは,ANCHIさんも英語ペラペラなんですか? すごいなあ。 [2/18(金) 21:36:54] (dion.ne.jp/210.249.14.208)

naoko3 > こんわんわー。AKIさんの所はかなり楽しんでいます。ANCHIは英語が堪能な女優でした(笑)ドラマ-英語劇で活躍してました。彼女音楽の先生のみならず、女優の才能あるんですよ。知ってましたか?両手に花(?)のリノトリップ実現するといいですね。楽しみです。楽しい週末を! [2/18(金) 22:12:49] (infoweb.ne.jp/210.131.125.142)

ウニ > なるほど「ディベートはいかに相手を攻撃するのではなくいかに相手側を納得させられるか・・・」なるほどなるほど。論題の設定は難しいですよね。他に傑作論題はありませんか?全国教室ディベート連盟にいってみよう! [2/18(金) 22:57:14] (sendai-c.ed.jp/210.239.15.82)

ANCHI > おいおい、naoko3、知らない間に私のうわさ話を・・・(^^;しかも、かなり大げさな(笑)ふじ先生、私はもう英語忘れましたよ。確かにESSでしたけど、あれって使わないと忘れてしまうって、ほんとですよね。最近、実感してしまうことばかり(笑) [2/19(土) 00:05:16] (infoweb.ne.jp/210.131.32.188)

ふじ@日直 > 皆さん,どうも。1つのネタからもいろんな交流ができるものなのですね。これぞネット! ウニさんはディベートとバドミントンをリンクさせたわけですが,その目の付け所が素晴らしいと思います。自分の関心のある話題を深めるためにディベートを活用されたわけですから。ディベートを学ぶという発想とともにディベートを活用するという発想も大切だと思います。特に学校現場においては,ある程度ディベートを学んだら,いろんな場面で活用したいものですよね。全国教室ディベート連盟のHPには,ぜひ行ってみてくださいね。さて,ANCHIさん,naoko3さん。お二人は本当に仲良しとみました(笑)。いいですね。英語が堪能なお二人がご同行となれば,リノトリップは何の憂いもありません。まるで,水戸黄門が助さん,格さんと諸国漫遊するような安心感でございます。しかし,その前に,ぜひお会いしたいですね。会津はいいよ〜(誘ってるつもり:笑)。 [2/20(日) 09:00:02] (dion.ne.jp/210.172.98.86)

平成12年度の取り組み「ディベート甲子園 ミレニアム」はここ!