THE MOVIES

かもめの映画感想集です。

Warning !
とてもオレ様的な感想です。オノレが気に入るかどうかが、全て。
よって、人様の参考になるようなモノではありませんのでご了承くださいませ。しかもネタばれしまくりです(笑)。

凡例

いいよ〜

イイな〜

イカす!

スキスキ

ムフフ…

そんなん
アリ?

なぁにぃ
ー?!

ぽろり

だぁ〜〜

おおッ!

えっとぉ
ー…

こ・こりは


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2000年12月

オーロラの彼方へFREQUENCY

監督:グレゴリー・ホブリット 出演:デニス・クエイド ジム・カヴィーゼル エリザベス・ミッチェル アンドレ・ブラウワー ノア・エメリッヒ 他

おもしろかった〜〜!!タイトルから勝手にお涙モノだと勘違いしていたけれども、良い意味で騙されました!これって「タイム・コップファミリー編」って感じかなぁ(^^)。

旧式のラジオ無線機で、何故か(オーロラのおかげ、という設定らしい)30年前の父と交信することができた息子ジョン(ジム・カヴィーゼル)。それは消防士であった父フランク(デニス・クエイド)が死ぬ前日だった。今なら、父の、家族の運命を変えられるかもしれない!と奮闘するジョン。
いや、本当に奮闘していたのは父のフランクの方だったなぁ(笑)。未解決の連続殺人事件を、息子の指示で解決しようとしていたものなぁ。
殺人事件の歴史を変えていくことで、現在がどんどん変わっていく。このヘンのタイム・パラドックスはこの手の映画にはよくあることなんだけど、まさか、ラストにああくるとは私は全然予想してなかったのです。
お隣に座ってたすずめちゃんは、「予想通り」だったそうだけど(笑)。いんやー、かもめさんビックリ(@o@)!!声にならない声で「えーーーーーーーーーっっ!」と叫んでしまいました。
私にとっては、「ホワット・ライズ〜」の100倍のオドロキでした(笑)。
しかし、冷静に考えると結果はぜ〜〜〜〜〜んぶ主人公の思い通りになってるんですねぇ。これこそ究極のご都合主義ですねぇ(^^;;;;;。
でもいいんです。それまでのハラハラドキドキが実に楽しかったので(^^)。

おもしろかったシ−ンを少々。
30年の時を隔てて交信していることに気がついた父と息子。この時の二人の反応がおもしろい。
息子は現代っ子らしく、タイムスリップの事実をすんなり受け入れて父との再会(声だけだけど)を喜んでいるのに、一方の父は「お前は何者だー!俺の息子に近づくんじゃねえ!」と、脳みそが筋肉であることを証明してしまうのであります(笑)。
いえ、父のそういう反応は、ごく普通のことで、彼が特別にカタイというわけではないのですが・・・。なんとなくウチのダディのことを思い出してしまって・・・・(笑)。ハイ、ウチの父もあーゆータイプです(^^;)。
それから、ジョンが、30年前の友人に魔法の言葉「ヤフー」を教えるシーン!私とすずめちゃんはゲラゲラ笑ってしまいました。場内の方々、もっと笑いましょうよー(^^;
それからそれから、デニス・クエイドのごましお頭も良かったなぁ(笑)。
もう一回くらい劇場で観たかったかも〜。

いろいろツッコミどころの多いタイム・スリップものだけれども、この作品にはスナオに騙されてしまおうと思っちゃった。30年前の自分と交信する場面もおもしろいんだけど、よく考えると、過去も未来も同じ無線機を使っているっていうのもなんだかスゴイと思いませんか(^-^)??


ホワット・ライズ・ビニースWHAT LIES BENEATH

監督:ロバート・ゼメキス 出演:ミッシェル・ファイファー ハリソン・フォード ダイアナ・スカーウィッド ジョー・モートン 他

うーーん?????なんだか古いタイプの映画だな〜、と思いました。
こういうサスペンス(なのかなぁ)って、昔からいっぱいありましたよね。なんだか、今作ることに意味があるのだろうかという疑問がぐるぐる・・・・・・・。
サスペンスにしちゃ謎解きに工夫が無いし(登場人物が少ないので誰が悪いやつなのかすぐわかる)、ホラーにしちゃ恐さの質が違う気がするし・・・・。
あ、でも一応恐かったです。最後の「彼女」の顔は(謎)。

恐がらせよう演出は残念ながらイマイチでした。・・・というのも、私はもともと画面の端っこを観るのが大好きで、役者の顔よりもセットや衣装やテーブルの上に置いてある食べ物なんかを観てる時間の方が長いのであります。
カメラがミッシェル・ファイファーを写しながら横にズレていくと、どうしてもその先の鏡だとかドアだとか壁とかを先回りして観てしまうのですよ〜。そうすると、目を向けてるポイントにバッチリ恐がらせ演出が出てくるもんだから、ニヤニヤして観てしまいました・・・・。お隣がすずめちゃん(かもめの映画友達)でなければ、気味悪がられていたかも知れない(笑)。
なんだかイヤな映画の観方だなぁ。スナオじゃないなぁ(笑)。でもいいぢゃん・・・。こっちは金払ってんだー、どういう観方しても自由ぢゃんかー。・・・・と一応言い訳なんぞをしてみる(笑)。

ホラー風味にするんなら、もっとどぎつい演出やブラックユーモアがあっても良かったのに。「永遠に美しく・・・」みたいにねぇ。
それに、「現象」をミッシェルしか見てないというのもちょっとヘン。「知ってるはずよ」というメッセージはアノ人にあてたほうがいいんでは・・・・(ちょいネタばれ)。
もすこしネタばれしますと、この作品はヒッチコックっぽいと言われてるけれども、私は「悪魔のような女」('55仏)が真っ先に思い浮かんでしまいました(^^ゞ
音響やサントラはサスペンスの王道らしくて良かったなぁ(^^)。お隣さんがもう少し最後まで絡んでくれてたらもっと面白かったかも??

 

2000年11月

タイタスTITUS

監督:ジュリー・テイモア 出演:アンソニー・ホプキンス ジェシカ・ラング アラン・カミング ジョナサン・リース・マイヤーズ ハリー・レニックス ローラ・フレイザー 他

わんこマークの種類の多さで、いかに私が複雑なキモチでこの作品を観ていたかがおわかりいただけるでしょうか・・・。なんと言いましょうか、大好きな食材を大嫌いな調味料で味付けされたような感じ、とでも?
現代と古代ローマとを融合させたような演出、シェイクスピアもの、文学的なものを俗悪的に描き、残酷描写を絵画的な美しさに昇華させている場面のすばらしさは、私がいまさら言うまでもないのですが・・・。
好きなシーンは数知れず、あれもこれも手をたたいて大喜びしたいほどの大好きな場面がたくさんあるのに・・・。

冒頭に現代から古代ローマへと引き込まれた少年。あぁ、この子は私たち(観客)の目になるんだな、と思った瞬間、イヤな予感が。
この少年は物語に入っていくわけでなく、邪魔するわけでもなく、登場人物たちの間を行き来する。サターナイナス(A・カミング)とバシアナス(J・フレイン)の選挙カー(これ、おもしろい!^-^)での舌戦を彫像の上から見下ろしたり、皇帝の言いなりになるタイタス(A・ホプキンス)から離れて息子達の側についたり。
そういう演出、好きなんです。本当はとっても好きなんです。でもっっ!!!それらを観ていて、決定的に感じてしまった。ジュリー・テイモア監督は、この映画の全てを支配しようとしている。役者達の演技、まばたきや指を動かす一瞬一瞬を、呼吸をいれるタイミングを、そして観客の視線でさえも。
冗談じゃないっ!たった一人の人間に支配された作品を観せられるのはまっぴら!
映画って、脚本があって監督がいて成立するものだけれど、それを表現するのは生きた役者でしょ?役者には脚本や監督の思惑とは違う思いが少なからずある。それは作品からはみ出すパワーだと思う。そのパワーを感じるとき、私は感動するし、それを観たいがために映画を観に行っているようなものなんです。一人の人間の思うとおりに役者が動く映画は、私はキライ。
(同じ理由で、「シン・レッド・ライン」も好きになれない)
私には、物語中盤まで役者達自身のパワーを感じることが無かった。アンソニー・ホプキンスもジェシカ・ラングも、テイモア監督の言うことを模範生のごとくなぞっているようにしか見えなかった。
後半(ラヴィニアの悲劇以後)、物語が憎しみにあふれてから、ようやくパワーを感じられるようになった。
ツライのは、前半はおもしろいシーン満載なのに、監督の支配欲(?)を強烈に感じてしまうこと。後半は役者のパワーがどんどん伝わってくる一方で、演出のパワーが失速ぎみだなと感じること。結局のところ、私には、監督のパワーと役者のパワーがかみ合ってないように見えたんですね。

気に入らない部分の説明はこのくらいにして・・・。←さんざん言うといて(笑)
テイモア監督は舞台演出家だそうで、この作品も舞台の仕掛けを無理やり映画に持っていこうとする強引さがおもしろかったりします(^^)。
ローマ軍の行進なんかも、あれってレヴューそのものですよね〜。ロケ地も、絵画的な場所をあえて選んでるような気がします。舞台の背景のような感覚なんでしょうかね〜。
舞台では決して観客が見ることのできない視点、真上からの構図がとっても印象的。二人の王子のシンパ達が入り乱れる場面なんか、観ていてゾクゾクしました(^o^)。

キャストは、断然サターナイナス役のアラン・カミングが一番♪
別に暴君ってわけじゃない、ありふれたバカ殿程度のもんなのに、すっごいインパクトありました。あの髪型がそう感じさせるってワケじゃないと思う(笑)。アラン・カミングだけは、始めからはみだしパワーを発散させていたなぁ。
それから、タモラ(J・ラング)の二人の息子カイロン(J・R・マイヤーズ)とディミトリアス(M・リース)。
この二人のチンピラぶりは見事(笑)。
この物語の残酷性は、主役の二人の復讐合戦ではなくて、タモラの息子達の行動の中にあるんじゃないかと思う。
タモラ、タイタス、アーロン、彼らは皆「憎しみ」という動機がある。復讐に走る理由がちゃんとある。けれどカイロン、ディミトリアスの二人だけは、誰かの憎しみに便乗して暴力行為をしているだけなのだ。動機の無い暴力が、一番心を震撼させるのではないか。
アーロン(ハリー・レニックス)は、「オセロ」のイアーゴーを思い出させるキャラクターですね。それにしても、シェイクスピアの悪役は、やたらと観客に訴えてきますねぇ。アーロンも、悪事を語るときはやたらとカメラ目線になってます(笑)。観客に訴えかけ、観客の心を取り込んで味方につけたいかのようです。悪役に感情移入させた方が、ドラマがよりおもしろくなるということなんでしょうね。

うーん、まだまだ書きたいことがいっぱいあるぞ(笑)。
もうこの時点で、今までで一番長い感想だなぁ。キライキライと言いつつ、やっぱり好きなんでしょうね<ぢぶん(^^;

*恒例となったおまけ*
タモラ達がタイタスを騙そうとした時のあの衣装・・・・、あれはまるっきり「おれたちひょうきん族」じゃないですか(爆)!!タイタスはぼけぼけタケちゃんマン、タモラはブラックデビル、バカ息子二人組みはアダモちゃんね(^▽^)!

 

チャーリーズ・エンジェルCHARLIE'S ANGELS

監督:McG(マックジー)出演:キャメロン・ディアス ドリュー・バリモア ルーシー・リュー ビル・マーレー ティム・カリー ケリー・リンチ 他

あー、おもしろかった〜〜(^o^)!何にも考えずにただ観ているだけで楽しめる作品は久しぶりかも〜。
一番不安(?)だったドリューが、難なくハマっていたのでほっとしました(笑)。←アンタ、何様?
いやー、だってですね、私が小学生くらいの頃ですよ、チャーリーズ・エンジェルやバイオニック・ジェミーをTVで放送してたのは。
あのころのパツキン美女たちはですね、なんとなく、骨っぽくてスジっぽくてコワい印象があったのですよ。コドモ心に(^^;。オトナのオンナ〜〜〜ってイメージがあったのに、今度の3人はみんなカワイコちゃん系でしょ?ドリューなんか、回し蹴りできるんだろうかとヒヤヒヤして観てたもの。あぁ、私が間違っておりました。ドリューちゃん、許してくださいっ!
3人のなかでは、私はルーシー・リューが一番お気に入りです(^o^)。やっぱり、アクションこなすお姉さまはどことなく”S”っぽくないとね〜〜(怪)。この役、工藤夕貴にオファーがあったそうだけど、身長がちょっとね・・・・。それに”s”の雰囲気彼女にはないしなぁ(爆)。←そんなこと言ってるのアンタだけ
注文つけるとしたら、もっと、
3人に知性を感じさせて欲しかったことぐらいでしょうか(爆)。
いや、やっぱ必要ないかな・・・・・・(爆爆爆爆爆)。

*またおまけ*
ティム・カリー、アンタ、それでほんとにいいのっっっ(爆)!?!?

 

シベリアの理髪師the BARBER of SIBERIA

監督:ニキータ・ミハルコフ 出演:ジュリア・オーモンド オレグ・メンシコフ リチャード・ハリス アレクセイ・ペトレンコ 他

なんと愛らしい映画なんでしょう!!監督は絶対ロマンチストに違いないっ!
パンちゃんも書かれていましたが、これを観たらロシア人を好きになってしまいます。ロシア人とお友達になりたくなってしまいます。ロシアに行ってみたくなります。
士官候補生たちの、なんと伸びやかでおおらかな日常!いえ、決して楽な訓練をしているというのではなく、軍隊という、規律を厳守なければならない世界にあっても、彼らの心の中はとても若者らしくて個性にあふれ、決して画一的ではないんです。
なにより、みんなとても明るい!その無邪気でとても明るい人々の中で、無邪気な恋が生まれ、無邪気に突進していく。

この映画は、母が息子にあてた手紙にそって展開されていく。母の回想として語られていく。
自分の、過去の過ちも悔いも、全て息子が生まれるために起こった出来事だとして語られる。そこには後悔がない、と思う。悔いを語っていても、それは「過去の悔い」として語られている。”今”を肯定している明るさがあると思う。「前向き」っていう言葉はちょっと安っぽいけれど。そこがとても好き。
役者はみんなよかったけれど、ジュリア・オーモンドだけは、ちょっと???でした。
なんだか、彼女の表情にはっとさせられるものが無かったんです。オレグ・メンシコフの、めちゃサバを読んだ若者ぶりも(だって、彼今40歳でしょ^^;)全然違和感無かったし、老いらくの恋(?)をユーモアたっぷりに表現してくれたアレクセイ・ペトレンコも、とっても良かった。発明オタク、リチャード・ハリスのまじボケ演技も、すんごく楽しかった。オーモンドだけが、なんだか表情に変化が無かったような・・・。
うーん、これは嫉妬かしら(笑)。メンシコフのアツ〜イまなざしを注がれるのは、もっとキョーレツなオンナでないと!と思ってしまったからだろうか(笑)。

この映画の中では、本当に頑固な者だけが勝利するのであります。それも、明るさの要因なんではないかな。たとえ、後半、あれだけ息苦しい展開になったとしても。これを観れば、ロシア=旧ソ連に画一的なイメージを持っている人は、印象変わるのではないだろうか。
思わず、近くにロシア人はいないかと探してしまいたくなるかも(笑)。

*おまけ*
メンシコフってさ〜〜、ついつい
メンチカツと言ってしまいそうになるのよね・・・(爆)。

 

スペース・カウボーイSPACE COWBOYS

監督:クリント・イーストウッド 出演:クリント・イーストウッド トミー・リー・ジョーンズ ドナルド・サザーランド ジェームズ・ガーナー ジェイムズ・クロムウェル 他

何年か前の「目撃」という作品で、イーストウッドは大統領の殺人現場を目撃してしまう泥棒役を演じていたのですが、小さいリュックを背負って森の中をちょこちょこ逃げ回る様子を観て、ワタクシ、ものすご〜くいたわしい感じがしたのを覚えております・・・・(^^;;;
あぁ、トシとったなぁ、、、、そんなに走っちゃカラダによくないよ、救急車待機させてる??などといらん心配をしてみたりして。
もしや本人も、試写でそう感じてしまったのでせうか(笑)。今回は、もろ自分のジジイさを逆手に取った開き直りとも言える題材になってますね〜。
じじいどもをグループ(複数人)にしたのはいいなぁと思いましたです。これが一人だと、本当にうっとおしいだけになってしまっただろうけど(全国のジジイの皆さん、ごめんなさい)、じじい同士ではりあってくれてるので、安心して笑って見てられるんだもん(^^;)。
しかしまぁ、無邪気というか幼稚と言おうか、無い体力を無理やり搾り出してミエをはりあうそのエネルギーは、一体どこから出るのでしょうね〜。
笑ったのが、G加速訓練(?)で、どっちが先に気を失った?と、スタッフに聞いてたとこ。「加速でシワがのびる」ってのには爆笑!あと、TV番組で「前の戦争に参加されてたそうで。で、
北軍?南軍?」っていう気のきいた司会者のギャグ!これって、日本で言うなら「前の戦争では、官軍?賊軍?」って聞くようなもんでしょ!もう、サイコー(^o^)!!

しかし、ロシアを未だにあんな風に描いてしまうのはいかがなものか・・・・(汗)。クリント・イーストウッドだから許されるのだろうか・・・・。
それから、ラストシーンはわたしゃ戦慄しましたですっ{{(+_+)}}!あれって、あれって・・・窒息死したってことっ!?いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!ひと思いにドカン!ってな方がまだ笑ってられたのにぃ〜〜〜(;_;)。

 

グリーン・デスティニーCROUCHING TIGER,HIDDEN DRAGON

監督:アン・リー 出演:チョウ・ユンファ ミシェル・ヨー チャン・ツィイー チャン・チェン 他

地球の重力を無視したいつもの香港ワイヤーアクションものかと思ってたので、ちょっとびっくりでした。
いえ、ワイヤーアクションはあった(というか、全編ソレなんですが)のですが、なんとなく文学的(?)というか・・・。泥臭さがない?ほこりっぽくない?ケレンみがない??うーん、うーん、どの言葉もあてはまらないな〜。
なんというか、ワイヤーアクション+武侠小説+少女まんが、という感じ。。。。

香港アクションでは、武術や剣術の達人が信じられない高さまで自力で飛んだり、水の上を走ったり、何十人もの敵と戦ったりするのはあたりまえ。言わばお約束。そのお約束が守られながらも、すごく独特な感じがしたのはどうしてなんだろ〜。
効果音が控え目だったからかな。そう言えば、飛び立つ時の足さばきにバタバタっていう効果音が無かったなぁ。あと、キメ技を連呼したりしなかったし。気合の掛け声(ハーッとかいうやつ)も控え目・・・。
ユンファ演じる剣の達人ムーバイも、必死の形相になんかならなかったしね。そういう落ち着いたキャラクターだったって言うのはあるけど。
あー、それにしても、チャン・ツィイーはとってもかわいかったなぁ(^^)。ちょっとコン・リーに似てましたね。
・・・と思ったら、彼女、チャン・イーモウに見出されたらしい。そうか、それでなのか・・・・・(謎)。

若いカップルのチャン・ツィイーの相手役チャン・チェンは、もう少しワイルドな感じにならなかったのかなぁ。繊細なイメージの方が強かったのは何故だろう。盗賊なら、もっとガツーン!ドカーン!むわーん(臭)!って雰囲気が欲しかったな。終始ツィイーのパワフルさに圧倒されてて、影が薄かったぞ。。。。。
熟年カップル(?)の二人はとてもいい感じでした。うーん、秘めた想いをお互い知っていながら言わないというのには、かもめさん弱いんです・・・・(^^;。
普段は感情を表に出さないムーバイが、最後の最後に言った言葉にちょっとウルっときてしまった。
「君のいない世界はむなしい」「魂だけになっても君のそばにいたい」(正確ではないですが・・・)うーん、ずうっと想いつづけてきた相手にこう言われるのなら、たとえ実らぬ恋でも本望でありましょう。。。。あぁ、少女まんがですみません(笑)。
少女まんがな展開というなら、イェン(ツィイー)とロー(チェン)の出会いと恋に落ちる様子もまたそうなんですよね〜〜〜〜(^^;。ちょっと気恥ずかしいけれど、ノってしまえばあとはハマるだけ(笑)。ハイ、わたくしハマって観てしまいました〜。なんとでも言ってちゃぶだいっ(笑)!

アクションシーンで何より驚いたのが、前代未聞の竹林の対決!香港アクションは、障害物が多いほど面白いし盛り上がるものなんですが、まさか土から生えてる竹の上に乗ってのアクションだとは(@o@)!まさしく目からウロコ!!
ムーバイは熟練した剣士らしく、竹のしなやかさを上手に利用して優位に立つ。若いイェンは、破壊的な攻撃ならうまいのだけど、竹の性質をつかみあぐねて苦戦する。
竹という素材で、剣士のそれぞれの特質を表現し、なおかつ絵になるアクションを展開するユエン・ウーピン(武術指導)の仕事はすごすぎる!こういう発想は欧米人には出来ないでしょうね〜。スバラシイ!

この作品、古い武侠小説が原作らしい。映画になった部分は、長い物語のラスト4分の1くらいだそうなので、ひょっとしたら続編もできるかも!?続編、あるなら観たいじょ〜〜〜(^^)。

またまた蛇足。
イェンに何度も「弟子になれ」と薦めるムーバイの姿って、なんだか
不良娘を更正させようとする熱血教師みたいでちょっと笑えますな〜。結果的に、命をかけて更正させたことになってしまったが・・・。ネ、ネタバレしすぎだなぁ、この感想・・・(><)。

 

ワンダー・ボーイズWonder Boys

監督:カーティス・ハンソン 出演:マイケル・ダグラス トビー・マグワイア ロバート・ダウニー・ジュニア 他

いつまでも捨てられないものがある。
いっそのこと、全部捨ててしまえばラクになるんだろうけど、どうしても思い切ることが出来ない。
その中に、自分の大事なものが全部詰まっているはず、と錯覚しているだけなのに。あるいは、捨てられないのは、「それ」こそが自分自身であることがわかっているから、なんだろうか??
持っていても仕方の無いもの、それをきれいさっぱり捨ててしまうことで、主人公は新しい自分を歩んでいく。
私にも、そんなきっかけが訪れるかな。自分の手で捨てるというのは、とてつもないエネルギーが必要なのです。
滑稽でせつなくてすがすがしい物語。ビデオが出たらまた観たいな。

蛇足・・・。
トビー・マグワイアは、宇宙人なのです・・・・・(謎笑)。


2000年10月

バトルフィールド・アースBATTLEFIELD EARTH

監督:ロジャー・クリスチャン 出演:ジョン・トラボルタ バリー・ペッパー フォレスト・ウィテカー 他
いやー、もう、どうしよう。ヤバいもの見ちゃったって感じ。久しぶりに、マジでバカをやってる作品に出会いました。いや、バカなことをやっていることにマジで気付いてない、というところか。そのトホホ感は「スターゲイト」を劇場で観たときの怒りにちょっと似てるかも(^^;。

うーん、でもな〜〜、「スターゲイト」にはまだ愛情持てるけど、こりはどうかな・・・(爆汗)。トラボルタが、この作品が好きっっっていうオーラを放ちまくりなのがまた、ツライ(^^;
原作は読んだ事ナイけれど、こんな脚本で、よくトラさんはおっけー出したよな〜。これってサイエンス・フィクションでなくて、
えせサイエンス・いいかげんファンタジーとでも言ってしまった方がいいんじゃないか。このジャンル初の仕分け第一号に認定しちゃうぞ。


インビジブルHollow Man

監督:ポール・バーホーベン 出演:ケビン・ベーコン エリザベス・シュー 他
予想通り、下品さ炸裂!でしたねぇ(笑)。
透明になっていく過程が、すんごくおもしろい!思わず目がクギ付け!!!
でも・・・・それだけだったかも・・・・・(笑)。
バーホーベンにしては、ちょっと派手さが無かったかなぁ。「ショーガール」「スターシップ・トルーパーズ」ぐらいのえげつなさがもっと欲しかった。
大体、「人間透明化計画」の依頼主、アメリカ国防省は透明人間をどう使うつもりだったのだろう??
まさか、各国の要人をことごとくレイプしてまわるのが目的だったんじゃあないでしょうねぇ(笑)?


あの子を探して一個都不能少

監督:チャン・イーモウ 出演:ウェイ・ミンジ 
これも、子役達に泣かされました。子役、と言っても登場人物みんなコドモなんだからあたりまえですが。
すんごくぐっときたところは、ラストももちろんだけれど、始めのあたりでクラス委員っぽいしっかりした女の子が、クラスのいたずらっ子に大事な日記を読まれちゃうところ。
子供なり、彼女なりの自尊心が傷つけられて、大粒の涙が流れる。子供って、大人のようにたくさんの言葉を知らないので、自分の本当の気持ちを言葉で飾って語ることが出来ない。
主人公のミンジも、TVカメラの前では大人の段取りにあわせたしゃべりが出来ない。とがってごつごつした、生の本音の言葉しか出てこない。

ミンジは、自分の給金のためにホエクー少年を探しに出たのに、だんだん自分がどうしてこんなに必死になっているのかわからなくなっているみたいだ。
ミンジは、ほとんどお金のことしかしゃべらない。でも、必死になっているのはお金のためだけではない。それが何かはわからない。
TVのキャスターにいろいろ質問されても、何も答えられない。自分がどうして必死にホエクーを探しているのか、ここに来るまでの間にいろんなことがありすぎて、混乱するばかり。
最後に「ホエクーが見ているかも知れないから、彼に話し掛けて」と言われ、初めて「心配でたまらない。早く帰ってきて」と言葉が出る。
たぶん、その瞬間まで、自分がホエクーを心配していることの自覚はなかったのではないかなぁ。
この時の彼女の涙と、前述の女の子の涙がだぶって見える。

この涙を境に、ミンジの表情は全然明るくなるんだな〜。
ラストの、黒板にひとりひとり字を書くところでまたじわじわと来てしまった。
ホエクーが「3文字書いてもいい?」とミンジの名前を書くところでもうダメ〜〜〜(ToT)。
繊細でたくましい子供たち、みんな輝いてるんだね。


X-メンX-MEN

監督:ブライアン・シンガー 出演:パトリック・スチュワート イアン・マッケラン アンナ・パキン ヒュー・ジャックマン ファムケ・ヤンセン 
アメコミが原作とのことですが、私はアメコミ版もアニメ版も知らないのです。でも、結構楽しめました。
特殊能力を持ったミュータント達が、人間との共存を望むグループと、敵対し支配しようとするグループに分かれて闘う、というストーリーだと聞いて、萩尾望都の「スター・レッド」を思い出してしまいました。
「スター・レッド」の”忌むべきもの”というモチーフが、「X−メン」にもあるのだったらこれは俄然注目!!と思ったんですね。
観終わった今・・・・。うーん、そっち方面の期待がちょっと大きすぎたかもしれなーい(笑)。もうすこし、”異端者の悲壮感”を前面に出して欲しかったなぁ。
あ、でもすごく好きなシーンが。
ローグ(アンナ・パキン)が、ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)の手を見つめて「刃が出るときは痛いの?」と聞くとウルヴァリンが「痛い」と返すところ。
自分がそう望んでないのに持っている能力。その能力のおかげで人間扱いされないのに、生きていくためにはその力を使うしかない。ミュータントの悲しみが内包されてる、印象的なシーンでした。
あれ?でもウルヴァリンって、映画ではあの金属を移植されたって言ってたな〜。じゃぁ、ミュータントじゃないじゃん。改造人間じゃん・・・・。そっか、
ウルヴァリンは「仮面ライダー」だったのか(笑)。
##原作ファンの方、ごめんなさ〜〜い(^^;

原作ファンでもないのに言ってしまってはいけないかもしれませんが、キャスティングは良かったですよね。スタートレック大好きかもめさんは、パトリック・スチュワート演ずるエグゼビア教授に大喜び(^o^)!!イアン・マッケランは、ちょっと分が悪くてかわいそうだったかも。
ストーム役のハル・ベリィも好きな女優さんだし、ファムケ・ヤンセンも美しくてかっこよかったけど、なんと言ってもウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンが良かった!うー、カッチョエーーー(>o<)!!!
あの”刃”はもちろんCGなんでしょうが、だとすれば、彼は刃があると仮定してアクションしてたわけですね。なんだか、ぷぷっ。立派なもみあげと動物ちっくな行動(鼻利かせたり)のおかげで、かなりワイルドだけれども、どことなくカワユイのよね。フード付きのトレーナーを着て裸足でうろうろするところとか(笑)。あと、あの髪型ね〜〜(^o^)!

ストーリーは、「詳しくは次回を待て!」って感じで、ちょっとあっさりしすぎのような気がする・・・。
長い原作だから、しょうがないのかなぁ。続編を作るのが前提の映画というものはホントは好きじゃないんですけどね。
待ってるから、複線もちゃんと決着つけてね〜〜〜。



五条霊戦記

監督:石井聡互 出演:隆大介 浅野忠信 長瀬正敏 岸辺一徳 他
長い、長いよー。2時間17分は長すぎ。まだ終らんのかーと何度も時計を見そうになった・・・。が、暗くて見えなかった(笑)。

・・・・・・・・・・・・・・・・えっ、それだけ!?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うっ、うん・・・・(汗)


2000年9月

パトリオットTHE PATRIOT

監督 ローランド・エメリッヒ 出演:メル・ギブソン ヒース・レジャー ジョエリー・リチャードソン ジェイソン・アイザックス チェッキー・カリョ 他

メル・ギブソンも、こんなデカい子(ヒース・レジャー)の父親役をするようになったのね〜。私が年を取るわけだわ・・・、というのは余計です(笑)。
監督が監督だけに、能天気にアメリカ万歳!なつくりなのかな〜と思っておりましたが、シリアスにアメリカ万歳!でした(笑)。
戦闘シーンの描写は、リアルでおそろしかった。思わず痛みを想像してしまうような演出。至近距離の敵を銃で撃ったり、斧で滅多打ちにしたり、砲撃弾が目の前に飛んできたり。えーん、こあいよー(>_<)、。
自由のためとはいえ、ベンジャミン(M・ギブソン)の息子達(10歳前後?)が闘っている場面だけは、こんなことコドモにやらせてえーんかいっ!?と思ってしまった。
とーちゃんが目の前で、人間に斧を振り回している場面を見せられてしまうんですぞ!?小さい背ででかい銃を持たされ、つぶらな瞳で敵に照準をあわせ、小さな指で引き金を引く。うーん、うーん、戦争はんた〜〜〜いっっ(ToT)!!

ベンジャミンが闘いによって愛するものを失う、その都度の悲しみが物語の中心なのかな〜。息子達が死んでいくたび、ベンジャミンは闘いから遠ざかろうとするけれど、結局最前線まで戻っていく。悲しみはくどいほど描かれるけれど、それを乗り越える心の様子が私にはあまり感じられなかった。
クライマックスの、ボロボロの星条旗を掲げながら馬で引き返すシーンよりも、死んだガブリエル(H・レジャー)の前で涙を流すメルの表情のほうが印象深い。
戦争の悲惨さと、犠牲を払ってまでも自由への闘いを選ぶ信念(??いい言葉が思いつかない・・・)とが、つりあってないような気がしました。
あ、そうか、ベンジャミンは単に、家族を殺したイギリス人に復讐したかっただけ?もしそうならば、それを「パトリオット(愛国者)」という題名に結び付けないで欲しいな〜。私は、個人的復讐心と愛国精神とを結びつけることに違和感を感じてるのかもしれない〜。

しかーーし!久しぶりにかわゆい男の子を発見しましたぞ( ̄ー ̄)!
メルの次男トマスを演じたグレゴリー・スミス君だぁーーっ!!彼が登場する場面は彼しか見てなかったかも(笑)。ちょっとロマーヌ・ポーランジェ似の、艶っぽいまなざし、ものいいたげな唇!でも、早々と退場してしまったので、かもめさんツラかったわぁ〜(;_;)。
これからの出演作をチェックしなければ・・・・。フフフ・・・・。

*おまけ*
エメリッヒの中のフランス人って、イメージが固定してるのかしらん??
作品中唯一のフランス人、ビルヌーブ少佐(チェッキー・カリョ)の描き方が、前作「GODZILLA」のジャン・レノが演じた役どころと、ひっじょーにかぶって見えてしまったんですけど・・・・。具体的に言えと言われれば困っちゃうけど(笑)。


ミュージック・オブ・ハートmusic of the heart

監督:ウェス・クレイヴン 出演:メリル・ストリープ アンジェラ・バセット アイダン・クィン
 ジェニファー・ロペス 他
いんやー、良かったです。感動しました。
メリル・ストリープ演じるヴァイオリン教師ロベルタ・ガスパーリ。彼女のキャラクターが紋切り型のいかにもな教師像でなかったのが良かった。

ロベルタはいつも、一生懸命。教師としての悩みも母親としての悩みも女としての悩みにも、全てに全力投球。いつも一生懸命だから、他人に対する要求度も高いんですね。そのへん、ちゃらんぽらんな私にはぐっさり来たりして(^^;。最初の頃は、別れた夫への執着心にとらわれていたけれども、ドラマ中盤頃でははっきりしないブライアン(アイダン・クィン)をいさぎよく切りまくるあたり、痛快でもありました。

また、子供たちがいいんですよねー。みんな本当に生き生きしてて。子供たちの半分は子役、半分は実際にロベルタの生徒なんだそう。ということは半分は演技の素人、半分はヴァイオリンの素人ってことですね。それもまたスゴイことです。
子供たちをとりまく環境・家族・社会がごく自然に描かれていると思う。特別じゃない、日常の感じがとてもいい。これが彼らの住んでる町であり一緒に生活している家族なんだ、と自然に思わせてくれる。

じわっとくるエピソードもたくさんあります。
「白人の音楽を習わせたくない」と言うナイームの母親。ロベルタは「それで子供を守っているつもり?ヴァイオリンを弾いているナイームは輝いているのに」と返す。自分も子供達を養わくてはならない、ハーレムの子供たちを救うために教師をやっているのではない、というロベルタの本音の部分がとっても現実味を帯びてこちらに伝わってくる。
生徒の一人が、町で起こった銃撃戦に巻き込まれて死んでしまう。ケンカして思わず口走った「死んじゃえ」という言葉のせいで自分を責める少年。「泣いていいのよ」と少年を抱きしめるロベルタ。
練習のために集まった生徒たちが、路上で練習を始める。演奏を聞いてコインをヴァイオリンケースに入れていく大人、それを見て驚き目を丸くする少年!
あー、いちいち挙げていったらキリがない〜!
どのシーンも、大好き。ロベルタの個人的なドラマ(恋愛)も、物語のジャマになるどころか、かえってリアルさを感じるほど。

また、かもめ的にはラストのカーネギー・ホールのシーンは心臓バクバクものだったんですよねー(^^;。
彼らの緊張がマトモに伝わってきて思わず一緒に深呼吸しちゃったし(笑)。
そ、それから、、、、、ステージ上では、やっぱりJoshuaに目線クギ付けになっちゃったです・・・・(自滅)。
うーん、おとなしく演奏してたので、ホッとしましたよぉ・・・・・・・(^^;;;;;;;;

すごくすごく、いい作品だと思います!たくさんの人に観て欲しい!

 

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