☆流星の明るさは?
 星の明るさは、何等星という表し方をするのはご存知ですよね。数字が小さいほど、地球から見て明るく見えるということになります。
 流星の場合も、周囲の星と比較して、だいたい何等星ぐらいだったという表現をします。マイナス3等よりも明るいものを火球と呼び、それ以下が、普通の流星ということになります。流星も、明るいものほど少なく、暗いものが多いようですが、あまり暗いものは見落としてしまうため、正確にどれくらいの明るさが一番多いのか、分からないようです。
☆流星の色は?
 流星の色は何色?黄色、白?・・・。じつは、様々な色があり、流星はこの色だというものはないようです。また、同じ流星を見ても、見る人によって違う色に見えたり、あるいは暗い流星などは、色そのものが分からなかったりします。
 流星のスペクトル分析というのがあって、それによると橙(オレンジ)色〜黄色に見えるものはナトリウムに起因し、緑色に見えるものはマグネシウムによると推測されています。
 なお、地表から高度90キロ付近に、薄いナトリウムの層があり、オゾンを媒介に、2NaO(酸化ナトリウム)−2Na+O2(ナトリウムと酸素)の生成分離を繰り返しています。そのナトリウムは、流星より蒸発したものです。
☆流星の高度は?
 先ほども少し述べましたが、流星が大気圏に突入し、発光を始めるのは、電離層といわれる部分です。電離層は、紫外線などによって気体が電離されている部分で、電波を吸収したり反射したりします。
 流星は、このうちのE層と呼ばれる部分で光り始め、その高さは地上100キロから150キロであろうと推測されています。そして、隕石として落下するものや、火球を除いては、50キロから70キロには消滅してしまいます。
 100キロというと、ずいぶん高いところのように思うかもしれませんが、地球をぐるりと一周すると約4万キロ(半径は6400キロ)
、東京を起点にすると、富士山、前橋市、宇都宮市、水戸市のあたりが直線距離で100キロにあたることを考えると、流星というのはごく我々に近いところで起こっている現象と、言えると思います(流星は英語でmeteorといいますが、meteorには大気現象という意味もあります)。 オーロラは、300キロ以上の高度で起りますから、それよりも低いところの「天文現象」なんですね。
 なお、フロンガスによる破壊が深刻になっているオゾン層は、地表から10キロから50キロ付近です。これがあるために、我々は紫外線から守られているわけですから、環境問題は一人ひとりが考えていかなければならない問題です。

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