☆星ふるまち下松市の紹介
下松市街地山口県下松(くだまつと読む。字は簡単だが、難読地名とされる)市は、山口県の南東部にあり、瀬戸内海に面した気候温暖・風光明媚な地方小都市です。


右写真:下松市旗岡山下松公園にある「星の塔」から望む下松市街地。

下松市のデータ (細かい数字は、朝日新聞社『知恵蔵’98』別冊「全国シティデータ・ハンドブック」を参照した)
面積     89平方キロメートル
人口     54,768人(昔より少し減ったが、最近微増傾向にある)
世帯     19,961世帯
高齢化率  16.9%
年少人口率 15.2%
下水道    56.0%(地方都市にしては、まあまあ)

アクセス
鉄道 
JR山陽本線 下松駅  岩徳線 周防久保駅・生野屋(いくのや)駅・周防花岡駅。山陽新幹線 徳山駅から下松駅まで2駅。
道路
山陽自動車道 熊毛ICまたは徳山東IC(市内には下松SAがある) 国道2号線・国道188号線他。
港湾
徳山下松港下松港区(笠戸湾という天然の良港に恵まれ、特定重要港湾に指定されている)ただし、旅客船の発着はない。
空路 
残念ながら、広島、山口宇部の谷間にあり、不便。光市、熊毛町と隣接する山間部に山口東部空港を建設するという構想もあったが、凍結中。

第一次産業
農業は、米作が中心。穀倉地帯の末武平野は、近年都市化が進み、田んぼは減りつつある
漁業は、養殖によるヒラメ「笠戸ヒラメ」が有名(地元では)。その他、発電所の廃温水を利用したクルマエビの養殖など。

第二次産業
下松市は、周南工業地帯(工業整備特別地域に指定)の一翼を担う重工業都市である
日立製作所笠戸工場
家電ではなく、鉄道車輛やプラントなどの、「大きなもの」をつくっている。鉄道車輛では、数々の「名機」を生み出してきた。鉄道が好きな人なら、あのC62 2号機や、EF58 61号機の製造工場だといったら、感嘆するはず。
東洋鋼鈑下松工場
表面加工鋼鈑では、トップレベルの技術を誇る。ブラウン管に使われるシャドーマスクという薄鈑の、世界でのシェアは、50%だそうだ。東洋製罐の関連会社で、ひっくり返して底が白いジュースの缶を見かけたら、同社で表面加工された鋼鈑を使用しているので、チェックしてみてください。
日本石油精製下松製油所
現在では規模が縮小し、潤滑油プラントのみ稼働。以前、東海岸通りを埋め立てて、大製油所を建設する構想もあったが、不況のため中止になった。
新笠戸ドック
かつて、下松には笠戸船渠(どっくと読む)という造船所があったが、造船不況の時に会社は解散、現在は船舶の修理をおこなう会社として生まれ変わった。
中国電力下松火力発電所
3号炉が完成したとき、岡山の水島発電所を抜き、中国電力一の大発電所だったのだが、現在では1号炉が廃止になっている。高い煙突は、下松市のシンボル的存在。

笠戸大橋第三次産業
以前は、この地域の商業の中心地は、隣の徳山市の駅前だった。しかし、下松市中央町の日石の油槽所の跡地に、西友を核店舗とするザ・モール周南が進出し、それをきっかけに広い駐車場を持つ郊外型の大型店舗が次々に出店。商圏地図は確実に塗り替えられつつある。
観光では、笠戸島(瀬戸内海国立公園の一部である)が景色が美しい(特に笠戸湾の夕景は最高)。近年、家族旅行村ができて、ハーブ園やオートキャンプ場なども整備された。しかし、全国的にアピールできる観光地がないのがとても残念(遠くの人に、是非来てくださいって言いにくい)。
写真:笠戸島に架かる笠戸大橋。


少し長くなりましたが、下松市は、まあ、どこにでもあるような都市です。しかし、下松市は別名、「星ふるまち」と呼ばれています。そうです、降るような星空の見られる、夜空のきれいなまちなのです、と言いたいところなのですが・・・。残念ながら、適度に都市化、工業化した市街地からは、きれいな星空は望むべくもありません(事情は、日本中のどの都市でもいっしょですね)。
では、どうして「星ふるまち」と呼ばれるのでしょうか。それは、これから述べるように、今から1400年も前の、降星伝説によるものなのです。

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