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指揮者:小出 雄聖

METの指揮者として小出雄聖(こいでゆうせい)先生をお迎えしてから、私たちの目指す道がより鮮明になりました。
 小出先生との出会いは、1986年11月24日新宿文化センター大ホールにて開催された第12回JMJコンサートでした。当時、私はJMJマンドリン部門の総務を担当しておりました。演奏会のプログラムや骨子の打ち合わせを続けていくうちに、小出先生がマンドリン音楽に向けてくださった情熱はちょっとだけ今まで出会った方々と違う事に気づいたのです。それは「シェーンベルクを取り上げよう」ということだけなのですが、マンドリン音楽界の殻を突き破りたい私たちの考えと同じ発想でした。

大阪に生まれ、4歳よりピアノ、5歳よりヴァイオリンを始め、相愛学園子供のための音楽教室にて斎藤秀雄氏のもと同オーケストラコンサートマスターを務める。演奏家を目指して東京芸術大学付属高校を経て同大学を卒業するが、手の故障を契機に指揮活動を始め、セルジュ・チェリビダッケ氏のセッション、タングルウッドのサマーセッションにて研修、とくにチェリビダッケ氏からは多大な影響を受ける。
1996年に渡米し、マイケル・チャーリ氏のアシスタントを皮切りに、ボストン・ムジカ・ヴィヴァ、マネス・オーケストラ、ニューアムステルダム・シンフォニーを振る。翌年ニューヨーク・フィルハーモニック主催のマスタークラスにて指揮したシューマン、ブラームスをクルト・マズア氏が絶賛、「的確で創造性に富む指揮」と評され同氏アシスタントの一方、フィリップ・アントルモン氏の信頼を得て世界のオーケストラの指揮台に立つことになる。
アメリカではシンフォニエッタ・サファイヤ(1997-98シーズンから2000-01シーズンまで常任指揮者)をはじめ多数を指揮、またカリブ海のサント・ドミンゴ音楽祭にも招かれる。2001年よりヨーロッパへも活躍の場を広げ、オルケストラ・プロヴィンスィア・ディ・バーリ(イタリア)、ユトレヒト・カメロルケスト(オランダ)、フィラルモニカ・ブラショフ、 フィラルモニカ・オルテニア、 フィラルモニカ・プロイエシュティ、フィラルモニカ・トゥルグムレシュ、フィラルモニカ・タルゴヴィシュテ、フィラルモニカ・ラムニク・ヴァルチャ、フィラルモニカ・サトゥマーレ、 フィラルモニカ・スィビウ(以上ルーマニア)に登場。「雄聖!その精緻で深い音楽!」と賞され、ヌア・オルケストラ・トランスィルヴァーナ常任客演指揮者兼アーティスティックアドバイザーに任命され(2006-07シーズンより現在)、それを機にヨーロッパでのさらなる活躍が期待されている。
日本では京都市交響楽団、大阪センチュリー交響楽団、東京交響楽団、東京シティフィルハーモニック管弦楽団、広島交響楽団、群馬交響楽団を指揮。指揮法をエルヴィン・ボルン、カール・ビュンテ、久山恵子、山田一雄、マイケル・チャーリの各氏に、和声法・対位法を 國越健司、 池内友次郎、ロバート・クックソン、楽曲分析をカール・シャクター、作曲をディビッド・ローブの各氏に師事。
(2013年8月:記)