マンドリンオーケストラについて思うこと 1998年〜1999年


1999年09月05日 日曜日
9月4日、MET10thが終了いたしました。天候も決して良くありませんでしたが、たくさんのお客様にご来場いただいて大変感激しています。本当にありがとうございました。
プレーヤーとして、また、主席奏者として、満足できるところも不満なところも、どちらもたくさんあるのですが、私としては偉大な音楽に触れられる感動は、何物にもかえがたいことを実感した演奏会だったと思います。もしもよろしければ、ご来場くださった方々からご感想をお寄せいただけると幸いです。MET事務局(met@d1.dion.ne.jp)までよろしくお願いいたします。

1999年08月30日 月曜日
MET10thも目前となりました。今回のテーマはトレモロの表現にあります。このトレモロというものは、大変厄介なもので、ちょいと気を抜いて演奏していると一様に同じ色に塗ってしまいます。「アクセントをつけて弾き始めて後はそのオマケ=拍々(ハクハク)する演奏の原因」や「弱く立ち上がった後に盛り上がって音楽の力点がずれてしまう」などと感じることが多くありませんか?しかも、こういったことは、うっかりしていると演奏している自分では気がつかなかったりします。
マンドリンオーケストラのリズムって、なんか「ベン、ベン」って、がさつな印象を受ける事ないですか?きっと、このアンサンブルが持つ特徴はもっと繊細なものなんだと思うのです。
さあ、いらっしゃるお客様方に、マンドリンオーケストラならではの音楽を、お伝えする事ができるでしょうか?

1999年08月19日 木曜日
アマチュアマンドリン演奏家のみなさん、作曲家の著作権の事をどれだけ考えていらっしゃいますか?これは音楽が私たちの財産である以上、絶対に守らないといけない権利だと私は思っています。当然、この考え方が成立している国の作曲家たちの作品を演奏会で取り上げるときは、必ず著作権協会に届け出て、定められた著作権使用料を支払わなければいけません。これは海外の作曲家であっても同様で、近代イタリア・ドイツのマンドリンオーケストラのための作品はほとんど著作権使用料を支払わなくてはいけません。
このへんはきっちり押さえていかないと、いけないことですね。
どこまで確認されていますか?

1999年04月18日 日曜日
第10回演奏会の概要も決まってきて、ちょっとほっとしているところです。今回の演奏会では、外国の作曲家に委嘱することができました。このホームページ内にもMETの活動指針が再三書かれているのですが、委嘱をするときには、とにかく、今までマンドリン音楽なんてかいたことが無いという方にお願いしています。
それがマンドリン音楽に新しい風を吹き込むことの、直接的な活動だと思っています。従来のマンドリンのためにかかれた音楽って、とっても傾向や方向性、特徴といったものが、実に似通ったものが多いように感じます。クラッシック音楽の歴史の多様さを考えると、どうにも狭い世界です。
日頃の生活と別に演奏会を企画・実行することは、プレーヤーとしての労力以外も必要です。同じ苦労をするのならば、マンドリン音楽の歴史を新しく切り開いていきたい。ベートーヴェンは偉大な音楽を私たちに残してくれましたが、ベートーヴェンの<ような>音楽は不必要です。(ベートーヴェンは一人で充分という意味において。)
現代の作曲家たちは、様々な方法で現代の音楽を創作しています。多様なスタイルを持つローブ氏が、マンドリンのためにどのような音楽をかかれるか、総譜を受け取る前から、ドキドキしています。

1998年09月03日木曜日
いよいよMET9thの本番が近づいてきました。今回も来場のお客様方に、アンケートのご記入をお願いしたく思っています。演奏会を持ったことがある方ならおわかりでしょうが、終演後この皆さんに記入いただいたアンケートを読む時って、ドキドキするのですね。批判でも賞賛でも、お客様の意見をいただけるということは、演奏会の内容に何らかの関心を示していただいたということだと受けとめられるからです。次回演奏会の案内状希望に○印などつけていただいていたりすると、むちゃくちゃうれしい!
 しかし明らかに困っちゃうようなものが、いくつかあるのですよ。私もいろいろな団体で演奏したことがありますが、経験で言うと、必ずあるのです。稚拙な揶揄や誹謗中傷の類はいかがなものでしょう?返す返すも、批判は大歓迎なのです。ことさらMETは、研究会的でもありますから、マンドリン音楽のあり方に問題提起ができれば良いのです。<ご住所:太陽系>なんて書かれていたりすると、ふぁん・ふぁん・ふぁん・・・てな感じで、ちょっとショックです。アンケート用紙すべてが徹底してそんな風に書かれていたりしたら、それはそれで、作品として素敵かもしれませんが・・・!
 どんな演奏会も、プレーヤーは真剣です。アマチュア音楽家たちにとって、より発展性がある演奏会がたくさん開かれていくことを願っています。

1998年07月14日火曜日
自分がホームページを作るようになっていろいろ検索をしてみると、思っていた以上にマンドリンアンサンブルってたくさんあるんですね。けっこうびっくりしています。仲間の演奏会に出かけたりすると、パンフレットと一緒に演奏会のチラシをもらったりします。みんな頑張っているなと思うんだけれどもちょっと気になり始めたことがあります。
 チラシには演奏会の予定曲目が書かれているわけだけど、作曲者の名前が書かれていないことが多いのです。これはとっても不思議。クラッシックの演奏会でそんなこと有り得ませんよね。「交響曲第1番」では、ベートーヴェンだかマーラーだかブラームスだかシベリウスだかショスタコーヴィチだかハイドンだか・・・・(ハイドンとは思わないかな?)わからないですもの。「ガボット・セレナーデ」がだれが書いた曲か、見当がつく人だけがお客さんなのかしら?ポップスとクラッシックでは、音楽の楽しみ方が違うと思うんですが。僕は今までマンドリンアンサンブルなんか聞いたこともない!っていう人たちに聞いてもらって、なにを感じてくれるかをたずねることがとっても楽しみなのです。

1998年06月13日土曜日
音楽を楽しむスタイルは、実に様々とあります。僕はプレーヤーだから、楽器を弾くこと自体が楽しい。仲間と酔っぱらって楽器を弾きまくるなんていうことは、もうべらぼうに楽しいことです。(酔うとちょっと上手くなったようにおもえるし・・・)そんな時はどんな音楽を弾いても楽しいんです。
でもね、演奏会を開くということは大変な労力が必要とされるのです。計画を立てる、ホールと打ち合わせをする、練習日程を立てる、予算を立てて、練習場を予約して、チケットを作って、売って、メンバーも集めて、練習に通って、自分も練習して・・・・・・・・・。社会人になって10年を過ぎると、趣味にさける時間自体が無くなってくる。
音楽に費やせる時間って、とっても貴重です。だから、自分が楽しむことだけを目的にしたくない。自分が作る音楽には、新しい歴史を創っていける力を持たせたいのです。

1998年03月01日日曜日
いろんな人と話しをしていて「僕はマンドリンアンサンブルをしていて・・・」っていう話をすると、十中八九「ああ、明治大学が有名だよね」っていう話になる。
そう、古賀政男氏の演歌の世界ですね。別にそれでもかまわないのだけれど、僕がマンドリンを持ったのは演歌が好きだったからでは無い。きっかけは改めて述べるとして、ヴァイオリンやフルートを持つことと同じように、たまたまマンドリンを持っただけなのです。これがすっかりはまってしまった。フレット楽器だから、調律さえ合っていたら音はすぐ出る。ちょっと努力したら、キラキラ星くらいはすぐできる。基本的には旋律楽器だから、Fコードも無い(フォークギターで挫折した人、わかってもらえますか?)。まあ、面白かったです。
で、高校、大学と続けていたら、マンドリンアンサンブルの音楽って、音楽界でまったく認識されていないことにようやく気づいたわけです。自分は目立ちたがりだから、評価を受けれないことって、とってもくやしいのです。マンドリンに関するいろんな本や楽譜を調べました。これがほとんど無い。ヨーロッパでも盛んだった時期はあるようなんだけど、現在では記録を捜すだけでも一苦労です。アマチュア演奏家だけの世界なんだと、本当に思っていました。クラッシックの専門紙を読みあさっていたから、そのうちにバッハやベートーヴェンやたくさんの偉大な音楽に出会いました。わずかながらのマンドリンの音楽って、比べちゃうと、僕には魅力的に聞こえなくなって来ちゃった。なんで歴史の中に消えて行ってしまったのかが、おそるおそる見当がついてしまったんです。
この時から僕は、音楽との付き合い方が変わってしまいました。幸いにも僕の周りには素晴らしい情熱と才能を持った先生や友人達がたくさんいましたから、仲間達と好きなような活動を始めていくこととなりました。その思いが結実した形が、メトロポリタン・マンドリン・オーケストラなのです。

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