歯車

トリポリ/白と青の風景
Tripoli, Libya


2003年7月、北アフリカのリビアを初めて訪れました。着陸寸前の上空から見下ろす赤茶色の土漠が20数年前に滞在していた隣国アルジェリアを想い起こさせます。この国は1969年以来カダフィ大佐の下、独自のアラブ社会主義路線を貫いてきたことはご承知の通りです。長い年月、国連の制裁を受けてきましたが(現在停止中)、今、西側諸国との協調に踏み出しています。日本からの観光客が訪れるのはもう少し先のことになるでしょう。。
撮影データ:2003年7月、MINOLTA Dimage Xt)

人口約150万人の首都トリポリは地中海に面した日差しの眩しいエキゾチックな都会だ。海沿いに広がる新市街には西側への門戸開放へ向けてオフィスの建設ラッシュが始まっている。かってのフェニキア時代のような繁栄の時代が再びやって来るのだろうか。

トリポリ新市街の中心部。手前の広場はバスターミナル。朝夕は身動き出来ないほど多くののバスがひしめく。高層のオフィスビルは国営石油会社。どこの国も石油産業は強い。

城壁に囲まれた旧市街の中は細い路地が迷路のように縦横に走っている。中世の軍事防衛上の名残であろう。真上の太陽と白壁のせいか暗さは感じない。典型的なアラブの風景だ。

旧市街の市場(スークと呼ばれる)。写真はメインストリートの風景。脇の狭い通りは色とりどりの商品で溢れている。アラブ人を中心に実に雑多な諸民族が混在しており、通りを往く人々の顔や民族衣装を見ているだけで飽きない。

トリポリから西に車で約1時間のところにサプラータ遺跡がある(世界遺産)。AD2−3世紀に繁栄したとのこと。場所によってはモルタルでの補修が目立ち過ぎて残念に思うが、かってのローマ帝国の栄華をたっぷりと偲ぶことが出来る。

サプラータ遺跡も地中海に面している。紺碧の海は、市街から離れているため透明度が高く、とても美しい。空、海、遺跡・・・ここは白と青の世界だ。





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