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ナンシー☆アール・ヌーヴォを訪ねる


ある秋の休日、ふと思い立ってWiesbadenから国境を超えてロレーヌ地方のNancyまで出かけてみました。片道3時間強の快適なドライブですがフランス領内に入ると高速料金を取られるのが無料アウトバーンに慣れた身には違和感を感じます。さて、ナンシーといえばエミール・ガレを中心としたアール・ヌーヴォー、ナンシー派の拠点として有名です。街のあちこちで見かけるアール・ヌーヴォーの美術・工芸品の一部を紹介しましょう。
撮影データ:2001年11月、Olympus Camedia C-2020Z)


街の中心、スタニスラス広場は18世紀に周囲の市庁舎や美術館などの建物群と一体となって設計、建設された。広場の四隅に設けられた門は金箔に飾られた典型的なロココ様式。ナンシーがアール・ヌーヴォーの拠点となった背景には植物モチーフと曲線形態を多用したロココ装飾の歴史が根付いていたと言われている。

スタニスラス広場に面したカフェ。美術、工芸の街の只中での寛ぎは何とも贅沢なひととき。 

ナンシー市立美術館(Musee des Beaux-Arts de Nancy)

19−20世紀のヨーロッパ近代、現代絵画に混じって藤田嗣治の作品も見ることが出来る。圧巻は地下室のドーム兄弟のガラス工芸作品群。

ナンシー派美術館(Musee de L'ecole de Nancy)

ナンシー派のパトロンだったゴルバン邸を改装して、エミール・ガレを中心とした作品群を展示している。ガレ・ファンにとっては一度は訪れたい聖地であろう。写真は曲線を多用した食堂の家具と調度品。

植物学者でもあったエミール・ガレは草花や動物、昆虫をモチーフにした作品を多く残している。当時流行となっていたジャポニズム等の異文化様式の取り入れも積極的に行っている。

緑に溢れた美術館の庭園も素晴らしい。ここも東洋風の雰囲気に満ちていた。

街のガラス工芸ショップもアール・ヌーヴォー風作品で占められている。手ごろな値段だがランプ類は220Vであることに注意。





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