歯車

音楽映像ソフト10選
☆LDライブラリーからの個人チョイス☆



このページでは旅行や出張からちょっと離れて音楽映像ソフトの話題を・・・。数は少ないのですが私のLDライブラリーの中から特に気に入ってる作品をご紹介します。5つのジャンル毎に2枚づつ、計10作品を選んでみました。やはり「オペラ」「バレエ」「ミュージカル」といった舞台芸術が中心となっています。皆さんのなかでもこれは絶対にお薦め!」という作品がありましたら、ぜひ教えて下さい。
ただ最近はDVDへの過渡期にあるからでしょうか、LDの新作がめっきり減ってしまったのが残念です。(1999.07.03)


1.クラシック演奏
シューベルト・ピアノ五重奏「ます」
バレンボイム(P)、パールマン(V)、ズーカーマン(Va)、デュ・プレ(Vc)、メータ(B)という豪華な顔ぶれによる1969年のライブ演奏とそれに先立つリハーサルドキュメント。当時まだ20代(メータだけが30代)の若き演奏家たちの溌剌とした演奏というだけでなく、5人の間の友情と相互信頼がいかに深いものであったかを感じさせてくれる。若くして世を去ったジャクリーヌ・デュ・プレの貴重な映像作品でもある。
ベルリン・フィル 1992年シルベスター・コンサート
アバド指揮、ベルリン・フィル(BPO)による恒例の年末コンサートで、この年はR.シュトラウスの作品特集であった。アルゲリッチ(P)をゲストに迎えての「ブルレスケ」の演奏はBPOの打楽器とのスリリングな掛け合いに鳥肌がたつ。バトル(S)、フォン・シュターデ(MS)、フレミング(S)らを迎えての「ばらの騎士」からのフィナーレの三重唱も素晴らしい。他に「ドン・ファン」「オイレンシュピーゲル」が納められている

2.オペラ
R.シュトラウス、楽劇「ばらの騎士」 クライバー、バイエルン国立歌劇場
登場した途端にさっと指揮棒を振り下ろすカルロス・クライバーの演奏が爽快である。この作品は管弦楽が何とも豪華であり、美しい二重唱、三重唱があちこちにちりばめられている。しかも物語りはコメディなので取っ付き易い。歌手では元帥夫人役のギネス・ジョーンズ(S)が素晴らしい。第1幕では無邪気さと年令を重ねることへの哀しみを、第3幕では威厳と風格を見事に演じ、歌い上げている。
プッチーニ、「ラ・ボエム」 カラヤン、ミラノ・スカラ座
1965年に制作されたユニテルによる映像盤。詩情豊かなこのオペラを管弦楽も歌手たちも朗々と歌い上げている。声ではロドルフォ役のライモンディ(T)が特に素晴らしい。ミミ役のフレーニ(S)はまだ30才、ムゼッタ役のマルティーノ(S)は美しく、イタリアオペラにありがちな容姿のうえでの違和感も無い。(例えば、1982年のメト盤のムゼッタが「街を歩くと〜皆が振りかえる〜♪」と歌っても現実味がない(^^;))
また、このオペラを原作としてミュージカル「RENT」が出来あがっている。見比べるととても面白い。

3.バレエ
パリ・オペラ座 「ディアギレフの夕べ
20世紀初頭のディアギレフによる「ロシアバレエ団」を記念して、1990年にオペラ座によって制作された舞台映像作品。フォーキン振付による「ペトリューシカ」とニジンスキー振付による「牧神の午後」がとりわけ出色である。特に後者はCDなどでドビュッシーの音楽だけを聴くのとは大違い、実に美しく官能的な音楽と振付である。
マリインスキー劇場バレエ団 「くるみ割り人形」
ソ連時代は「キーロフ・バレエ」と呼ばれて名声を欲しいままにしたサンクトペテルブルグ、マリインスキー劇場バレエ団による正統的なチャイコフスキー。管弦楽は柔らかく、舞台はとても美しい。主人公のマーシャ(ヨーロッパではクララ?)を踊るレジュニナは美しく可憐である。この劇場は音楽監督にゲルギエフを迎えて、ますます絶好調である。

4.ミュージカル
アンドリュー・ロイド・ウェバー 「キャッツ」
昨年(1998年)の末に発売されたばかりのロンドン・キャストによるLD。WOWOWでも放映されたので観られた方も多い筈だ。もはや説明も不要であろう、今でもロンドンとニューヨークでロングランを続けている大ヒット作品である。グリザベラ役のエレン・ペイジは代表的なミュージカル・スターで歌が実に巧い(CDも数多い)。どの猫たちもとても個性的で何度繰り返して観ても飽きない。

(ロンドンでは New London Theater で1981年から連続上演中)
バーンスタイン、ロンドン交響楽団、演奏会形式による「キャンディード」
コンサート形式なので迷ったが素晴らしい出来映えなので敢えてここに挙げた。まずは作曲者のバーンスタイン自身による颯爽としたかつ表情豊かな指揮が素晴らしい。現役オペラ歌手たちもオーケストラも合唱団も会場も一体となってこのコンサートを楽しんでいる。ストーリーは同じ作曲者による「ウェストサイド物語」に比べると遥かに喜劇性に富んでいて破天荒であるが、音楽は迫力あるサウンドと叙情的なメロディがうまくミックスされていてとても楽しめる。出演者の中では名メゾソプラノ、C・ルートビッヒの姿を眺められるのが嬉しい。

5.ポピュラー
リズム、カントリー&ブルース
24組のカントリーとR&Bのスター歌手たちによる12曲のデュエット作品のレコーディング風景が収められている珍しい映像(CDは勿論別売されている)。とりわけ素晴らしいのはアーロン・ネヴィルとトリーシャ・イヤウッドのコンビが丁寧に歌い上げているによるカントリーの名曲「I FALL TO PIECES」。他にT.タッカー、R.マッキンタイヤー、V.ギルといったカントリー・ファンにはこたえられないアーチストが続々と登場する。一方、R&B側もN.コール、B.B.キング、L.リチャードと大物がずらりと並んでいる超豪華盤LDである。
セリーヌ・ディオン ライブ・コンサート・イン・ケベック
1994年にセリーヌの地元、カナダのケベック州で行われたコンサート・ライブ。「The Power of Love」や「美女と野獣のテーマ」が大ヒットしてまだ間のない頃のライブ。歌唱も勿論見事だが、セリーヌのまだ初々しさの残る、飾らない人柄が素敵だ。
曲では「The Power of Love」「The Colour of My Love」などが素晴らしい。





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