日高民報 第305号 2003年9月1日

  (大谷英子の議会報告)
 八月十一、二十二日、日高町議会での 「合併研究会」の模様をご報告いたします。

玉ねぎの収穫



 新市の名称、五候補に

 北兵庫市、城崎市、こうのとり市、但馬市、豊岡市の五候補にしぼられたことが報告されましたが、参加議員の間から特に意見はありませんでした。

 しかし、名称問題はときには合併の是非を左右するほどの重大問題です。合併協だけで決定するのではなく、名称決定方法も含めて合併協はもっとよく町民の意見を聞くべきです。


 役場がなくなる「本庁方式」にせよ、とは

 「庁舎位置は新市で決定、役場がなくなる本庁方式でいく」が庁舎等検討小委員会での合意です。  周辺町の懸念解消のため「当面総合支所方式」「サービス低下させない」としていますが、所詮「当面」だけです。いずれは役場がなくなり不便になっていくことは「三方支所」、「国府支所」の変遷を見てきた「昭和の大合併」世代にとっては明らかです。

 この「当面の総合支所方式」に対してさえ各議員からは「本庁方式でないと行革にならない」、「職員を減らさないのでは何のための合併か」と合併前提の意見が多く出ました。 日高町民の大多数の声は「役場機能は残して」「サービス低下は困る」であることを各議員、合併協委員は知るべきです。


 議会制度は周辺町の声を考慮せよ

 「議会の議員の定数および任期」の問題では日高町議会では五月十九日の議員全員協議会で、大谷議員は「四年の任期を果たすのは当然」と主張しましたが、大多数の議員が周辺町の声を配慮した「激変緩和措置」を使わず「合併特例なし」の合併即市議選を主張しました。

 仮に合併が予定通り行われ、合併即定数三〇の選挙となれば、有権者の多い豊岡市出身の議員で多数を占め、周辺町の要求が通らなくなる恐れがあります。新庁舎位置をはじめ「新市に決定をゆだねる」項目が多数予想される中で、これでは「まちづくり」が心配です。

 同様の立場にある竹野町、城崎町、但東町の議会は「現議員の任期を二年延長」を主張されていますが、周辺町議員の意見としては理解できるものがあります。

 今回、各議員から前回意見を撤回する由の発言が相次ぎました。四年の任期は当然としても、議会費は現在九十六名の議員で年間四億九一〇〇万円ですが、もし合併して豊岡市の水準に合わせれば九十六名では年間七億三三〇〇万円にも膨れ上がります。

 「行政も住民も血を流す」合併で議員だけ報酬アップは許されないことは町民的批判からも明らかです。  


 もっと町民の声を聞くべきだ

 今回の「研究会」で合併協・議会での論議に町民の声が反映されていない、との印象をもちました。大谷議員が日ごろ聞いている町民の声は「合併はよくわからない」「仕方がない」「上の方で勝手に決めた」等、等・・・・

 町民の間で合併問題が充分論議されたという状況ではありません。町当局・合併協は町民にもっと親切に説明し、町民の意見をよく聞くべきです。





     町民みんなの大問題
「合併の是非」は住民投票

 合併について日本共産党の見解をお知らせします。現在、「大谷英子のまちづくりアンケート」で合併問題をどう考えるのか、町民のみなさんのお声を集めています。ぜひご協力ください。

 本庁は豊岡、
  最終的に「本庁方式」へ


 北但合併協は八月二七日、「本庁は当面豊岡、新庁舎建設までは総合支所方式でいくが最終的には本庁方式。新庁舎の位置は新市で決定」との新市庁舎等検討小委員会の報告を受けました。

 庁舎の方式については町民の多くから「役場の機能は残して」、「総合支所方式を」、「高齢者に配慮を」との要望がでていました。日高町長でさえ昨年の合併説明会では合併で行政はかえって大変になる。役場の機能は残す。職員は減らすべきではない」と発言していました。

 それなのに一市五町全住民最大の関心事である新庁舎の位置は先送りで不透明、役場がなくなり周辺さびれる「本庁方式」導入とは・・・・・


負担は重く、サービスは低下

 行政の専門家からさえ「今度の合併では行政サービスは低下する。国保税もあがる」との発言がでています。

 現在、合併後はできないからと地域の小事業が行われていますが、裏を返せば合併後は周辺地域の要求がとおらなくなるということです。

 こんな合併でホントにいいの?


町民の勇気ある発言

「合併すべきでない」
「合併が財政上有利とは限らない」
「もう住民投票しかない」


 次第に明らかになってきた合併不安の中身と「合併しかたがない論」のごまかしに、多くの町民が勇気ある発言をはじめています。

 町民の声を代表する「新しいひだかづくり委員会」の中では「合併不安を克服できないなら、合併すべきでない」とのきびしい意見も出ています。

 町職員OBの方は「地方交付税の上で合併が有利というのはごまかしだ。国の制度とはそんなものではない」と合併推進派の「財政破綻論」を批判されています。

 新聞報道などで新市の名称候補や「本庁方式」のことを知った若い方からは「こんなひどい合併とは思わなかった。もう住民投票しかない」との意見も出ています。


いまこそ町民の声を大きく

 まだ間に合います。合併協定が調印されたわけではありません。

 「もう決まってしまった。仕方がない」とあきらめず、「合併協はもっと町民の声に耳を傾けよ。合併の是非は住民投票で」と大きく声をあげましょう。


但馬のゆたかな自然をたいせつに

 八月二〇日、町センターにおいて大谷英子・日高町議、竹浦昭男・八鹿町議らを呼びかけ人とした「環境を考える会」が開催され、日高・八鹿両町民有志が集いました。

 「クマタカをまもるということは、豊かな但馬の自然をまもることだ」という観点を学びました。「地元住民の意見をよく聞く」「自然や生態系のことを多くの人に知らせたい」等、意見交換しました。


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