「夫人同伴」で「大半が観光」
の視察研修はおかしい
日高民報 9月号外(2)  2004.9.8 



「夫人は公人ではない。旅行費用は当初より個人負担」
            オンブズマンへの回答

 「市民オンブズマン豊岡」(代表・加藤信明氏)は七月に実施された町村会主催の海外旅行について「夫人同伴」問題等について公開質問状を同会に提出していましたが、八月二〇日付で町村会・中田耕一郎会長名で回答が寄せられました。

 回答書は「夫人の参加は第二回目(昭和五十四年)より認めてきたが、費用は当初より個人負担としてきた。夫人は公人ではない」と述べています。

 県町村会の公式見解として「夫人分公費負担を認めていない」ことが表明されたことは極めて重要と考えます。



費用自己負担は認めず、夫人の追加分も公費負担する
        県町村会評議員会で決定

 ところが八月三十一日開かれた県町村会評議員会(旅行参加町長も構成メンバー!)において「費用は全額公費負担。夫人の追加分一人当たり十五万円も公費負担する」ときめてしまいました。これは「夫人は公人ではない」とする自らの見解にも反する行為です。


町長はなぜ反省をつらぬかなかったのか

 清水町長は八月の町議会での答弁で「批判を受け止め、六〇万円を超える分および夫人分は自己負担する」と述べていたはずです。

 しかし、三十一日の評議員会後は「町村会の決定に従う」と町長は述べています。自らも構成メンバーである町村会で「全額公費負担をする」という決定に際し、批判を受けた参加町長たちも賛成したのでしょうか。

 これは容疑者を陪審員にして裁判をおこなうに等しい愚行ではないでしょうか。町長は本気で反省しているなら、あくまで当初の姿勢をつらぬくべきです。



全国でもまれな異常な「観光旅行」

 地方財政の状況と住民からの批判により全国的には多額の経費を要する「海外視察」は自粛・廃止の方向にあります。

 神戸新聞報道によれば(八月十日付)、たとえば関東町村会は同時期にヨーロッパ視察を実施していますが日程に観光はありません。また京都府町村会は国内視察の予算を組んでいますが、ここ数年視察は実施していません。

 その他、長崎、山梨、鹿児島、群馬、秋田の各町村会のホームページには町村会の行事計画として「町長の海外視察」の記述は見られません。

 こういった全国の状況から見て、兵庫県町村会の「夫人同伴」で「大半が観光」で「夫人の費用の一部までも公費負担」する「海外視察」はきわめて異常です。



  町長は真剣に反省して文書で町民に謝罪し
        旅費と給与相当分全額を返還すべきだ