ジョニー・マンデル
  Johnny Mandel

Date of Birth: 1925/11/23
Place of Birth: New York, New York, USA
Mini Biography:
He took trumpet lessons and by age 13 he was already writing arrangements. At 17, he started working professionally and toured with a band led by violinist Joe Venuti. He eventually landed in the Henry Jerome Orchestra as a trombonist, and in 1953, he joined the Count Basie Orchestra. After leaving Basie's band, he settled in southern California and began writing music for films, while writing songs for major singers such as Dick Haymes, Hoagy Carmichael, Mel Torme and Frank Sinatra. He collaborated with top lyricists, and wrote music for recording artists Natalie Cole, Diane Schurr, Michael Feinstein and Michael Jackson. He also produced albums for Manhattan Transfer, David Sanborn and Shirley Horn.

 


いそしぎ THE SANDPIPER

作曲:ジョニー・マンデル
Composed by JOHNNY MANDEL

指揮:ロバート・アームブラスター
Conducted by ROBERT ARMBRUSTER

(米Verve / 314 531 229-2) 1996

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「ボヴァリー夫人」(1949)「巴里のアメリカ人」(1951)「バンド・ワゴン」(1953)「炎の人ゴッホ」(1956)等のヴィンセント・ミネリが1965年に監督した恋愛ドラマ。出演はエリザベス・テイラー、リチャード・バートン、エヴァ・マリー・セイント、チャールズ・ブロンソン、ロバート・ウェッバー、モーガン・メイソン、マルティーヌ・ベズウィック他。マーティン・ランソホフの原作を基にダルトン・トランボマイケル・ウィルソンが脚本を執筆。撮影はミルトン・クラスナー。カリフォルニアの海岸地帯を舞台に、テイラー扮する女流画家と、バートン扮する学校教師との不倫の恋を描く。「北北西に進路を取れ」でヒロインを演じたエヴァ・マリー・セイントがバートンの妻に扮している。

音楽を担当したジョニー・マンデル(ジョン・アルフレッド・マンデル)は、元々ジャズのトランペット及びトロンボーン奏者としてカウント・ベイシー楽団等で演奏していた人だが、映画音楽作曲家としての仕事では、この「いそしぎ」の主題歌である“The Shadow of Your Smile”(作詞はポール・フランシス・ウェブスター)が最も有名な曲だろう。甘く気だるいタッチの名曲で、マンデルの名前を知らない人でも最初のフレーズを少し聴いただけで「ああ、この曲か」とすぐにわかるはずである。彼はこの主題歌で1965年度アカデミー賞の歌曲賞を受賞している。このサントラCDにも、冒頭にこの「The Shadow of Your Smile」のコーラス・バージョンが収録されている(実際にはエンドクレジットにかかった曲)が、スコア全体がこの主題の様々なバリエーションになっていて、これ以外の明確な主題は基本的に登場しない。この有名な曲のイメージだけで全編を押し切っている感じで、この手の恋愛映画ではよくあるやり方だが、ドラマティックアンダースコアとしてはあまり面白味がないと思う。因みに、このサントラ・アルバムのプロデュースはクインシー・ジョーンズが担当している。

ジョニー・マンデルが手がけたその他の映画音楽には、「私は死にたくない」(1958)「卑怯者の勲章」(1964)「殺しの逢びき」(1966)「動く標的」(1966)「アメリカ上陸作戦」(1966)「殺しの分け前/ポイント・ブランク」(1967)「夕陽の対決」(1969)「雨にぬれた舗道」(1969)「M★A★S★H マッシュ」(1970)「さらば冬のかもめ」(1973)「星の国から来た仲間」(1975)「午後の曳航」(1976)「チャンス」(1979)「アガサ/愛の失踪事件」(1979)「ボールズ・ボールズ」(1980)「評決」(1982)「デストラップ・死の罠」(1982)「ブレンダ・スター」(1988)「(未公開/TV)Kaleidoscope」(1990)等がある。個人的には、「動く標的」でのクールなジャズ、「M★A★S★H マッシュ」での乾いたタッチの主題歌、「デストラップ・死の罠」でのバロック調の華麗なミステリ・スコア等が印象に残っている。

マンデルは、この「いそしぎ」の主題歌でのアカデミー賞受賞の他、「殺しの逢びき」の主題歌“A Time for Love”でも1966年度同賞の歌曲賞にノミネートされている。
(2001年5月)

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