ジェームズ・バーナード
  James Bernard

Date of Birth: 1925/9/20
Place of Birth: India
Date of Death: 2001/7/9
Mini Biography:
James Bernard was born in India, the son of a British army officer, but was moved to England as a small child for his health. He went to the same school (Wellington College) as Christopher Lee. During the war, he went into the code-breaking department of the British Royal Air Force. After the war, he attended the Royal College of Music, and later became Benjamin Britten's assistant. Falling into composing for BBC radio, it was a score for the play "The Duchess of Malfi" on the BBC that got him his Hammer gig. He had previously won an Oscar for Best Screen Story for "Seven Days to Noon", shared with his collaborator Paul Dehn. Together they also did a London stage play called "Virtue in Danger". In his latter years, he moved to Jamaica with Dehn and stayed there after his companion's death in 1976. While he was away in London, a close friend of his was murdered at his Jamaican home, that caused him to return to live in London. His final composition assignment was a BBC nature show entitled "Vampire Hunters" which was all about animals that drink blood.

 


ドラゴン vs 7人の吸血鬼 THE LEGEND OF THE 7 GOLDEN VAMPIRES

作曲:ジェームズ・バーナード
Composed by JAMES BERNARD

指揮:フィリップ・マーテル
Conducted by PHILIP MARTEL

(米Buysoundtrax / BSXCD 8869)

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1974年製作のイギリス=香港合作映画(アメリカ公開題名は「THE SEVEN BROTHERS MEET DRACULA」/中国公開題名は「七屍金」)。監督は「ノックは無用」(1952)「SOSタイタニック/忘れえぬ夜」(1958)「宇宙船02」(1969)「(未公開)血のエクソシズム/ドラキュラの復活」(1970)「(未公開)バンパイア・ラヴァーズ」(1971)「(未公開)ジキル博士とハイド嬢」(1971)「(未公開)アサイラム・狂人病棟」(1972)「(未公開)墓場にて/魔界への招待・そこは地獄の始発駅」(1973)等のロイ・ウォード・ベイカー。出演はピーター・クッシング、デヴィッド・チャン、ジュリー・エーゲ、ロビン・ステュワート、シー・ズー、ジョン・フォーブス=ロバートソン、ロバート・ハンナ、チャン・シェン、ジェームズ・マ、チャ・ユン・リュー、ハク・オン・ファン、ティエン・ラン・チェン、ハン・チェン・ワン他。脚本はドン・ホートン。撮影はロイ・フォードとジョン・ウィルコックス。英ハマー・フィルム・プロダクションによる「吸血鬼ドラキュラ」(1957)「吸血鬼ドラキュラの花嫁」(1960)「凶人ドラキュラ」(1965)「帰って来たドラキュラ」(1968)「ドラキュラ血の味」(1969)「(未公開)血のエクソシズム/ドラキュラの復活」(1970)「ドラキュラ'72」(1971)「新ドラキュラ/悪魔の儀式」(1972)に続く“ドラキュラ”シリーズの第9作で、これが最終作。19世紀後半の中国に舞台を移し、香港のショウ・ブラザースとの合作によりホラーとカンフー・アクションの融合を狙った作品。講義のために息子のレイランド(ステュワート)を連れて中国を訪れたローレンス・ヴァン・ヘルシング教授(クッシング)は、カンフー使いの兄弟から助けを求められ、ドラキュラ伯爵(フォーブス=ロバートソン)率いる7人の吸血鬼たちに支配された村から村人たちを救う……。吸血鬼の手下のゾンビ群団とのカンフー・バトルは、後の「霊幻道士」等の香港カンフー・ホラーに影響を与えたとも考えられるが、作品の質的には「B級とB級を足してもA級にはならない」ことを証明している怪作で、ヴァン・ヘルシング教授役のピーター・クッシングの気品のある演技により救われている。

音楽は、ハマーの常連作曲家ジェームズ・バーナード(1925〜2001)。「Who Dares to Disturb」は、静かなで穏やかなイントロからオリエンタルな主題、不吉なドラキュラの主題へと展開するが、これは1作目の「吸血鬼ドラキュラ」から続く有名な主題。「Dracula's Metamorphosis」は、ドラキュラの主題を織り込んだホラー音楽で、後半はオリエンタルな主題へ。「Temple of Evil」は、 ダイナミックでサスペンスフルなホラー音楽。「The Hunt of Death」も、サスペンス調。「Introducing Vanessa Buren」は、オリエンタルでジェントルなタッチのヴァネッサ(エーゲ)の主題。「Ambush」「The Siege Begins」「The Battle Rages」は、ダイナミックなサスペンス・アクション音楽の連続で、聴き応えあり。「End Credits」は、ドラキュラの主題によるエンドクレジット。「The Seven Brothers Meet」は、ダークなホラー音楽。「The Call of the Undead」は、ゴングの連打。ここまでが映画のオリジナル・スコアで、全篇がほとんど途切れなく続く。ジェームズ・バーナードの個性が強く出たダイナミックでサスペンスフルなホラー音楽で、正に名人芸。

これ以降は、1974年に英Warner Bros.レーベルからリリースされたLPアルバムの内容をそのまま収録したもので、これはピーター・クッシングのナレーションによる映画のストーリーにバーナードのスコアと効果音を加えた「ストーリー・アルバム」。同じ年に英EMIレーベルからリリースされた「Hammer Presents DRACULA with CHRISTOPHER LEE」(クリストファー・リーのナレーションによる「吸血鬼ドラキュラ」のストーリー・アルバム)に続く同趣向のLPで、クッシングはこの後「フランケンシュタイン」のナレーションも録音したが、アルバムのリリースには至らなかったという(ファンとしては是非聴いてみたいが)。冒頭と中間と最後で「Legend of Ancient China」というオリエンタルなタッチのマーチ風の主題が繰り返されるが、映画のスコアとは異なる主題で違和感がある。また、冒頭の「Prologue」と最後の「Epilogue」は、クレジットのない別のナレーターによるもの。クッシングによるストーリーは、「The 7 Golden Vampires」「The Chinese Embassy Party」「Street Fight / Martial Arts」「Preparation for the Trek」「The Lovers」「The Vampires Attack」「Romance Blossoms」「Destruction of the Vampires」「The Lovers' Death」「Dracula's Disintegration」と続くが、彼のナレーションは実にエレガントで格調高く、素晴らしい。これが初CD化されただけでも大いに価値がある。1000枚限定プレス。

ジェームズ・バーナードが手がけた作品には「原子人間(The Creeping Unknown, aka The Quatermass Xperiment)」(1955)「(未公開)海に消えた恋(Pacific Destiny)」(1956)「(未公開)The Door in the Wall」(1956)「怪獣ウラン(X: The Unknown)」(1956)「フランケンシュタインの逆襲(The Curse of Frankenstein)」(1957)「(未公開)宇宙からの侵略生物(Enemy from Space, aka Quatermass 2)」(1957)「(未公開)Across the Bridge」(1957)「反抗の渦(Windom's Way)」(1957)「(未公開)The Immortal Land」(1958)「吸血鬼ドラキュラ(Dracula 1958, aka Horror of Dracula)」(1958)「情欲の魔境(Elephant Gun, aka Nor the Moon by Night)」(1958)「(未公開)バスカヴィル家の犬(The Hound of the Baskervilles)」(1959)「ボンベイの虐殺団/陰母神カーリ(The Stranglers of Bombay)」(1960)「(未公開)Terror of the Hatchet Men」(1961)「(未公開)These Are the Damned」(1963)「吸血鬼の接吻(The Kiss of the Vampire)」(1963)「妖女ゴーゴン(The Gorgon)」(1964)「(未公開)The Secret of Blood Island」(1964)「炎の女(She)」(1965)「凶人ドラキュラ(Dracula: Prince of Darkness)」(1966)「吸血ゾンビ(The Plague of the Zombies)」(1966)「フランケンシュタイン死美人の復讐(Frankenstein Created Woman)」(1967)「残酷の沼(Torture Garden)」(1967)「(未公開)悪魔の花嫁(The Devil's Bride, aka The Devil Rides Out)」(1968)「帰って来たドラキュラ(Dracula Has Risen from the Grave)」(1968)「フランケンシュタイン 恐怖の生体実験(Frankenstein Must Be Destroyed)」(1969)「ドラキュラ血の味(Taste the Blood of Dracula)」(1970)「(未公開)血のエクソシズム/ドラキュラの復活(Scars of Dracula)」(1970)「(未公開)フランケンシュタインと地獄の怪物(Frankenstein and the Monster from Hell)」(1974)「ドラゴン vs 7人の吸血鬼(The Seven Brothers Meet Dracula, aka The Legend of the 7 Golden Vampires)」(1974)「(TV)悪魔の異形(Hammer House of Horror - Witching Time, - The House That Bled to Death)」(1980)「(未公開)或る殺意(Murder Elite)」(1985)「(未公開/TV)Peter Cushing: A One-Way Ticket to Hollywood」(1989)「(TV)ハマー ホラー&SF映画大全(Flesh and Blood: The Hammer Heritage of Horror)」(1994)「(未公開)吸血鬼ノスフェラトゥ(Nosferatu, aka Nosferatu, eine Symphonie des Grauens)」(1922/1997年のリバイバル上映時のスコア)「(未公開/TV)Universal Horror」(1998)「(未公開)Green Fingers」(2000)「(未公開/TV)Nigel Marven's Bloodsuckers」(2000)がある。
(2010年7月)

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