Date of Birth: 1928/11/10
Place of Birth: Roma, Italy
Mini Biography:
Morricone studied trumpet (under Umberto Semproni) and composition (under Carlo Giorgio Garofalo, Antonio Ferdinandi and Goffredo Petrassi) at the Conservatory of Santa Cecilia, before becoming a professional writer of music for radio, television and the stage as well as the concert hall. During the 50s he wrote songs and arrangements for popular vocalist Gianni Morandi and he later arranged Paul Anka's Italian hit "Ogni Volta"(1964). His first film score was for "Il Federale" by Luciano Salce in 1961, and since then, he has composed music for over 350 films. During the early part of his career, Morricone occasionally adopted westernised pseudonyms such as Dan Savio and Leo Nichols, and it was while using the 'Savio' name that he first recieved international acclaim when a classmate of his, fledgling director Sergio Leone, asked him to score his film "Per un pugno di dollari" ("A Fistful of Dollars").
作曲・指揮:エンニオ・モリコーネ
Composed and Conducted by ENNIO MORRICONE
1988年製作のサスペンス映画。監督は「チャイナタウン」等のロマン・ポランスキー。ハリソン・フォード扮するアメリカ人の医師が、出張先のフランス(パリ)で同行していた妻を何者かに誘拐され、事件に巻き込まれる、というヒッチコック風スリラー。共演はエマニュエル・セイナー、ベティ・バックリー、ジョン・マホーニー他。フランス語が理解できない主人公が、意志の疎通に苦労するあたりは、古いイギリスのサスペンス映画「絶壁の彼方に」(シドニー・ギリアット監督)を思わせる。なかなか良く出来たスリラー映画だったが、見終った後の印象は薄い。ポランスキーの演出にはヒッチコック映画に見られるようなユーモアが決定的に欠如している。
音楽を担当したエンニオ・モリコーネは、人気・実力ともにトップクラスのイタリア人作曲家で日本にも彼のファンは多い。凄い多作家で、サントラ・アルバムも既に廃盤のLP等を含めればそれこそ何百枚もあるが、それでも全部集めている執念の鬼のようなコレクターがいる。マカロニ・ウエスタンの音楽をはじめ、パゾリーニやベルトルッチ等多くの監督とコンビを組んでおり、前衛的なスコアからクラシック系のしっとりとした美しい音楽まで多様な作品をこなす。どの曲にも「モリコーネ節」とでも言うべき独特の雰囲気 があり、その発想の特異性と芸術性はまさに天才的である。
ここでのモリコーネの音楽は、冒頭のタイトルバックに流れるメインテーマがハードボイルドなサスペンス・タッチで実にいい雰囲気。かつての「シシリアン」等のフランス犯罪映画に彼が付けた音楽に通ずるスタイリッシュなスコアであり、モノトーンで無機的になりがちなポランスキーの演出に、カラフルな味付けを加えている。
作曲・指揮:エンニオ・モリコーネ
Composed and Conducted by ENNIO MORRICONE
演奏:ウニオーネ・ムジチスティ・ディ・ローマ
Performed by UNIONE MUSICISTI DI ROMA
(伊Mercury / 848553-2)
1991年製作のイタリア製TV映画の音楽(日本未公開)。ルトガー・ハウアー、オマー・シャリフ、エリオット・グールド、キャロル・アルト等が出演。監督はマカロニ・ウエスタン等で知られるドゥッチョ・テッサリ。映画自体は未見なので、内容は不明だが、題名やスティルから想像するに、砂漠を舞台にしたラブ・ストーリーとスペクタクルを合わせたような作品のようである。
エンニオ・モリコーネの音楽は、こういったスケールの大きいスペクタクル作品に彼が書くスコアのベスト・パターンであり、実に素晴らしい。トレニーノ・デッレ・アンデの演奏によるパン・フルートのソロで静かに始まり、ピーナ・マグリのソロ・ヴォーカルにフル・オーケストラが重なって、美しく雄大なメイン・フレーズへと発展してく。まるで目の前に砂漠の神秘的な映像が広がっていくようで、心を洗われるような深遠なスコア。
| ザ・シークレット・サービス IN THE LINE OF FIRE 作曲・指揮:エンニオ・モリコーネ 演奏:ウニオーネ・ムジチスティ・ディ・ローマ |
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クリント・イーストウッドが大統領を護衛するシークレット・サービスを演じる。監督は「Uボート」「プラスティック・ナイトメア/仮面の情事」等のドイツ人、ヴォルフガング・ペーターゼンで、音楽はイタリアのエンニオ・モリコーネと国際色豊かなスタッフであるが、モリコーネといえば、何を隠そうイーストウッドの出世作となったセルジオ・レオーネ監督のスパゲッティ・ウエスタン3部作である「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン」の音楽を担当して一躍有名になった人物であり、今回の作品はこの2人の久々の顔合わせとなった。
モリコーネは、「ミッション」や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」「アンタッチャブル」といったハリウッドのメジャー作品を手がけるようになって、アメリカや日本でも人気が再燃したが、作風が若干フラットになったような気もする。それでも強烈な個性ははっきりと出ていて、この「ザ・シークレット・サービス」でも冒頭の曲から独特のモリコーネ節を聞かせている。かつてイヴ・モンタンやリノ・ヴァンチュラ主演のフランス犯罪映画の音楽をよく書いていたが、その頃のタッチを思い出させる渋い雰囲気で、地味ながらいつものモリコーネのスタンダードには達している佳作だと思う(但しこの人の実力はもっと凄い)。
(1993年8月)
| ウルフ WOLF 作曲・指揮: エンニオ・モリコーネComposed and Conducted by ENNIO MORRICONE (米Columbia / CK 64231) |
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コッポラがドラキュラを、ケネス・ブラナーがフランケンシュタインを蘇らせたように、ハリウッドのメジャー・スタジオがクラシック・ホラーのリメイクを多数製作したが、この作品ではジャック・ニコルソンが狼男を演じている。共演はミッシェル・ファイファー、ジェームズ・スペイダー、クリストファー・プラマー。監督が「卒業」や「ワーキング・ガール」等のマイク・ニコルズなので純粋なホラーというよりはラブストーリー的要素が強い。
エンニオ・モリコーネのスコアは彼としては標準的な作品だと思うが、全編を通してヨーロッパ的な(アメリカ映画だが)情感豊かなサウンドがこの作曲家らしい。ホラー音楽的な部分もあるが、美しい曲が多いので聴きやすいアルバムとなっている。
(1994年7月)
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