かぶせ釣りでコブダイを狙う1

かぶせ釣りをバイキング筏44で楽しむ

印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

サイト更新日 2017-06-24

発信地:広島県 広島市  since 2004/5/11 ©K.Hosohara

かぶせ釣りでコブダイを狙う 1

コブダイは年中釣れます。乗っ込みの5月~7月は食いが活発で特に良く釣れます。釣りができる程度の水深さえあれば、時間帯や潮時はあまり関係ない釣り場が多いようです。

ポイントを絞る

チヌと比べてコブダイはあまり場所を選びません(広島県、山口県東部の場合)。大抵どの波止にも居付いています。浅くても足元の海底が見えない深さがあれば十分です。ただし、夏場は餌取りが多い釣り場だと厳しいかも。フカセ釣りやサビキの人が少ないポイントを探しましょう。

041003.jpg

潮の動きが悪くても釣れる

あまり潮が動かない場所、例えば波止の内側などでも釣れます。ただし、コブダイがヒットした後のやり取りのことを考えると、船や係留ロープなどの障害物が近くにある場所は避けた方が無難です。また、ポイントによっては、捨て石が荒くて根掛かりが連発することがあります。そのような場所はコブダイがよく居付いていますが、かぶせ釣りをするには効率が悪いので、場所替えした方が得策でしょう。

完全な砂地にはいない 

波止本体の構造面で見ると、ケーソンの下が抜けているワーロック式の場合は、その中に逃げ込まれる可能性が高く、難易度の高い釣り場といえます。同様の理由で、桟橋もランディングが非常に困難です。一方、海底一面が砂地になっている場所に浮かぶ桟橋や筏にはコブダイがいません。

竿下を狙う

波止では、竿下の捨て石の上を釣ります。沖に瀬があれば遠投でもヒットしますが、沖の海底で掛けたコブダイを寄せる途中で走られ、捨て石のかけ上がりでラインが根ずれして、バラす可能性が高まります。コブダイをかぶせ釣りで釣るなら「真下で食わせて、急速に真上へ最短で引き上げる」というのが基本です。実際にはシナリオ通りにいかないことが多いですが。

コブダイを釣るタックル

 竿

コブダイは重量があって力が強いので、やり取りを考慮すると、筏竿ではなく、バット部分が強靭なズボ釣り用の竿が使いやすいかもしれません。ですが、それ以上の頑丈な竿を使ったのでは、もはやかぶせ釣りとは別の釣りになってしまいます。殻付きカキを餌に使いさえすればかぶせ釣り、というわけではないと思います。上手く扱えば、筏竿でも応戦可能です。ずいぶん昔の話で恐縮ですが、筆者は1.65mの筏竿で80cmのコブダイを釣ったことがあります。もちろん掛けた際のロッドコントロールは、バットで溜める普通の釣りとは全く別物です。

筆者のお薦めはこれ3種類の長さいずれも長年使っていますが、バットの強靭さは折り紙付きです。筏竿に比べると穂先は太いですが、繊細な当たりも捉えることができます。ガイドも本格的で、筏竿やヘチ竿のようなプアなミニクロガイドではありません。最長寸の2.7は元竿が長くて携行に不便ですが、バットの張りとその長さは、難易度の高いポイントで、魚を強引に寄せるための最終兵器と言えます。一方、2.1は機動性に優れて扱いやすく、障害物が少ない平易なポイントでは重宝します。2本そろえるなら2.1と2.7、1本ですべて賄うなら2.4でしょう。ネット通販や量販店の安売りで、1万円弱で手に入ります。

リールとライン

リールは筏用片軸で、ナイロンまたはフロロカーボン4号または5号を鈎に直結します。80cmクラスを狙うのなら5号が無難です。スプールの許容量限界まで新品のラインをストックしておくことと、できれば同様にラインを巻いたスペアスプールも用意しましょう。

鈎は、チヌ鈎を使うなら、サイズの選択は基本通り餌の大きさに合わせますが、できれば5~6号が使いたいところです。ただ、チヌ鈎は軸が細いので、超大型とのやり取りでは不安があります。

かぶせ釣りでコブダイを狙う場合は、伊勢尼や鯛鈎系がよく使われますが、筆者のオススメは「がまかつヒラメ鈎」の5~8号です。基本シルエットはチヌ鈎と同じで、たとえばチヌ鈎6号とヒラメ鈎6号は長軸の長さやフトコロのカーブの形状はよく似ています。チヌ鈎に比べて、軸が太くなっていることと、
鈎先がネムリ構造になっているのが特徴です。ネムリ鈎なので、外道で(!?)イシダイがヒットした際は、口の中の堅いところを避けて口角へ地獄掛かりしやすく、確実な鈎掛かりが期待できます。もちろん、コブダイにも非常に有効です。

がまかつチヌ鈎b.gifがまかつヒラメ鈎b.jpg

    左:チヌ鈎   右:がまかつヒラメ鈎

aIMGP0503.JPG

ただし、これはがまかつのヒラメ鈎に限ります。他社のヒラメ鈎は形もサイズも全く異なるものです(がまかつにも別タイプのヒラメ用鈎があるのでご注意)。

ケブラー素材

鈎とラインはそのまま結んでもよいのですが、できればケプラー素材(芯入りストロー構造のノット系)で補強したいものです。ケプラーノットは、根ずれや噛み切り防止効果を狙うものではありません。ラインと鈎の結束強度アップを図るためのものです。インストロンでの引っ張り強度試験では、ケプラーノットでのライン結束は、全く結束していないラインを引っ張った時の強度の90%以上の性能を叩きだしています。通常のライン同士の結束では、引っ張り強度が50%くらいまで落ちますので、その効果は歴然です。

ケブラー素材を介在させても魚の食いが落ちることはありません。結束には事前の作業が必要ですので、是非、ケプラーノットと鈎の接続をマスターしてください。ラインが4号または5号のときは、ケプラーノットの6号を用いますが、予算が許せば、上級グレードの「ノットⅡ」や「ザイロンノット」が強度としなやかさの点で理想です。

餌のカキは大きめのものが用意できれば、大きな鈎が使えるので扱いやすいでしょう。逆に餌が小さいと、大型コブダイは殻ごとラクラクと飲み込んでしまいます。飲み込まれると、喉の奥にある独特の臼歯でラインを噛み切られてしまいます。
撒き餌はそれほど重要ではありません。打ち返しの回数を増やせば、撒き餌を全くしなくてもコブダイは寄ってきます。

トップページへ戻る

1 2