かぶせ釣りなら筏用片軸リールです

かぶせ釣りをバイキング筏44で楽しむ

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サイト更新日 2017-02-19

発信地:広島県 広島市  since 2004/5/11 ©K.Hosohara

かぶせ釣りなら 筏用片軸リール

かぶせ釣りになぜ
筏用片軸リールを使うのか?

筏で片軸リールの人気が上昇

近年、筏でダンゴ釣りをする人は、たいてい筏用片軸リールを使っています。それは圧倒的に使いやすいからです。カキより重たいダンゴを使うダンゴ釣りですら、片軸リールが圧倒的に支持されていますから、かぶせ釣りで片軸リールが便利であるのは自明の理ですが、敢えてその理由をつまびらかにすると、それはテンションフォールが可能で、着底の瞬間がわかるからです。

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photo : kussin様

下向きガイドはロスが少ない

筆者が竿のかぶせ釣りを始めた最初の一年は、イカダ用両軸リール(旧型チヌジャッカー)を使っていました。使っているうちに、カキの自重でラインが出ていかないことにだんだんと不満が募り、ラインの放出性能を向上させたいと思うようになりました。その時に注目したのは、「ガイドの向き」です。ガイドが下向」なら、ラインの“ガイドに対するフリクション”や“竿へのベタツキ”などが軽減できるだろうと単純に考え、下向きのリールを探しているうちに、バイキングST‐44(「バイキング筏44」の前駆モデル)という筏用片軸リールにめぐり会いました。

スピニングを使わない理由 

今もそうですが、その当時も筆者は(たとえ下向きのリールとはいっても)スピニングリールには食指を動かしませんでした。まず基本的に、イカダ竿をはじめとするかぶせ釣りに使われる竿はどれもみな、両軸や片軸のリールを装着することを前提に

ガイド(特に元ガイド)の形状と設置場所を決めてあるからです。

ビジュアル的にも、筏竿とスピニングの組み合わせはアンバランスでスマートとは言い難いですね。また、ラインの出し入れにおいて繊細な調整が効かず、煩雑で使いづらいからです。餌を投入する際もフリーフォールしかできないため、カキが着底した瞬間を捉えられません。

例外

とはいえ、稀に筆者もスピニングを使うことがあります。それは、カキ以外の貝を餌に使う場合や、太いラインで超遠投を必要とする時など、特殊な事情がある場合に限られます。その際、スピニングと相性の悪い筏竿ではなく、別のタイプの竿を組み合わせます。

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スーパースクエア・ズボ釣り2.1(ニッシン) 
プレイソLB3000(ダイワ)

竿で投げる釣りがスピニング

スピニングリールは、竿の反発力でオモリ、ウキ、ルアーなどを飛ばす動作に合わせて特化したリールです。すなわち、キャスティング性能の向上のために、本来リールが具有していなければならないその他の重要な機能の多くをスポイルした特異なリールなのです。

竿の性能をフルに生かして遠投する「投げ釣り」や「磯釣り」などには、欠かせないリールですが、逆に、かぶせ釣りのように、竿の反発力で投げることを全く必要としない釣りにおいては、敢えて登用する合理的な理由が見当たりません。

テンション・フォールが楽しい

筆者がこのサイトで最も主張したいこと=「ラインテンションを掛けながら(=カキの重みを感じ取りながら)カキを落下させること」は、バイキング筏44をはじめとする筏用片軸リールしか実現できません。バイキング筏44は廉価モデルなので、テンションフォール時の回転はあまりスムースではありませんが、ボールベアリングを装用し、軽量化されたボディを持つ、極50やセイハコウ、黒鯛工房のリールを使うと、その驚異の回転性能に賞賛の声を挙げざるを得ません。

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photo : kussin様

ラインテンションを掛けながらカキを下ろすことは、感度アップを意味します。具体的には、落下途中に魚がカキをつつくのが察知できますし、着底した瞬間を捉えることができます。通常、「感度」という言葉は釣り具において、竿の穂先や、ライン、ウキなどの評価基準として用いられる単語ですが、筏用片軸リールは“感度の良いリール”だと言えます。もし、テンションをかけずにカキを落下させれば、それは単なる殻付きカキのブッコミ釣りとなり、味気ない釣りとなるでしょう。逆に、テンション・フォールを体感したら、かぶせ釣りが如何に楽しい釣りであるか、ということをしみじみと実感できると思います。

カキのテンション・フォールは、竿を使うかぶせ釣りの醍醐味のひとつだと称しても過言ではありません。ぜひ、筏用片軸リールでかぶせ釣りを堪能してください。