夢見なサイキック!

(水上航/講談社コミックスなかよし・全3巻)

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Story

北海道から東京・鳳凰聖学園馬術部にスカウトされてきた中学二年生・六匠(りくしょう)みことは、転校初日、馬術部の馬たちが暴走する事件に遭遇、ひと声でみごとにそれを鎮めてみせる。
事件を防ぐため厩舎に泊まり込んだみことはそこで、学園を荒らす「鬼」に対抗する勢力で、五感それぞれに秀でた能力を持つ者の集団「守護神」と出会い、自身が「第六感」という能力を持つ能力者であると知らされる。
リーダー・次晴にさそわれるままに、守護神のメンバーとなったみことだが、彼女が気になるのはメンバーの中でひとり、みことに冷たい態度をとり続ける坂祝温夜(さかほぎ・はるや)のことだった・・・

Impression

おみごと、みこと!が合い言葉の(駄洒落かい)学園アドベンチャーです。
「なかよし」連載開始当初から、ショートカットでつぶらな瞳で元気でみにまむなみことちゃんが気になっていたんですが、こーやってコミックスでまとめて読むと、いやぁ、萌え萌えですねぇ(笑)。
みにまむちゃんだから、見下ろす構図が多い、事件が続発するから振り向いたポーズが多い、そんなシーンのひとつひとつに、「うっほーい」と踊りながら飛び跳ねたくなる、ハートダイレクトなかっわいい中学二年生。だぶだぶの制服がずばりと萌え中枢に効いてきますね。
ストレートで明るい感じのストーリーもみことちゃんのかわいらしさを鮮やかに引き出してくれる感じでGood。みことちゃんの魅力にトリコになったままラストページまで突っ走れる、うきうきわくわくの学園アドベンチャーです。

Mikoto Rikushou

みにまむでめんこい!六匠みことちゃん。
ふさふさのショートカットが似合う、元気系ヒロインです。個人的にはひさびさにごろごろのたうち回りたくなるほどにかあいいヒロインに出会ったなー、という感じで、激推なのですよ。
とにかくおっきくてきらきらの瞳が印象的な女のコ。振り向き萌えという怪しげな属性を持つ私ですが、みことちゃんの振り向き顔というのはほんと、破壊力バツグンでいい感じ。細い眉にまるい瞳、豊かな髪が三位一体の魅力を提供してくれて、いやぁ、これだけで天国へ旅立てそうな破壊力を提供してくれるのです。
もちろん性格も◎。ちょっと朴訥な感じで、素直で、献身的で、いつも一生懸命で。そんな真剣な気持ちが彼女の特殊能力である自然と会話できる「第六感」をうまく引き出してくれてるんでしょうね。
少女マンガのヒロインらしい、ストレートな性格がかわいいですね。

Charactor

さて。坂祝温夜少年は無視しときまして(いいのか?)。
まずピックアップするのはウェーブヘアが大人っぽい香芝円さん。派手さはないけど個性がある、少女マンガ定番系のキャラクターですね。みことちゃんのお姉さん役にして、みことちゃんと温夜の間をとりもってんだか引っかき回してんだかよくわかんないけど、とにかくいろいろちょっかいを出してくれる役どころ。「夢見−」第三の主役と言ってもいいほど、目立ってます。
もひとり、生徒会長にして「守護神」のリーダー、只見次晴。奇妙なノリのよさがあって、なかなかいい味だしてますね。「みにまむでめんこい!」なんつって、みことちゃんに抱きつくあたりは共感するやらうらやましいやら(笑)。しかし、能力は「視覚」ってことだけど、ただの覗き好きなにーちゃんという気がするのは私だけでしょうか・・・

Guide

ストーリーやシチュエーションはシンプルでオーソドックス。キャラクターを楽しむ、セリフ回しや画面作りのセンスを楽しむ、そういうプラスアルファの部分で楽しむ必要があるかな、という気がします。中級者向けかも。
ちょっとノベル的な作品で、シンプルながら要所要所がきちっとしてるので、何度も読み返すことに耐えられる作品。最初はみことちゃんに萌え萌えして、そのあとでじっくり読み返してストーリーを楽しみたいですね。

2001.10