獅子の尻尾

 猫科の野獣も親子の情は深い、ライオンは寝そべりまどろみ乍も尻尾を動かし、吾が子を遊ばせるので有る。子供が尻尾に噛み付いたり、背中に載ったりしても怒ったいはしない。誠に微笑ましい限りでも有る。童話の世界で有り、メルヘンの世界で有り。ポエムで有り、ディズニーの映画の様でも有る。
 しかし、人が真似て獅子の尻尾を掴むと前足の一撃を喰らう事は必至で有る。吾が子と人では違うので有る。猫とて同じで有る。可愛がって居る、愛猫でも尻尾を掴まれると爪を立てる。
 犬は尻尾を振って飼い主に諂うが、猫もおおちゃくで有る。度々名前を呼ぶと面倒臭く成るのか尻尾で返事をするので有る。尻尾を持たぬ人には判らぬ感覚では有るが、樹上で生活をする小動物にとって尻尾は重要でも有る。落ちな無い様に、バランスを取る機能でも有る。落ちた時にも、足から先に地面に着く為にも尻尾は重要な役割を担って居る。尻尾を膨らませると、落ちた時の衝撃も少ないのか。しかし尻尾は足の様には強力には動か無いので、掴められると自由が利かなく成る為か、特に触られるのを嫌うので有る。背中が掻きたくても掻けぬ大型の四脚の野獣にとって尻尾は重要な存在で有る。象の鼻の様に自由自在には動か無いが、大切なので有る。大切な丈に致命傷にも成る、トカゲの様に簡単に切る訳に行か無いので有る。人は進化の過程で尻尾を失ったが、手が自由に動く様に成り、背中も掻けるので有る。蝿も追えるので有る。尻尾を巻いて逃げると言う言葉も有る。日本ではピンと尻尾を立てる犬が好まれる様で有る。見っとも無い話でも有る。日本の国民性か。人の好みで犬の喧嘩で尻尾を噛まれて戦力が落ちるのを避けてか、最初から尻尾を切ったりもするので有る。
 歴史上、眠れる獅子の尻尾を踏み衝けて、眠れる獅子を起こした事件が有る。真珠湾奇襲攻撃をした旧日本軍が眠れる獅子のアメリカを起こしてしまったので有る。戦争は軍人様の仕事と多くの国民が信じ切って居た時代の話でも有る。戦艦を沈めれば戦争に勝てると思って居った人も多い。巨費を投じて巨大な浮沈戦艦を作って居ったので有る。飛行機の発達で巨砲を備えた戦艦より空母が重要に成ったので有る。眠れる獅子を起こしてしまったばかりに、歴史上経験の無かった、空爆を経験をしたので有る。原子爆弾が二つも人の住んで居る都会の真上で投下され途中で炸裂したので有る。尻尾を踏んだばっかりに余りにも大きい代償を支払ったので有る。
 巨大な力を持って居た、ソ連連邦が崩壊し、小振りなロシアに成ったので有る。アメリカの脅威と成る国が無く成ったので有る。アメリカを諌める国が無く成ったので有る。アメリカはイラクが大量破壊兵器を隠し持って居ると疑い、尻尾を掴もうと戦争を始めたので有る。未だに大量破壊兵器は見付から居無いフセイン大統領は大量破壊兵器を隠し持って居たと言う罪状で無く、別の内政的な事件で裁判に掛けて判決後直ぐに絞首刑に処された。どの法律で裁かれたのか疑問でも有る。人の心に潜む魔性を見る思いがする。日本も湯水の様に血税を垂れ流しても、諸外国の評価は余りに低い、戦闘服の自衛隊は外国からは軍隊にしか見え無い。好戦国と思われてしまって居るので有る。
 日本国憲法を改定しようと言う目論見も有る。勿論改定の中には改悪も含まれる。戦争する為とは誰も言わぬが、自由に海外に派兵出来る様にするのが狙いでも有る。日本は戦後60年間一度も戦争はしなかったが、其の間にアメリカが関与した戦争や紛争は数え切れ無い。憲法を改悪すれば日本も戦争に巻き込まれる可能性が出て来る。海外で戦死者が多数出れば自衛隊に入る若者も減る、徴兵制度を言い出す政治家も出て来る。その為に国民投票法や教育基本法も改悪しようとして居るので有る。
 現代は飽食の時代でも有る。飢餓と空腹を混同して居る人も居る。空腹なら食事を摂れば空腹感は消えるが飢餓に陥れば食べても空腹感は消え無い、ひもじいさは容易には消え無いので有る。戦争に巻き込まれれば食料難の時代の再来でも有る。マスコミも少数政党の意見等余り取り上げ無い、尻尾程にしか思って居無いのか。
 宗教戦争は今でも有るので有る。回教を信じる人の自爆テロが後を絶た無い。日本で爆弾テロが起きて居無のは、仏教国の為か。無信仰な人が多い為か。キリスト教は禁欲的でも有るが、過去の魔女裁判の様に、暴走する事も有る。宗教間の双方の対立も有る。間に立てるのは仏教徒の多い日本で有る筈が、橋渡しをしようとする政治家も少ない。教会で結婚式を挙げ、クリスマスを祝ってもどれ丈の人がキリスト教を理解して居るので有ろうか。まして回教と成ると理解出来無い人も多い。無宗教だと言い乍、葬式は仏式で、結婚式は神式で行うので有る。元旦には初詣に行き賽銭をあげるので有る。大企業のビルの屋上に祠が在ったりもする。歳初めに御参りしたりもする。其の企業が社員のリストラを推進します。トカゲの尻尾切りの様でも在る。
 コンピュータグラフィックスの進歩で奇妙なフラクタルの模様も描ける。尻尾の様な部分も拡大すると元の図形に成る、部分と全体が相似形を成す不可思議な図形で有る。生物の構造に似た模様も造れる。簡単な数値の変更で奇妙に図形が変化する抽象画の様な世界でも有る。宇宙の階層構造にも通じるのかフラクタルに興味を抱く人も多い。量子力学と宇宙論が関連が有るので有る。顕微鏡で細胞を見ると更に複雑な構造が現れるので有る。生物にとって尻尾は重要で有る。子宮内での発生の過程で一時的に尻尾の様な物も出来居る。進化の過程を再現して成長する為でも有る。
 孔雀の尾羽は真に見事で有る。しかし空を飛ぶには邪魔な筈。天敵の居無い、緑の楽園で在ればの話で有る。金魚の優雅な尾鰭も泳ぐには不便な筈、金魚鉢の中丈の安全な世界でも有る。猫の嫌いな水の中に住んで居乍ら、猫の爪の餌食と成る。人の想いで作物が改良され、家畜が交配される。人為的に尻尾の無いペットが売られて居たりもする。最近では日本古来の犬らしい犬が少なく成った。外国種の大量輸入のせいでも有る。真っ黒な毛並みの精悍な眼差しの犬も少なく成った。
 かって中国が眠れる獅子の時代も有った。国土が広大で人口も多い為で有る。世界に脅威を与える力を潜ませて居る。ニュースのインタビュうで日本の若者は真ともに答え無いが、中国の若者は自分の信念をキッチリと主張して居る。人口が多い丈に数学のオリンピックの試験にも凄い成績を出す学生の輩出も多い。中国は大陸的な大らかさが有る、他所の子供が大事な壺を壊しても子供のした事として許したりもする。日本ではクレーム魔が捕まった。食品に毛が入って居た、虫が入って居たと嘘を吐いてメーカーを脅して居たので有る。卑劣な世界で有る。蕎麦を挽く石臼も目立てをする必要が出て来ます。食品と薬の錠剤の異物の基準が違うのも可笑しな話で有る。飲んでしまえば一緒で有るのにで有る。問題は生物起因の異物で有る。石やプラスチックは良いので有る。問題は虫や体毛で有る。豚の毛の歯ブラシを誰一人汚いとは思わないが、他人の毛は汚いので有る。自分の毛は汚いとは思わ無いので有る。他人の毛が汚いと思うのは毛に黴菌が付いて居る恐れが有る為でも有る。異物の毛を培養して病原菌が付いて居無い事を証明すれば良い事に成る筈だが。無責任な人が自主回収を勧めたりもする。したほうが良いと言う日本語はしなくても良いとも受け止めれるが、陰口を恐れて人はしたくも無い事をするので有る。する必要の無い場合も有る。猫はする必要の無い返事は尻尾を動かして間に合わせるので有る。町にロバを売りにきた親子が沿道の人の言う事を真ともに聞き、最後に大事なロバを川に捨ててしまう逸話が有る。人の言う事も程々に聞いて置くべきか。獅子の谷落としの逸話は余りに有名で有る。吾が子に試練を与える事も喩えでも有る。満更創り話では無い。小鳥も巣から落ちた雛を助けたりはしない、人が巣に戻すと何時もの様に育てるので有る。他の鳥の巣に自分の卵を産みつけて育てさせるおおちゃくな鳥も居てる。
 猫は人の膝の上でまどろみ、尻尾を僅かに動かし乍一体何を考えて居るので有ろうか。見果てぬ夢の事で有ろうか。




          2007−03−11−208−01−01−OSAKA



                     HOME
                  −−戻る 次へ++